NO.2424 レトロ感ある新駅舎も完成しております、JR鹿児島線・筑豊線、折尾駅工事進捗最新版 | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

 

 去る1月2日、北九州市の西側の中心駅でもあります、折尾駅で行われております立体交差整備事業におきまして、大きな動きがありました。

 

 それが、上の画像のように新たな駅舎が設けられた事でありまして、後述のようにかつての駅舎のようにレトロ風な駅舎となっているのが特徴でもあります。

 

 そんな折尾駅は、平成17年より「折尾地区総合整備事業」の1つでもあります「折尾駅周辺立体交差事業」に基づいて整備が行われているものでありまして、数箇所に分かれておりました改札口が1箇所に集約、また、ホームもこちらもまとめるようにしまして、乗り換え時間の緩和にも期待されております。

 

 現在は、改札口を1箇所に集約するべく設けられました、鹿児島線・筑豊線の間に設けられました新駅舎が完成、鹿児島線ホームも別の位置に移動しておりまして、今後駅舎・ホームが別の位置にあります短絡線ホーム鷹見口の部分も集約される事になりますと、完成へと至る事にもなります。

 

 (折尾駅の整備に関します看板より)

 

 (改札口の集約)

 

 (ホーム高さ図)

 

 

 さて、先述のように改札口を1箇所に集約するべく設けられました、鹿児島線・筑豊線の間に設けられました新駅舎、そして新しくなりました鹿児島線ホームを今回の訪問(訪問日、1月5日)に収めてまいりましたので、皆様にご紹介してまいります。

 

 

 この折尾駅新駅舎は、平成24年まで見る事ができました、旧東口駅舎を模した形でつくられておりまして、この駅舎自体、元々は保存も考えられておりましたが、門司港駅が復元工事を行っておりましたし、移動させましても駅舎スペースが確保する事ができるのかと言った事もありまして、結局同年に解体されました。尚、一部解体されまして発生しました部品が今回の新駅舎に活用されておりまして、後述のように再利用されている部分も見られております。

 

 (解体中の東口旧駅舎)

 

 

 一方、こちらは今年元旦まで折尾駅のメイン駅舎でもありました、仮駅舎の北口駅舎であります。この旧北口駅舎は、今回設けられました新駅舎の横に存在していた駅舎でありましたが、新駅舎開業に伴いましてこの駅舎での営業は終了しております。

 

 こちらの画像が、今回訪問時撮影の旧北口駅舎であります。以下画像にもありますように、右端には新駅舎の姿があるのがお分かりいただけますが、今年正月まで仮駅舎として営業して来ていただけに、この存在は大きかったのではないかと思ってならない所ではあります。尚、この駅舎の営業終了に伴いまして、併設されておりましたコンビニエンスストア(「ファミリーマート」)は後述の場所に移転しておりまして、今後この仮駅舎も解体される事にもなります。

 

 (奥のシャッターがある部分に改札・コンビニがありました)

 

 

 さて、新駅舎へと入りますが、新駅舎内には画像のようにコンビニが移転しております。また、旧北口仮駅舎よりも恐らく店舗面積は広いようではありますが、このように駅の中にコンビニがあるだけでもありがたいのではないかとも思う所ではあります。

 

 

 新駅舎内の画像です。正面から見まして右側にはみどりの窓口や駅員室が、右端には自動券売機が設けられております。また、円形のベンチも設けられました黒い柱(化粧柱)は実際に旧駅舎で使用されておりました柱を再利用しておりまして、そう言った所からも後世に伝えている事がお分かりいただけます。

 

 (奥にはみどりの窓口)

 

 

 こちらは改札口です。先述のように将来は1箇所に集約される事になっておりますので、改札口も広く取ってある事がわかります。それにしても、ピンクのICカード専用改札口のスペースが3スペース見られておりまして、それ以外にも使用する事ができるスペースもありますので、それだけICカードを使用する割合も多いのかなとも思う所でもあります。

 

 

 改札口を入りますと、それぞれの乗場へ行く事ができる大きなフロアへとやってきます。画像の奥が筑豊線(「若松線」・「福北ゆたか線(「若松線」直通含みます)」)のホームであります6・7番ホームへの通路となっております。

 

 (6・7番ホーム乗場)

 

 (6番ホーム)

 

 (7番ホーム)

 

 

 一方、新しい鹿児島線ホームとなっております3番~5番ホームに関しましては画像のようにそれぞれのホームへ行く事ができております。尚、これらは階段の画像しか収めておりませんが、反対側にはエスカレーター・エレベーターも設けられておりまして、バリアフリー面にも優しい姿は見られております。

 

 (4・5番ホームへの階段)

 

 (3番ホーム(旧5番ホーム)への階段)

 

 

 また、将来は短絡線ホームとして整備される事になっております新1・2番ホーム(旧3・4番ホーム)は1月2日より使用停止となっております。それによりまして、新1番ホームへは現在は壁でふさがれておりまして行く事ができませんが、短絡線ホームとして再び使用されるようになりますと、こちらの壁も開く事にもなります。

 

 

 このホール内には、うどん店・唐揚げ店が設けられております。この訪問時にはまだ営業されておりませんでしたが、現在はいずれも営業しておりまして、かしわが入ったうどん・そば、そしてかしわめしの駅弁でおなじみの東筑軒のお店、そして唐揚げ店でもあります「ポッポおじさん」のお店が出店されております。

 

 

 そして、駅の床面にはモニュメントも見られておりまして、画像はかつて平面ホーム時代の若松方面の線路であった部分が残されておりまして、かつて線路があった部分も黒ラインでわかるようにもなっております。このモニュメントとなっている部分は、その下の画像の左側にあたる部分のようでありまして、現在は駅舎の中となった部分に線路が走っていた事がわかるようにもなっております。

 

 (画像左側部分が新駅舎となった部分のようです)~平成29年撮影

 

 (ガラス張りとなった旧線路のモニュメント)

 

 

 ここからの画像は、ホームへと上がってきた画像であります。今回は、この後次の目的地へと向かう事になっていた事もありまして、3番(旧5番)ホームより4・5番ホームを収めておりますが、やはり4・5番ホームは新しく設けられたばかりである事もありまして、線路もきれいな姿が見られておりまして、その一方で旧5番ホームとして存在しておりました3番ホームの線路が黒くなっている所から見ましても、新旧の違いがホーム上からも伺えるのではないかとも思います。

 

 (小倉方)

 

 (博多方)

 

 (駅名標(駅板))

 

 

 一方、元旦の運行を最後に一旦休止となりました、旧3・4番ホーム(→今後1・2番ホーム)は時が止まった姿が見られておりました。特に旧3番ホームに関しましては、他のホームとは違いましてこの片面しかホームしかない事もありまして、より時が止まった所が見られている事がお分かりいただけるのではないかと思います。

 

 このホームが、現在鷹見口にあります「福北ゆたか線」の短絡線ホームでありますA・Bホームが移って来る事にもなりまして、高架ホームへと移りますと、後述のトンネルを経まして筑豊線へと進んで行く事にもなります。

 

 (鷹見口駅舎)

 

 (現在の短絡線ホームA・Bホーム)

 

 

 さて、短絡線ホームとなります部分をご紹介しますと、発車標は現在使用されております3番ホームは表示されておりましたが、旧4番ホームは案内表示以外は隠されておりまして、使用停止となっている事を伺わせておりました。

 

 一方、向かいの旧3番ホームでは発車標がそのままとなっておりまして、もちろん表示も消されておりました。この姿からもやはり時が止まったのではないかとも思う姿が対岸から伺う事ができておりました。

 

 (表示されない発車標)

 

 また、線路は使用停止からまだ3日しか経過していなかった事もありまして、線路に錆は見られませんでした。しかし、今後は錆が見られる事になるようですので、再び使用されるようになるまではそのままになるようでもあります。

 

 

 最後の画像の荒尾行き列車車内からの画像です。使用停止となっている事もありまして、画像の中継信号機には「×」の表示が見られておりました。

 

 そして、この後トンネルに入りまして、このトンネル内で「若松線」側と合流しまして、次の東水巻駅と進むような形になります。既に「若松線」側のトンネルであります折尾トンネルができているだけに、最終的にはそのような形で合流するようになる事がわかったほどでありました。

 

 

 今回は、1月2日に新駅舎が開業しました折尾駅の現状に関しましてご紹介しましたが、やはりこの新駅舎が完成した事に関しましては正直大きかったのではないかと思います。やはり、改札口や駅の中心となる部分が明らかになった事で、大体の形が明らかになっている訳でもありますので。今後、ご紹介しておりますように令和 年度には短絡線の部分も移ってまいりまして、いよいよ完成へと進む事にもなります。私自身も長らく都度にご紹介してまいりました折尾駅の工事の姿も最終段階に入りつつありますが、完成します最後までその姿を追っていきたいと思っております。