昨日分です。
昨年9月から増備が続いている首都圏向けのキヤE195系。定尺キヤの方は前回の甲種輸送で23編成46両が出揃ったようで、今回は遂にロングレール輸送用のキヤE195系が尾久車両センターにやって来ました。
ロンキヤの甲種輸送は2017年10月31日から11月2日にかけて行われたLT-1編成の輸送(豊川→小牛田)以来、約3年ぶりのこととなります。今回も前回同様に3日間に分けての輸送となりました。まず2月7日に11両編成のうち8両(キヤE194-4~キヤE195-102)が豊川から西浜松へ、翌8日に残る3両(キヤE195-2~キヤE194-4)が同じく豊川から西浜松へ発送され、西浜松から11両編成で越谷貨物ターミナルへと輸送されています。
そして2月9日、いよいよ所属先の尾久車両センターへ向かいます。今回も撮影に出向いたのはこの区間。相変わらず晴れるとかなり撮影地が限られてしまうのですが、今回は光線がよさげで被りも大丈夫そうな越谷レイクタウンを選んでみました。
まずは前座の73レ。EF66のシャトル便もだいぶ見慣れてきた感があります。
9351レ EF65 2096+キヤE195系LT-2編成+ヨ8642+ヨ8450+ヨ8404 越谷レイクタウン
そして本題の甲種輸送。西浜松から田端までの区間はEF65 2096が先頭に立ちました。キヤ甲種は初登板です。そしてなにより後ろに連結されたLT-2編成、3年ぶりに見るピッカピカのロンキヤにただただ感動。国鉄特急色の機関車との相性も抜群です。
キヤE195-102には測定用のコンテナが2つ積載されています。定尺キヤは2両に1つずつコンテナを積載していましたが、ロンキヤの場合は1両に2つ載せるようです。
こちらはLT-1編成に積載されていたコンテナ…、というかプレハブ小屋。こちらの方がかなり立派な造りに見えますね。
で、最後尾にはもうすっかりおなじみになった3つのヨ。ロンキヤ甲種でもこの措置は続くようです。
さて、ここから終着の田端に先回り。
9391レ EF65 2096+キヤE195系LT-2編成 田端信
隅田川でヨヨヨを切り離し、機関車とロンキヤのみの編成になって着発1番に滑り込んできました。
で、南部機待へ移動。
DE10 1685が着発線へ向かっていきました。キヤ甲種の着後入換を牽くのはこれが2回目となります。
※入換 DE10 1685+キヤE195系LT-2編成 田端信
程なくして、着発線からロンキヤを引き連れてきました。
今回も南亘り踏切を通り、そのまま尾久車両センターへと入線していきました。ヨが切り離され、ようやく顔が見えたLT-2編成。定尺キヤと同様に量産車はスカートの形状が変更となっており、やはり厳つさが和らいだような印象を受けます。
ここから先は撮りようがないので、甲種の撮影はここで終了。で、せっかく田端まで来たので、少し歩いて尾久車両センターにも行ってみました。
門の前を通りかかるとロンキヤと定尺キヤが並んでいるのが見えたので、望遠で1枚切ってみました。奥がST-21編成、手前がLT-1編成です。
で、このLT-1編成の方なんですが…、
所属の表記が仙ココから東オクに変更されていました。昨年の5月から尾久車両センターに常駐していたLT-1編成、所属はずっと小牛田運輸区のままで、交番検査のために度々所属先に戻ることがあったのですが、ここにきて突然の尾久車両センター転属となりました。これで小牛田のロンキヤは一旦消滅、しばらくは元ロンチキC編成で賄うということなのでしょうか…?
非架線地帯の方は相変わらず黄色い車両だらけ。
左からST-21編成、LT-1編成、ST-9編成。この位置にロンキヤを留置しているのは初めて見ました。
そのさらに右側にはST-11編成とST-15編成。ST-15編成は起動状態で、前照灯と尾灯が点いたり消えたりしていました。
左に目を移すと、走る国宝ことST-1編成の姿が。登場から3年が経ち、後ろの量産車と比べて床下の汚れが凄いことになっています。
で、最後は駅のホームから。
ここにも定尺キヤがめちゃめちゃ連なっていました。手前からST-22・ST-23・ST-17・ST-16・ST-18の順。その右側にもST-13編成ともう1本キヤがいます。いやほんとに増えましたねえ…。
さて、遂にロンキヤの増備が始まった尾久車両センター所属のキヤE195系。新型の事業用交直流電車E493系も量産先行車は尾久車両センター配置となるようで、首都圏の事業用列車を取り巻く情勢も大きな転換点を迎えているようです。
以上です。