JR北海道期待の(?)新型観光列車(多目的車両)キハ261系5000番台『はまなす編成』。

10月のデビュー以来、北海道鉄道140年記念のツアー列車を皮切りに、同じく北海道鉄道140年記念として網走、釧路、函館、稚内の順に道内4方面へ向かう定期特急列車への特別な運用を経て、11月28日からは稚内特急の宗谷・サロベツに特定日で運用に入っています。

 

ところが…!?JR北海道のプレスリリース(9月18日分)で発表された日にち通り順調に運用をこなす事ができていないようで、車両トラブルによる運用変更が多発しており、その多くは鹿飛び出しに因る急ブレーキ使用に伴う車輪フラットですが(※JR北海道の一連のトラブルの教訓として、脱線や部品脱落の原因となる走行中の振動を抑制するため車輪の傷の基準値が厳しくなった)、昨年末にはワイパーの損傷に加えてはまなすラウンジ車両の発電機故障で同車の暖房が使えなくなったりで、せっかくの新車にも関わらず何かと受難が続いてしまっています。

 私自身としては、10月24~25日のオホーツク/大雪と、11月1日のおおぞら3号ではまなす編成に乗車していますが(諸事情で未だにブログにできてません…)、宗谷/サロベツに関しては11月28日以降の特定日期間中に乗車しようと思っていました。

 

 

 

 

11月以降北海道内でのコロナ感染者が激増した事により、先述のおおぞら3号乗車時以来2ヶ月近くの間乗り鉄を自粛していたのですが、道内の感染状況が落ち着いた事もあって年末年始休暇の時期に再開させて頂きました。ここ数年、毎年の年末年始には道外遠征をするのが恒例となっていたのですが、流石に今回はそうもいかず、せめて道内だけでも…という思いで感染予防対策にやるべき事を徹底した上での行動です。ご理解ください。

そんなワケで、正月休み期間中の1月3日の下り宗谷に乗車する計画を立てていたのですが、先述のワイパーと発電機のトラブルではまなす編成の運用離脱を余儀なくされ、通常のキハ261系基本番台車による運用に変更されたため残念ながら乗る事はできませんでした。

列車そのものの運休ではないので、JR北海道のHPにも車両変更の場合に関しては告知されず、わざわざ札幌駅に出て確認しなければならないのは不便です。運行情報のTwitterにも車両変更の情報があればツイートしてくれると非常に有難いんですがねぇ…。

 

 

 

このように、度々車両変更が発生している事から検査体制に余裕を持たせるため、はまなす編成の運用を当初の予定から変更する旨がJR北海道ホームページの『お知らせ』で告知されています。結局2021年に入ってからのはまなす編成登板は1月12日になってからでした。

尚、同ホームページ列車ガイドに紹介されている宗谷サロベツの項目では、はまなす編成での運転日(11月28日~2月28日)の日程が掲載されていましたが、現在は削除され通常編成の情報のみ掲載されています。

 

そのはまなす編成のトラブルの関連で、12月8・9日には宗谷本線特急の代走にキハ183系、さらにはキハ54が登板されたとの事ですが、コレについては全容を把握していないため詳細を述べるのは控えさせて頂きます。

代走といえば、1月21~22日にもキハ183系モノクラス4連による代走運用が発生しています。以前ブログで紹介した時は、はまなす編成が運用に入った場合に「代走の可能性は限りなく低くなるでしょう」と述べてしまいましたが、私の思い違いだったようで意外でした…。はまなす/ラベンダー編成投入に伴い引退が噂されていたノースレインボー編成も現時点で苗穂工場に入場中(重要部検査?)との事で、もう少しの間は活躍が期待できそうです。

(某日、苗穂駅通過中の車内より撮影)

 

 

 

いつもの事ながら前置きが非常に長くなりましたが、本題に入ります。

ちょっと古い話にはなりますが、今回は、私がようやく宗谷本線特急ではまなす編成に乗車するも、宗谷地方があいにくの悪天候によって幌延で運転打ち切りとなってしまったためトンボ返りになってしまった1月16日の出来事を紹介します。

 

2021年になってからはまなす編成が運用に入って初の土曜日となったこの日に正月休みのリベンジを果たそうと、えきねっとで稚内行宗谷の指定席(トクだ値35)の予約をしておきました。しかし度々運用変更が発生しているため、実際に入線する車両を見届けてからでないとえきねっと予約のきっぷを受け取る事はできません。

宗谷のトク35乗車券・特急券は札幌市内から有効なので、最寄り駅のみどりの窓口できっぷを受け取って(※但しトクだ値は指定席券売機での受取以外ポイントは付かない)乗車できますが、車両変更があった場合に旅行を中止して戻ってこれるようにするため、札幌駅までの普通乗車券を購入した上で学園都市線の522Mに乗りました。

 

 

 

札幌駅に到着後、特急宗谷が発車する8番線ホームの乗車口札をチェック。

『自由席 増1号車』(はまなすラウンジ)の札が掛かっているという事は、はまなす編成が入るという証。

 

 

 

3番線ホームに移動し、入線を見届ける事にします。苗穂方からはまなす編成が近づいてきました。

特急宗谷の車両は7:02頃に一旦3番線に入線するのですが、数分停車の後桑園方の回送線に引上げてしまいます。

 

 

 

今回私が初めてお目に掛かった宗谷のLED仕様ヘッドマーク。

10月24・25日に運転されたオホーツク1号・大雪4号ではLEDマークが用意されておらず、双方の列車を併記したシール貼付による表記でしたが宗谷・サロベツに関してはしっかりとセットされていました。一般のキハ261系1000番台のヘッドマークと同様の仕様と思われます。

 

 

 

というワケで指定席券売機で切符を受け取って改札へ。

この日は大学入試センター試験改め大学入学共通テストの1日目だったため、受験生を激励するメッセージが改札口のLED発車標に表示されていました。

 

 

 

特急宗谷のはまなす編成は、7:20頃に改めて8番線に入線してきました。当ブログには51D宗谷が度々記事に登場してますが、何度も云うように発車までたった10分しかないのは長距離列車にしてはかなり慌ただしいですね。

 

 

 

『北海道鉄道140年記念』の各方面特急列車では、あくまでもイベント列車的扱いだったため先頭車の『はまなすラウンジ』(キハ261-5101)はフリースペース扱いでしたが、今回のように特定日の宗谷/サロベツ運用など定期特急列車の運用に入る際は増結1号車の自由席として運用されます。

 

 

 

私が『えきねっとトクだ値』で予約していた指定席は、前から2両目となる1号車(キハ260-5101)でした。

 

 

 

下り宗谷は7:30に同時発車する東室蘭行すずらん2号と並走バトルを繰り広げるのですが、今回のお相手も私が以前乗車したキハ183系代走の時と同じ785系のNE-501編成。

 

 

 

私は指定席を持っていたのですが、発車前後の少しの間だけ増1号車はまなすラウンジへお邪魔する事に。

一応自由席扱いではありますが、フリースペース兼自由席といったほうが良いでしょう。「乗客ならどなたでもご利用できる」という触れ込みなので。

 

 

 

7:30に発車後、私は窓に向いた1人掛け席ですずらん2号との並走バトルを見守っていましたが、9月に乗車したキハ183系代走の時とは異なり、宗谷が圧倒的加速で相手を引き離してしまい、すずらんがようやく追いついた頃には千歳線が分かれていく地点でした。

 

 

 

私が席を確保していた1号車に戻りますが、気の毒な程乗客がいません。

それもそのハズ、札幌からの1号車の乗客は私1人だけ!もしかすると他の乗客の中にははまなすラウンジに席を移動していたという可能性もなくはないのですが。1号車の乗客はその後旭川と名寄でそれぞれ1名ずつ増えただけでした。

尚、座席は『グレードアップ指定席』仕様のそれを改良したモノですが、座面の角度が改善され、腰廻りにカラフルなパッドが入っている事により、座り心地は現存するJR北海道の普通車車両の中では最も優れていると思います(私にとっての最良は既に廃車となってしまったクリスタルエクスプレスだが…)。

座席の袖にはコンセントが備え付けられ、Wi-Fiも完備されているためスマホやタブレットを使う方には好都合でしょう。但し、Wi-Fiの接続は不安定で、私のスマホの場合なかなか繋がりにくかったです…。

 

 

 

いきなり飛んで士別。

当駅では通常編成の62Dサロベツ2号と交換するのですが、その遅れのため宗谷も6分遅れで発車します。

 

 

 

名寄以北は天塩川沿いに走るのですが、北上するにつれて雪が激しくなってきています…。

道北地方、とりわけ宗谷地方は暴風雪の影響に伴って先述のサロベツ2号以外の列車(普通列車)が運休になってしまい、今乗っている宗谷は無事に稚内へ辿り着けるのだろうか?と心配になってきました。

 

 

 

天塩中川では『宗谷ラッセル』ことDE15(2515号機)の排雪列車と交換しますが、その到着遅れに伴い宗谷も8分遅れで発車。

 

 

 

しかし…天塩中川発車して少し後、車内放送で残念なお知らせが…。

「幌延駅~稚内駅間降雪がひどく、運転をする事ができかねるため、大変恐れ入りますが次の幌延駅にて運転をお休みさせて頂きます」

特に、宗谷北部は局地的な猛吹雪に見舞われたため交通がマヒしているようで、他の交通機関(バス・タクシー)にも代行輸送を断られてしまったとの事。つまり、この先歩を進める事ができなくなるのが確定してしまいました。

この日の天気予報は宗谷地方が暴風雪の予報だったので何となくイヤな予感はしていたのですが、そのような場合は計画運休するのが常。それでも運転に至ったというのは珍しいケースでしたが、結局は途中で打ち切りという結果に。

車内放送では上記に付け加えて「尚、明日、センター試験をお受験されておられましたお客様、おられましたら只今からお伺いする車掌にお申し付けください…」(※原文ママ)と、稚内北星学園大学の大学入学共通テスト2日目の受験予定者が乗客の中にいないか確認に廻っていましたが、実際にいたかどうかは不明。この日は同テストの1日目日程でしたが、稚内市内も猛吹雪に見舞われた影響で同校の1日目は結局1月30日に延期になっています。

 

 

 

はまなす編成の宗谷は定刻の11:45から10分以上遅れて(11:59位?)幌延駅に到着。

先程天塩中川で交換した排雪列車が通過後さらに積雪が増えたようで、車両のスカート部分には雪を押し退けた跡が…。

稚内まであと60㎞、あと1時間足らずという処での痛恨事でしたが、幸いにも車両は折返し旭川まで運転されるとの事で、長時間幌延で足止めを食らう事は免れました。どう頑張ってもこの先に進めないのであれば、私を含む大半の乗客は旅行を中止せざるを得ないため、仕方なく『無賃送還』制度(『きっぷのルール』参照)を利用して引き返す事になります。

運休がなければ稚内で1泊する予定でしたが、冬季ゆえにこんな事態も想定されるため宿の予約をしておかなくて正解でした。

 

 

 

幌延駅には既に、悪天候による列車の運休を知らせる張り紙が掲示されていました。

今冬は宗谷本線名寄以北の普通列車が雪のために運休というのが度々発生し、それでも特急に関しては通常運転されていたのですが(都市間輸送の確保及び編成出力が大きい事による排雪運転の可能性か?)、今回ばかりはそうもいかず、全面運休を余儀なくされてしまいました。

尚、運休列車の中には13:57発旭川行サロベツ4号も含まれていますが、実際には先程乗車してきた宗谷の車両を戻すための臨時特急として同じダイヤで運転される事になりました。

 

 

 

時折雪が降ったり止んだりの幌延駅。

幌延の積雪はあまり多くありませんでしたが、豊富あたりから北の地域が局地的に暴風雪に見舞われたようです。

駅正面玄関付近に停車していた天塩ハイヤー(シエンタ)に乗り換えた乗客の方がいましたが、おそらく運休の知らせを受けて即座に手配されたのでしょうか?どちらへ向かったのかは不明ですが…。

 

 

 

折返しの臨時特急が13:57に発車する事が判明したのですが、それまでまだ1時間半近くあります。

ちょうどお昼時という事もあり、駅前にある『民宿旅館サロベツ』に併設されている『構内食堂』にて腹ごしらえをする事にしました。

 

 

 

私が店に入った時は他に客が1人しかいなかったのですが、お昼時なので地元客や宗谷からの下車客が次から次へと入店してきました。

無難なメニューという事でカツカレー(¥850)を注文。カレー自体は家庭的な味わいなのですが、このテの食堂にありがちなルウが少なめだったのがちょっと残念。やっぱりジンギスカン定食(¥950)にしておけば良かったかな…。

 

 

 

食事を終えて駅に戻ります。

きっぷ売り場(みどりの窓口)の運賃表には、3月12日限りで廃駅となる安牛、上幌延、徳満が掲載されていました。

その中の徳満駅へは、降雪による運休がなければ夜の4330D→4331Dか、翌日午前の4326D→4325Dで稚内から1往復して駅訪問する予定でしたが(いずれの列車も豊富駅で交換のため、滞在時間は10数分のみ)、稚内へすら辿り着けない状況では諦めざるを得ませんでした。

 

 

 

私はその廃駅関連の乗車券として、徳満→豊富と、安牛→上幌延の2枚を購入。

以前にもブログで述べたように、『徳満から豊富ゆき』は縁起切符として名を馳せた事もあり、せめて最後に記念乗車券として売り出して欲しかったのですが残念ながらそれは叶わないようです…。

宗谷本線の7駅(永山、士別、名寄、美深、音威子府、幌延、稚内)で同線関連の乗車券を購入した人のうち、希望者にはステーションカードが配布されており(購入きっぷ1枚につき1枚配布)、幌延駅では当駅の他に豊富駅の分が配布対象となっています。

尚、残念ながら現時点で美深駅の分に関しては限定数に達したようで早くも配布終了となっています(この他の駅に関しては未確認)。同駅は簡易委託駅のため常備券や出札補充券が発行されており、収集家に人気があるからでしょうか?

 

 

 

その後しばらく待合室で休憩していましたが、13:00頃に折返しの臨時特急(9064D)の改札が始まりました。

やはり宗谷に乗ってきた乗客の大半が引き返すのですが、それもたったの10数人程度。

ヘッドマークも『臨時Special Train』と表示されていますが、残念ながら雪で隠れて見えにくくなっています。はまなす編成車両でこのヘッドマークを表示した一般客が乗れる営業運用は初めてかと思われます。

また、幌延始発の優等列車というのも珍しいケースですが、昨年10月7~9日の間に線路の集中メンテナンスのため稚内→幌延をバス代行した上で運転された64Dサロベツ4号(10月7日はノースレインボー編成代走)の例があり、古くは羽幌線(1987年廃線)経由で札幌を目指していた急行はぼろもありました。

 

 

 

上の写真を撮影した跨線橋から下沼方を撮影。

2番線のレールの片側は見えていますが、1番線のレールは完全に雪に埋もれてしまっており、運転を強行すれば人里離れた場所での立ち往生の可能性もあるため、運休はやむを得ない判断なのでしょう…。

 

 

 

どっちみち乗客も少ないので、私はこの機会に増1号車の『はまなすラウンジ』車両に席を確保する事にしました。

LED行先表示は『臨時』ですが、コレまた雪で表示が見づらくなっています。

何かと物議を醸したはまなす編成のカラーデザインですが、見慣れてくると悪くないと思います。ただ、前頭部の側面にはロゴやラッピングもなく、何だか物足りない感じ。せっかくだからはまなすの花をデザインしたラッピングでも貼り付ければ良いと思いますがねぇ~。

 

 

 

先述の通りダイヤ自体は64Dサロベツ4号のスジなのですが、あくまでも『臨時特急』という名目での運転です。従って全車自由席となっており、本来指定席として運用されている1~3号車も全て自由席でした。

尚、降雪の関係でホーム屋根に掛からない2~4号車のドアは締切扱いとなり、乗客の出入りは増結1号車及び1号車のドア(計3箇所)のみとなっていました。

 

 

 

増結1号車はまなすラウンジの車内。一般客のほとんどは1号車をはじめとする他の車両に集中し、この車両に席を確保しているのは乗り鉄と思われる男ばかり。

尚、『北海道鉄道140年記念』で運転された時にはなかったのですが、カウンター席には飛沫感染予防策の透明アクリル製パーティションが追設されました。

 

 

 

テーブル付のBOX席は4区画あり、私もその1つに陣取らせて頂き、旭川までの3時間余りをこの車両で過ごさせて頂きました。

なんと座席の表地は本革製で、耐久加工を施しているそうです。フリースペースという事で長時間乗車向きの座席ではありませんが、元々のベース車(キロ261-1100)に合わせた車体構造でシートピッチが広いため居住性は悪くありません。

 

 

 

 はまなすラウンジのテーブルやカウンター上にはスマホスタンド付のコンセントを装備。

尚、鉄道車両用の100Vコンセントは神保電器製が多いですが、はまなす編成は一般座席、ラウンジ共に同社製です。

 

 

 

 発車待ちの間、車掌が乗客一人一人にお詫びに廻り、非常食のカロリーメイトとミネラルウォーターが配られました。

これらの品は非常時のために駅に常備されているとの事。

 

 

 

 サロベツ4号と同じ時刻の13:57に発車後、改めて車掌が廻ってきて車内改札を行い、往路で使用した切符に車掌の印が押され、『事故変 1/16 9064D』と払い戻し対象である旨を書き込まれました。トクだ値も事故などの取り扱いについては通常のきっぷと同様で、それによる払い戻しの際に不利になる事はありません。

私自身、乗り鉄をしてきた中でトラブルに巻き込まれた事も決して少なくはありませんが、JR各社の約款にある無賃送還制度を利用する事になったのは今回が初めて。つまり、幌延までの往復は無料。私は合法的にはまなす編成を『タダ乗り』させて頂く事になったのであります…(断っておくが、最初からそれを狙って乗りに行ったワケではない!)。

 

 

 

終着の旭川駅5番線には所定の16:48から約4分遅れて到着。

私を含めた札幌方面への無賃送還客は隣の6番線ホームから発車する3036Mライラック36号に乗り換えます。

 

 

 

はまなす編成と、17:05に発車する網走行83Dキハ183系大雪3号の並び。

 

 

 

残念ながらヘッドマークは到着後すぐに『回送』に切り替わってしまいましたが、車両はサロベツ4号の時と同様に旭川運転所へ回送されていきます。本来は20:06発の63Dサロベツ3号に充当されるのですが、この日は同列車の運休が決まっていたため運用変更が発生し、稚内→旭川を部分運休した52D上り宗谷札幌行に充当されたと思われます(詳細は不明だが、この後も度々運用変更があったらしい)。

 

 

 

私が乗車したライラック36号は、789系HE-102+HE-202(SAPPOROラッピング)編成。

 

 

 

先にリニューアルを済ませた2編成(HE-104/204、HE-105/205)に続き、このHE-102/202編成も1月に重要機器交換と併せてリニューアルを行ったばかりで、座席は789系1000番台と同様の表地に張り替えられていました(グリーン車は座席交換)。

私は6号車自由席(クハ789-202)に乗車しましたが、やはりコロナ禍で乗客は少なかったです。

この列車でも車内放送や車内改札の際に車掌が運休の件を深々とお詫びしておりました。気象が原因なので仕方ないのですが、何だか気の毒に思えてしまいました…。流石に文句を付ける客はいなかったのが幸いでしたが。

 

 

 

札幌駅には18:55に到着。

車両は折返し19:30発のライラック39号として再び旭川へ向かう準備のため、桑園方の回送線へ一旦引き上げていくので到着後すぐにヘッドマークは『回送』に切り替わってしまうのですが、珍しくライラックのヘッドマークの状態で撮れました。

 

 

 

私は改札口そばにある精算所で事故証明を受けた切符を渡し、購入金額の払い戻しを受けました。

JRさん、はまなす編成をタダで乗せて頂いてすみません…(汗)。

こんな事を書いたら非難されるかもしれませんが、一応乗客が受けられる権利という事で御赦し頂きたいです。その分、今後もJR北海道の増収に協力しますので!(ブログとしては公開していないが、コロナ禍で乗客が少なくて悲惨な時期には『寄付』の名目で誰も乗客のいないグリーン車に乗ったりという事もしているのだ!)

尚、札幌駅からは最寄り駅までの切符を購入して帰宅し、予定外となった旅が終わりました。