去年は日付ネタで211系を取り上げましたが、今回は真面目に今日は何の日ネタを書かせていただきます。
2月11日は意外と話題が多く、福塩線105系・相模鉄道20000系・水島臨海鉄道MRT300形のデビュー、都営地下鉄新宿線10-000形のラストランがありました。
では、どうぞご覧下さい。

【都営地下鉄10-000形】
2018年2月11日に、都営地下鉄10-000形最後の編成10-280編成の「さよなら運転」が行われました。
27年間で28本224両製造された都営地下鉄 新宿線10-000形は、歴史が古く開業前の1971年に、世界初となる地図式車内案内表示装置を採用し、全車電動車(モーター車)構成・セミステンレス車体の試作車4両が登場した事が発祥です。
(写真は3次車)
京王相模原線沿線民だった私には馴染み深い車両で、座席のクッション性や弾むコイル感が好きでした。
1978年から都営新宿線(岩本町~東大島)開業のために量産車の投入が開始され、その後は1997年登場の8次車まで、登場年度によって仕様の変更を繰り返しているほか、更新改造を行った編成などバリエーションが豊富でした(写真は7次車ラストラン)
最終増備となった280Fは1997年に製造された車両で、引退した10-000形は全て解体されました。
後継車両の10-300形導入によって置き換えられました。

【相模鉄道20000系】
2018年2月11日に、相模鉄道20000系が営業運転を開始しました。
20000系は、相模鉄道が2022年度下期に開業する予定の相鉄・東急直通線の車両として、『安全×安心×エレガント~目先のトレンドに左右されない「醸成するデザイン」~』をコンセプトに開発されました。
製造当初から相鉄の新デザインである「ヨコハマネイビーブルー」に塗られた車体は、複雑な形状の先頭部が特徴的なA-train規格のアルミニウム合金製で、東急目黒線(上写真)・都営地下鉄三田線方面の直通に対応するため、前面に貫通扉を設置し、相鉄の従来車両より車体幅を20cm程度縮小しています。
2019年11月30日にデビューした相鉄12000系(上写真)の増備が着々と進む中、20000系は第1編成が孤軍奮闘していましたが、2020年度内に10両編成6本導入、2021年度以降は8両編成9本導入する予定です。

【水島臨海鉄道MRT300形】
1995年2月11日に、岡山県倉敷市内を走る水島臨海鉄道のMRT300形が営業運転を開始しました。
MRT300形は、新潟鐵工所(現:新潟トランシス)のローカル線向け軽快気動車「NDCシリーズ」をベースに、6両が製造された水島臨海鉄道初のオリジナル気動車で、21m級大型車で、330PSのDMF13HZディーゼルエンジンを1両あたり1機搭載しています。
303~306は青色の車体に、ひまわりの絵がラッピングされた「ひまわり号」
MRT300形の登場で、主に国鉄から調達していた冷房の無い中古車両が多かった水島臨海鉄道のイメージを払拭しました。
倉敷の美観地区は2回訪問していますが何度行っても良い街並みですね
倉敷市が埼玉県民に馴染み深いCMとまさかのコラボを・・・
今月からテレビ埼玉で埼玉銘菓「十万石まんじゅう」(ふくさや)のCMをパロディにした、岡山市と倉敷市の観光CMが流れていて、久しぶりに水島臨海鉄道に乗りたいなと思う踏切の番人でした

【福塩線105系】
1981年2月11日に、広島県福山市の福山駅から広島県三次市の塩町駅を結ぶ、国鉄(現JR)福塩線(ふくえんせん)の105系が営業運転を開始しました。
チョコ色の旧型国電を置き換えるため登場した105系は、1981年の投入時から山吹色地に紺色帯の車体塗装で一新、2009年度から黄色の単色に順次変更されました。(上写真はリバイバル塗装車)
旧型国電(写真はクモハ40)
奈良電車区や広島運転所へ投入された105系とは異なり新製された3扉車で、今のところ置き換えの話は出ていません。
奈良・和歌山地区の105系は、国鉄時代に常磐緩行線で使用していた103系列を改造、227系1000番台による置き換えが進んでいます。
福塩線の105系も含めて、ならず者と言える“葬式鉄”に荒らされる前に早めの記録を
今日は、これらの車両に纏わる記念すべき日でした。
今日も皆様にとって素敵な1日となりますようにキラキラ
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

鉄道コム