加古川線の沿線は瀬戸内気候になるために真冬に雪景色となることが少なくて、立春を過ぎて3月の声が聞こえるような、そんな頃に下りて来る寒気と四国沖を南岸低気圧が通過するタイミングで積雪となる事が多いのです。 春に加古川線からC12が姿を消すことになる昭和47年3月も、そんな春の南岸低気圧により谷川駅付近は積雪に見舞われました。
撮影場所 : 加古川線 谷川
撮影日 : 1972年3月5日
道路と線路の境が判然としない目の前の線路を雪を踏みながらC12がゴロゴロと通過します。
遠くに見えている腕木信号機は福知山線谷川駅の場内信号
貨物入換の合い間に給水・給炭を受けます。
まるで北辺の鉄道風景のようです。
給水を受けたC12が目の前をバックして来ました。
谷川の広い構内を行ったり来たり
貨車の中には2軸の家畜車カ3000も見られます。
貨車を引き出しては追放して
加古川線野村までの貨物列車を組成します。
クリスマスツリー状態になった沿線風景
加古川線 久下村-船町口
加古川線が無煙化されたあと写真のC12 230は中津川(追記)や木曽福島に転属となり、明知線などで活躍する写真を見ては嬉しくなったものです。
最後まで御覧戴いて ありがとうございました。