所有事業者:東急バス (東京)

仕様・用途:一般路線仕様

登録番号:品川200 か 1894

社番:T802号車

配置:弦巻営業所

初年度登録:2008年

シャシー製造:日産ディーゼル工業

搭載機関:三菱6M60型

車体架装:西日本車体工業

車体型式:西工96MC B-Ⅰ型

車両型式:PDG-JP820NAN

車名:日産ディーゼルスペースランナーJP

撮影日:2018年2月11日 (日曜日)

撮影場所:渋谷駅西口

 

中型車幅ながら10.5mの路線仕様車としてラインナップされている日デのJPは、1999年からノンステップ車が設定されました。当初は日野製エンジンを搭載していましたが、平成17年排ガス規制に適合した2007年からは後々、 “婚約” まで話が進んでいた三菱ふそうのエンジンを搭載するようになりまして、ふそうでもOEM供給で 「エアロミディS」 という名でデリバリーされました。様々な事情から日デとふそうの “婚約” は破棄され、日デはバス事業から撤退し、大部分の日デ車の車体架装を請け負っていた西日本車体工業は会社そのものを潰さざるを得なくなってしまいました。

 

東急バスの平成17年規制JPは、2008年に集中的に導入されたようで、荏原と弦巻に配置されました。バスの平均寿命も延びているので、納入から13年、まだ残存はしていると思いますが、そこは大都市部。置き換えが進んでいるんでしょうね。都バスにも同じ車両が導入されたことがありますけど (都バスは平成11年規制適合車ね) 、既に全車退役しています。

 

撮影した渋谷駅西口も撮影から3年しか経っていないのに、かなり様変わりしています。駅周辺の再開発事業がコンプリートしたら、どんな街になっているんでしょうね・・・。

 

【参考文献・引用】

バスラマインターナショナル No.164

年鑑バスラマ2009→2010

BUSRAMA SPECIAL No.10 「西工の軌跡」

同 No.11 「UDマークのバス達」

(いずれもぽると出版社 刊)

バスマガジンスペシャル 「ユーザー系バスボディ完全ガイド」 (講談社ビーシー社 刊)