地方創生に係るジェイアールバス関東株式会社との包括連携協定について
JRバス関東の東名三ヶ日IC近くの三ケ日営業所が秋に新東名新城ICへと移転するとのこと。
国鉄やJR旅客会社直営だったものが分社化して始まったJRバスの私鉄系などのバス会社にない特徴としては私鉄等のバスが運転手と乗る車両の運用がペアになっているのにJRバスは鉄道の車両編成と乗務員の運用がおなじとならないように運転士(JRバスはいまだに運転手をこう呼ぶ)と車両の行路が別なこと(車両と乗務員の運用が切り離されている)、また長距離路線では列車の様に乗務員交代があることだろう。JRバス以外だと長距離路線は2人の運転手が乗り込み一人は仮眠して途中で交代するわけだが、JR高速バスはワンマン運転の代わりに途中の乗務員基地でとまって交代する。JRバス関東の関西やそれ以西の高速バスがいまだに東名経由なのは言うまでもなく三ケ日での乗務員交代があるからだが、これを災害に強くより速く走れる新東名経由にするためにはJRバスの流儀である乗務員交代を新東名沿線でできるように基地を移転するというわけだ。
ところで新東名スーパーライナー以外の東名高速線バスに影響はあるのかなとおもったが、これはもともと三ケ日で乗務員交代しないから影響がないのだろう。
三ヶ日から新城に移転したら、JR東日本グループ企業の事業所が愛知県内に出来ることに。これは多分JR東日本グループの歴史で初めて?だろうし発足34周年の2021年にこういう計画が動き出すのは凄い。ちなみにJR西日本グループはヴィアインを名古屋駅前に出店している。ホテルメッツが名古屋にできる日も来たりして…。
またJR東日本グループには発足当初からの子会社ではないが旧東急車輛は総合車輛製作所としてグループ入りしたが、和歌山に事業所がある。和歌山にJR東日本グループの事業所というのもなんだか意外性のある話ではある。