トミックスEF210形コンテナ列車セットの変遷(?) | 1910番のどーでもいいブログ

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小学生のころ、“しょうじょう”をたくさんもらった作文のうでを生かしていきたいとおもいます。
あまり期待しないでくたさい。


もう先月の話ですが、新発売となったトミックスのEF210形コンテナ列車セットを購入しました。


JR EF210形コンテナ列車セット


そして本日、やっと開封の儀となりました。


この瞬間のドキドキ感


トミックスの3両セットシリーズは、機関車の手すりが省略されていたりと初心者向けアイテムではありますが、貨車やコンテナはセットオリジナルの番号になっていたりして、コレクターアイテムでもあります。

そしてこのEF210形のコンテナ列車セット、今までに3種類が発売されているのはご存じの方も多いと思います。


3種類、ある!


3種類目が発売となったこの機会に、その変遷(?)を辿っていきたいと思います。
まぁ、マニアが能書きを垂れてると思ってください…。

まずは、品番〈92263〉として発売された製品です。
トミックスのカタログには、2004年発売のものより掲載されています。
この製品のみ、製品名に「形」が入っていません。


92263 JR EF210コンテナ列車セット


機関車のナンバープレートは前面のみ110号機が取り付け済みで、109・111・113号機が付属しています。
貨車はコキ110-1・2で、コンテナは24A-1~8を積載しています。

当時、シングルアームパンタを搭載するEF210とコキ110、そして24Aコンテナはいずれも単品では発売されておらず、このセットオリジナルのものでした。
コンテナには、コキの爪が干渉しないように切り欠きが入っているのが新鮮でした。


切り欠きのある24Aコンテナ


その後、コキ110は1~5の5両セットとして、24Aコンテナは9・10番の2個セットとして発売されています。
特にコンテナは、後から発売された2個セットのほうにはコキ50000に関する注意書きが追加された末期の姿となっており、登場当時の姿が再現されている3両セットのものとは番号以外にも差別化が図られています。


左:3両セットのもの 右:2個セットのもの


ちなみに、1910番が所持しているのは最後に再生産された製品のようで、2004年発売のカタログに掲載されたものとはパッケージのデザインが若干異なっているのが今回発覚しました。
当時はTOMYのロゴが入っており、実車の写真も異なるものでした。
2007年発売のカタログよりTOMYのロゴが無くなり、2010年発売のカタログでは所持しているものと同じデザインに変更されていました。
しかし、2011年発売のカタログでは元のデザインに戻されていたりと良く分かりません…(^_^;)
とにかく、初期ロッドをパッケージごと保管されている方は貴重だと思います。

2013年発売のカタログで〈92263〉は生産中止宣言がなされました。
そして新たに〈92491〉が発売予定品として掲載されました。


92491 JR EF210形コンテナ列車セット


機関車のナンバープレートは前面のみ109号機が取り付け済みで、109・117・134・152号機が付属(取り付け済みの109も付属している)。
貨車はコキ107-297・383で、コンテナは48A-38019・3802030D-41・49・77を積載しています。

コキ110と24Aコンテナではマイナー過ぎると判断されてしまったのでしょうか。
貨車もコンテナも、ごくありふれたものに変更されました。
もう手に入らないものかと、非常に残念だと思った記憶がありますが、前記したように、後にどちらも新製品として再登場しています。
同じような要望が多かったのかな?
また、このタイミングでトミックスのEF210はリニューアルが行われました。
手すりや解放テコが別パーツとなり、車体の金型も新たなものとなりました。
また、シングルアームパンタ搭載車も単品で発売されるようになっています。

3両セットのものは入門アイテムとして扱いやすさを重視し、手すりや解放テコは省略とされました。
機関車、貨車、コンテナとも単品で発売されていることもあってか、完全な入門アイテムと化してしまった感があります。
引き続き貨車やコンテナの番号はセットオリジナルのものなのでコレクターアイテムとしては有能ですが、店頭には常に在庫があるような印象でした。

そして2020年発売のカタログで〈92491〉は生産中止宣言がなされました。
時を同じくして、店頭では在庫を見かけなくなりました。
みなさん考えることは同じだったのでしょう(笑)
そして新たに〈98394〉が掲載され、つい先日に発売となりました。


98394 JR EF210形コンテナ列車セット(2回目)


ナンバープレートは前面のみ110号機が取り付け済みで、109・110・111・112号機が付属(取り付け済みの110も付属している)。
貨車はコキ107-1902・1945で、コンテナはUV54A-30001・30045と、フリーデザインの40ft海上コンテナを積載しています。

EF210は新塗装となりました。
シングルアームパンタ搭載車の新塗装は今のところ単品では発売されておらず、このセットオリジナルのものとなっています(そのうち出るか?)。

コンテナは、今まではJR貨物所有のもののみでしたが、今回はフレートライナーのものが積載されており、パッケージにも会社名が2つ記載されています。


パッケージの左下ぁ!


海上コンテナのほうはフリーデザインとなっており、TOMY124001の表記があります。


番号の意味は?


前回製品が微妙だったからかはわかりませんが、マイナーでもなくありきたりでもない内容になったと思います。
引き続きコレクターアイテムとしても有能であります(笑)

せっかく箱から出したので、機関車を並べてみました。


左から92263、92491、98394


一番右側の新塗装のみ、パンタグラフが銀色となっていました。
実車がどうなのかは不明です。


同上


前述したように〈92263〉から〈92491〉では金型が更新されています。
最初から手すりや解放テコが無いので分かりにくいですが、窓回りの造形に変化が見られます。


左:旧金型の92263、右:現行金型の92491


入門アイテムながら侮れない存在であるトミックスの3両セットシリーズ。
この他にも、貨物列車としてはEF510のもの、DE10のものも存在しています。
さらに過去には、旧製品のDE10やED75のものもありました。
いずれも例に漏れず、貨車やコンテナがセットオリジナルの番号になっていて、コレクターとしては是非ともコンプリートしたい製品群となっています。

機会があれば、他のセットについても考察してみたいと思います。
(機会があるとは言っていない。)


では、今日はこの辺で…。