キハ53-200番台用に窓ガラスの加工をしましたが、思わぬ事態が待ち受けていました。
ボディと同様に、2両分の窓ガラスを切り継いで作ります。
2枚の窓ガラスは、マスキングテープを縦に貼った位置(ほぼボディを接合した箇所)で切断してから、×印のないもの同士を継ぎ合わせます。上側に置いた窓ガラスで、マスキングテープを横二段に貼った窓は、ボディで窓を塞いだ箇所に相当するため、凸状になった窓部分を糸鋸で水平に削ぎ落して平滑に仕上げておきます。切断位置を決める際に留意したのは、接合時の強度を確保するため、接合(接着)面が出来るだけ広い箇所を選んでいます。
反対側の窓ガラスも同様に切り継ぎます。
窓ガラスの加工が終わりました。窓を削ぎ落した箇所は、裏面側の凹み部分に合わせて切り出した0.3mm厚のプラ板を嵌め込み接着することで、強度不足による破損を防止するようにしました。
窓ガラスを嵌め込み、下回りを組み付けてボディに無理なく固定できているか、勘合具合を確認しています。上手くいきました。
側面側から見ても問題ありません。
反対側も大丈夫です。
下回りを一旦外して、ライトレンズと遮光部を両運転台に組み込みます。
ヘッドライトレンズを装着してから、黒色の遮光パーツ、テールライトレンズの順に組付けます。
ヘッドライト用LEDの先端は、テールライト用LEDに比べて前に出ています。
下回りを装着する際には、遮光パーツと天井の間にある角形の隙間から遮光パーツのトンネル状になった四角い穴にヘッドライト用LEDを挿し込まねばならない構造になっています。
従って、下回りはボディに対して少し斜めの状態にして、スライドしながらヘッドライト用LEDを遮光パーツのトンネル穴に挿し込まねばなりません。
片側の運転台には嵌め込むことが出来ますが、反対側の運転台には斜めの向きを逆方向(現実には不可能)にしない限りヘッドライト用LEDが遮光パーツ下部に当たってしまい、下回りがボディに装着できない事態となりました。片運転台のキハ58(キハ28)のために考案された構造ですから、両運転台の点灯設備にそのまま適用できなくて当たり前で、検討不足でした。
両運転台の点灯設備にも適用できる解決策を思いつきましたが、検証も必要で一寸手間が掛かりそうですので、一旦ここまでで投稿することにします。(続く)
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