小田急5000形の5編成目となる5055Fが、2021年2月11日より営業運転を開始しました。
5055Fの営業運転開始によって5000形は合計50両となり、小田急線上で5000形を見かける機会がさらに増えそうです。

そして、新しい編成が走り始めるということは、置き換えられる編成があるということでもあります。

5000形の5055Fが営業運転を開始

車両メーカーの川崎重工業を出場し、2021年の初めに5055Fは甲種輸送されてきました。
小田急への到着後は試運転が行われていましたが、2021年2月11日より営業運転を開始、初日の運用はE71で、快速急行を中心として走ることとなりました。

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小田急への入線から営業運転開始までは約1ヶ月で、車体や床下はまだピカピカです。
5000形はこれで5編成目となり、かなり見かける頻度が増えてきました。

来年度以降の増備については詳細がまだ分かりませんが、さらに増えればあっという間に主力形式となりそうです。

5055Fの営業運転開始によって置き換えられる編成

5055Fが営業運転を開始するのと前後して、気になる動きがありました。
1000形の1053Fと8000形の8251Fがあまり運用に入らず、予備車のように扱われているのです。

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現時点では確定的な動きとはなっていないものの、1053Fにはホームドア用のQRコードが貼り付けられていないことから、他の編成への設置状況を考えると、先行きは思わしくありません。
4両で置き換えられる編成については、他の編成で重大な故障が起きるといったようなことがない限り、1053Fになると考えられます。

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予想がしやすい4両に対して、しにくいのが6両です。
廃車が予想されるのは、8000形の8251Fや1000形のワイドドア車ですが、どの編成が廃車になってもおかしくはありません。

現在のところ、最も検査期限が近いのは1000形の1752Fとなっており、最も検査期限に余裕があるのが8000形の8251Fです。
しかし、だからといって8251Fが長く走るのかというと、そう簡単な話でもありません。

ワイドドア車と違い、8251F自体はホームドアがある区間にも入ることができます。
しかし、8251FにもQRコードは貼られていないのです。
そもそも入ることができないワイドドア車に貼られないのは当然ですが、8251Fにも貼っていないということは何を意味しているのでしょうか。

次に廃車となる編成がワイドドア車だった場合には、8251Fの廃車がワイドドア車の後になるということでしょうし、そうでない場合は直流電動機の車両を早期に廃車したかったということになります。

おわりに

新しい車両が加わるということは、古い車両が消えることを意味しています。
5000形が増え続ける限り、小田急ファンは忙しくなりそうですね。