皆さん こんにちは。 面白い列車がないかと 時々めくっているのですが、 なかなか 急行しらはま1号 ほど びっくりする列車が見つからず パラっとめくって 目に止まったのが 呉線 を走った 寝台特急 安芸でした。

 

新大阪と下関を 途中 呉線を経由して走っていました。 と その前に 上の時刻表の写真に 二つの 鉄道連絡船の時刻が乗っています。 一つは 今でも運行されている 宮島航路。 もう一つが、 かつて 本州と四国を結んでいた 仁堀航路です。  本州と四国を結ぶ連絡線では 宇高航路が有名ですが、 仁堀航路は、 呉線の仁方駅から 徒歩12分の仁方港から 予讃線の堀江駅から徒歩10分の堀江港を 1時間40分で結んでいました。  1日3往復で、今の宮島航路で運行されている 船より1周り大きいぐらいの船で 貨物などの鉄道車両を航送することはなかったのですが、乗用車の運搬はしており、 鉄道連絡線なので 本州と四国の鉄道切符の通算はでき、ワイド周遊券の経路にもなっていました。 1982年にひっそりと 廃止になっています。

 

横道にそれました、 寝台特急 安芸は 下関を20時5分 広島を23時29分に発車。 呉線内の主要駅の 呉は23時59分の発車で 大阪5時17分 新大阪5時36分の到着で 新幹線の始発列車に対応したダイヤでした。  この 寝台特急 安芸 は 運行距離も短距離ながら、 特急として走り始めたのが 1975年に 同区間を走っていた 夜行急行を ブルートレインに置き換えて 走り始めましたが、 この1978年時刻表3月号の半年後の10月に廃止されました。 3年間しか 走らなかった 超短命の寝台特急として有名?でした。

 

その 安芸号の面白いのは、 大阪着 寝台特急の一番列車だったのですが。

時刻的には 急行鷲羽1号と 明星1号の間にくるはずなんですが 掲載されていません。 またまた ミス発見かと思ったのですが、 

 

上りの大阪駅の入った区間の最後のページ 東京方面へのブルートレインの隙間 みずほ 金星  さくらの 間にひっそりと掲載されていました。  岩国駅の発車順序に 従って 掲載されたようで、呉線を経由している間に さくらに 抜かれていました。  そのまま 大阪に向かうと 5時前についてしまうので 途中で運転停車で 時間を潰して 新幹線接続に良い時間につくようになっていました。   当時は 山陽新幹線も博多まで開通。 呉線内の発着時間が 早朝深夜。 東京方面への接続も 直通の寝台特急が多数走っていることもあり 利用率は低迷 早々に廃止されたようです。 

 短命であるとともに 明るい時間に走らない 列車で 撮影に不向きでしたが、 一度だけ 廃止ということもあり  当時仁川に住んでいた 中学1年生の私は、通勤途中の父親のバイクに載せてもらい 西宮北口4時40分ごろ発車の阪急神戸線の始発に乗って 大阪駅に出かけました。

 

寝台特急 安芸 新大阪行きです。 大阪駅のホームについた時 丁度発車するところでした。

8月の夏休みの時だったと思いますが 曇り空だったため 日の出は過ぎていたと思うのですが、かなり露出不足の写真に。

この時は、新大阪駅まで行くと言う考えも浮かばず  安芸を 見送りました。

 

寝台特急 金星 です。 博多ー名古屋間の寝台特急で 名古屋始発終着の九州方面への 唯一の寝台特急でした。上りで 博多18時 47分発。 名古屋に6時10分の到着。 上り下りとも 金星の後に 東京からの さくらが 走っていました。 この 寝台特急 金星も 1982年に廃止 運行期間は 1968年から14年ほどでした。  

 

撮影した場所は、中央本線の 新守山駅付近で 金星の583系は、 名古屋到着後は 神領電車区に回送されていたので その途中を撮影しました。 

名古屋だけの 利用を考えると もう1時間か1時間半遅い時間帯の運転だと 名古屋着が 7時~8時の間になって利用しやすいような気もするのですが、 どうも名古屋での東京方面への 東海道新幹線の始発6時20分発のこだま300号に接続していたみたいで、 下りも 東京20時24分発のひかり179号に接続となっていたみたいです。

 

御覧頂きましてありがとうございました。