ボクの息子はもう子鉄じゃないかもしれない。

子鉄(?)ヤンヤン(中1)の父であり、実写版アラレちゃんの娘ミーミー(小3)の父が、鉄道や子育てを楽しみながら、地方鉄道を救済していく物語です。子供の「だいすき!」「やってみたい!」を大切に子育てをしています♪ 子鉄応援ありがとうECショップ「でんしゃデパート」もやっています。本業はとある鉄道会社のSDGsおにいさん。なので、専門的な記事もあります。

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子鉄の育て方と新潟旅行〜ラーニングピラミッドで宿題いらず?〜

みなさん、こんにちは!

学校や塾の宿題をやりたくない子鉄ヤンヤン

僕も小学生の頃は家では好きなことをしたいので宿題は休み時間に終わらせてしまっていました。(そのかわり友達は少なめ)

たしかに、効率的に学力がつけばそのぶん好きなことに時間を使えます。

 

反復練習が必要な内容もありますから、一朝一夕にはいきませんが、藤子・F・不二雄先生の「T・Pボン」のように脳に直接知識をインストールする時代が来るかもしれませんね。(ただし、本作では短期記憶にしかインストールできない)

 

そんな中、僕が通っているビジネススクールStart SDGsラーニングピラミッドを教わったので紹介します。

結構有名なのでご存知の方も多いかもしれません。

そして、このラーニングピラミッドを息子ヤンヤンに教えたところ、アクティブラーニングに対するモチベーションがぐーんと上がったのと、そして、これを活かした子鉄ならではの取り組みを紹介します。

 

【目次】

  

ラーニングピラミッドとは

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アメリカ国立訓練研究所が発表したラーニングピラミッド

ラーニングピラミッドとは、学習の方法ごとに学習した内容の脳への定着率順に並べた図表のことです。学習定着率が低いものが1番上にあり、講義の5%、読書の10%、視聴覚の20%、デモンストレーションの30%と続きます。

ここまでの学習はいわゆる「受け身」の学習と言われ、学習定着率も低くなっています。

これより下のグループ討論50%、自ら体験する75%、他の人に教える90%となります。

この50%以上のエリアは自分から主体的にアウトプットを行う学習で、アクティブラーニングと呼ばれています。

 

ラーニングピラミッドに対する子鉄の反応

このことを子鉄に教えてみましょう。

ヤーコン
「講義って言うのは、学校で先生が教室でしゃべって教えてくれるのを聴くやり方で脳みそのには5%しか残らない。」

 

ヤンヤン
「マジか!?」

 

ヤーコン
「本を読んでも10%だし、視聴覚っていうのは例えばYoutubeで勉強したりするやつ、これでも20%、デモンストレーションは実際にやってみせてもらうことで30%。」

 

ヤーコン

 「それに対して、討論、みんなで話し合ったり、実際に自分がやってみたり、自分で他の人に教えるとなんと90%脳みそに残る。」

 

ヤンヤン

「おーっ!オレ教えよう!」

と、いうことで、自分が知ったことを他の人に教えることの大事さを理解してくれたようでした。

 

ヤンヤン

「じゃあ、この前新潟に連れて行ってくれたのもこれ?」

 

さすがヤンヤン、察しがよい。

実はこのラーニングピラミッドを意識して、緊急事態宣言の前に新潟にヤンヤンを連れて行ったのでした。

 

電車に乗ってアクティブラーニング

簡単にアクティブラーニングと言っても、簡単にできるわけではありません。

アウトプットするためには、インプットが必要だからです。

このインプットに必要なのが、「受け身」とネガティブな表現ながら、「講義」「読書」「視聴覚」「デモンストレーション」です。

このあたりは、学校がしっかりとやってくれています。(子供が真剣に聞いているかどうかは別として・・・)

それならば、インプットした知識が消えないうちに、家庭でアクティブラーニングをやろうじゃないかというのが今回の新潟旅行でした。(日帰りだけど)

 

たまたまヤンヤンが通っている塾の社会のテキストを見ますと、日本のいろいろな地方の暮らしの単元でした。

その中で雪国の暮らしが紹介されていたので、新幹線E4系Maxも2021年秋に引退することだし(←本音)、雪国の暮らしが授業で終わっていることを確認して、旅行に出発です。

授業をやる前だとインプットが済んでいないので、効果的にアクティブラーニングができません。 

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Maxときに運用されるオール2階建て新幹線E4系

東京駅から16両編成、高速鉄道としては世界一の定員を誇るMAXときが出発します。

上毛高原駅を過ぎると、群馬県新潟県の境にある三国山脈を貫く大清水トンネルに入ります。

約22kmにおよぶトンネルを抜けると、一面の雪景色

川端康成の「雪国」の冒頭にあるように「そこは雪国」

ほどなくして越後湯沢駅を通過します。

そして、浦佐駅長岡駅燕三条駅を通過すると終点の新潟駅に到着です。

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まだ12月と言えども雪が積もっていない新潟駅

ここで、新潟市内は殆ど雪が積もっていないことに気が付きます。

これは、日本海で発生した雲が北西の季節風に吹かれて山脈にぶつかって雪を降らせるためで、内陸側の方が雪が降り積もりやすく、海側の新潟市内は相対的に雪が少ないうえ、海からの強い北西の風で軽い雪が吹き飛んでしまうのです。

新幹線から民家の屋根を見ると、越後湯沢駅浦佐駅のあたりでは、積雪対策で屋根の傾きが急になっていることがわかります。

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この日の新潟空港の全便は風雪で全便欠航となった。海から吹付ける雪は恐怖すら覚える。

この北西の季節風の強さは、特に午後になると強くなり、全便欠航の新潟空港を興味本位で見に行ってその強さを実感することが出来ました。

 

関東の雪は上から下へしんしんと降りますが、新潟ではこの強い季節風と軽い雪の粒のせいで、上空を円を描きながら風に舞う様子をバスの車内から見ることができます。

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新潟市内はかつて鉄道線も運行していた新潟交通が連節バスを用いたBRTを基幹路線としたバス網が伸びる

また、バスから注目するのは信号機の形状です。

横向きの信号機は雪が上に積もると落下の危険があるため、新潟では漏れなく信号は縦型になっています。

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市内の歩道はアーケードが連続しており、バスからも安心して降りられる。

新潟市内を歩くと、冬でも安心して歩けるようにアーケードが多くあったり、消雪パイプから水を出したりしています。新幹線の線路でも、散水装置が設置されていて、ポイントが凍り付かないように常に水がまかれています。

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越後湯沢駅のポイント付近では常に散水装置から水を撒いている。

まとめ

これからのことは、すべて塾のテキストに書いてあることです。

それを、現地を確認し、自分の目で確かめて学習定着率を高めています

お父さんお母さんが適切に質問をして説明させるとさらに良いでしょう。

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新潟エリアで運用されるE129系。連結器に雪が積もらないようにカバーがつけられており、その下には線路上の雪を掻きわけるスノープラウが取り付けられている。教科書には載っていない雪国ならではの装備だ。

ところで、マニアの人ってやたら自分の好きなことをマシンガンのようにブワーッと話す印象ありませんか?

そんなたくさんの知識どこで覚えたのよ??

実は、マニアのマシンガントークはアクティブラーニングとして、マニア知識の定着に貢献していると考えられます。

「他人に教える」というマインドがあるかどうかは別として、マニア雑誌でインプットし、自ら積極的にアウトプットすることで、その内容が知識として定着しているのでしょう。

 

せっかくの鉄道マニアとなったヤンヤン

これを活かして、好きなことをどんどんアウトプットしてほしいと思います!

 

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