皆さんこんにちは、Wの家です。今回の記事の内容は鉄道写真についてお話ししていきたいと思います。

この記事の内容はあくまでも提案であり、強制をするものではありません。

さて、皆さんは鉄道を撮っている時に「どうやったら写真が白くならないんだろう。どうやったらノイズが少なく撮れるんだろう」などと思った事はありますよね。そんな時はGoogleなどで

「鉄道写真 設定」

で調べた人がいると思います、勿論調べて分かった人はそれで良いのですが、私自身がそうやって調べてもまとまった情報が少なく、いまいち分からなかったので、これから鉄道を撮りたいなーと言う方が困らないよう参考程度に解説していきたいと思います。

まずはシャッタースピードの設定から

これを知っておかないと、いくら良い機材でも、良い鉄道写真が撮れません。私が普段使用しているNikon COOLPIX B700で解説をしていきます。

最初にシャッタースピードの設定から

このように、シャッタースピードは早くしておきましょう。

シャッタースピードは、鉄道写真において一番重要な設定です。

(大体500〜1000ぐらいが良いでしょう)
もし設定しないまま写真を撮ったら最後、ブレブレの汚写真になってしまい、もし被写体がネタだった時に失敗をしてしまった時の絶望は計り知れません、なのでシャッタースピードは必ず設定しておきましょう。

この様に、SSが遅いと被写体はブレてしまいます。

F値の設定も忘れずに

F値とは、簡単に説明すると、ピントの合う範囲のことで、数値が高いほどピントの合う範囲が広くなります、しかし、ピン甘を恐れてF値をあげすぎてしまうと、逆に画質が低下してしまうので、F6〜8ぐらい?がちょうど良いでしょう。

忘れがちなISO設定

ここで忘れてはいけないのがISO(イソ)感度の設定です。ISOとは、光の感度を設定するもので、数値が高いほど感度は高くなります。しかしこれも数値を上げすぎるとF値のように画質が低下するので気をつけましょう。

いくらシャッタースピードとF値の設定を完璧にしたとしても、ISO感度の設定をミスればこれはこれは一面銀世界の写真が撮れる事になるので(晴れの日の場合)ISOは100〜200に設定しましょう。

ホワイトバランスも忘れず

カメラにはホワイトバランスと言う機能があり、シーンに応じて色合いを変える事が出来ます。この設定も必ずしておきましょう。そうしないと、極端に青や緑っぽい写真が出来たりしてしまいます。

(そのままAUTOで撮るのも良いですが、できれば変えて撮影してみましょう)

シャッタースピードと同じくらい大事なAF設定

昔のカメラはMFという自分で任意の位置にピントを合わせる方法が主流でしたが、最近のカメラユーザーはほとんどAFを使っています。

AFのモードは、大きく2つあり、風景を撮るAF-Sモードと、動いているものにピントが合うものに特化されたAF-Cがあります。鉄道の撮影では後者のAF-Cモードを使うと、ピン甘にならずに済みます。

AF-C以外のモードで撮ってピン甘になってしまった写真

Picuture Controlで鮮やかに

これはNikonユーザーの方ならお分かりだと思うのですがNikon機にはPicuture Controlという機能があり、彩度やコントラストが細かく設定することで自分好みの色合いに変更出来ます。(ちなみにCanonはPicuture styleという名前です)

画質の設定

画質はそんなにこだわる必要はないと思います。

一応紹介すると、画質の良い順から 

RAW

FINE

JPEG

の順になっています、RAWは一番画質が良いのですがハイスペックなSDカードが必要になるのと、連写の際に止まってしまう恐れがあるので、あまりお勧めはしません。かといってJPEGだと画質が落ちてしまうので中間で圧縮率の低いFINEをお勧めします。

終わりに

いかがだったでしょうか、色々書きまくったので大変だよ、と思う方もいると思います。ですがたったこれだけでそれなりの写真を撮ることが出来るので、是非とも実践してほしいです。最後まで見てくれてありがとうございました。次は「鉄道写真の構図」の紹介をしたいと思います。