国旗制定記念日などに制定されている本日1月27日は、東京急行電鉄世田谷線でデハ80形電車さよなら運転された日(2001年1月27日)ですが、今回は日本初のオールステンレス車両「東急7000系」について紹介させていただきます。7700系写真で代用させていただきます。
国旗制定記念日は、1870年の旧暦1月27日(新暦2月27日)に商船規則(太政官布告第57号)が定められ、日本の国旗(日章旗)のデザインの原型が決まったことにちなみ国旗協会が制定しました。
求婚の日は、明治16年のこの日に中尾勝三郎という人物が生涯の伴侶を求めるため、新聞に求婚広告を出した事が日本の新聞紙史上初めての求婚広告ということで、求婚の日として制定したそうです。
船穂スイートピー記念日は、「JA岡山西船穂町花き部会」が制定。岡山県倉敷市船穂町のスイートピーをもっと広くアピールすることが目的で、スイートピーが本格的なシーズンを迎える1月と、1と27で「いいふなお(良い船穂)」と読む語呂合わせが由来だそうです。画像はWikipediaから抜粋
では本題に入ります。
【東急7000系】写真は7700系
1962年1月27日に、東京急行電鉄東横線で7000系の営業運転が開始しました。
東急7000系は、製造元の東急車輌が米国バッド社との技術提携を行い、1962年から1966年にかけて134両を製造した、日本初のオールステンレス車両で、7000系としては2000年3月20日に引退しました。
1958年12月にステンレス車両5200系(上写真 / 上田電鉄保存車)が登場していましたが、腐食しやすい普通鋼製の骨組みという事もあり、セミステンレス車両に分類されます。
日本初のセミステンレス車両は、関門トンネルで使用していたEF10形電気機関車24・27・35・37・41号機の各機が骨組みはそのまま、外板をステンレスに張り替える改造を受けたのが発祥です。
1956年に東急車輌の社長「吉次利二」氏らが、市場開拓や視察をするため北米・南米へ渡った際に、ブラジルで乗車したバッド社製のステンレス車両に感銘を受け、軽量化や経済性と安全性が優れているステンレス車両に、吉次氏は将来性を確信しバッド社とライセンス契約を結び、7000系車両の製造に踏み切りました。
営団地下鉄日比谷線との直通運転を考慮して製造され、東急東横線をはじめ田園都市線などで活躍していました。
1980年には、新工法によって大幅な軽量化とそれに十分な車体強度や耐久性を備えた「軽量ステンレス車体」を採用した東急8090系(上写真)が誕生、オールステンレス車両を製造した技術がさらに進化を遂げました。
1987年から1991年にかけて56両を対象に、VVVFインバータ制御化・冷房化・台車交換などの改造を行い7700系へと改番されました。
改造されなかった76両が、1988年から1991年にかけて、弘南鉄道・福島交通・北陸鉄道・秩父鉄道・水間鉄道の5社に譲渡されました。
7700系として東急多摩川線・池上線で活躍を続けていましたが、2007年に後継車両(新)7000系の登場によって置き換えが進み、2018年11月24日のラストランをもって全編成が引退しました。
最後に引退した7700系15両は養老鉄道(養老線管理機構)へ譲渡され、今後30年程度使用する予定です。
今日は日本初のオールステンレス車両が登場した日でした。
今日はこのような出来事がありました。
(写真は町田の山崎団地を走る連接バス「ツインライナー」(神奈中バス))
【お知らせ】
明日から1週間ほど仕事や転職活動で忙しくなるため、大変申し訳ありませんが、その間はログインいたしません。(記事は2月11日まで作成済み)
落ち着いたら、改めて訪問させていただきますので、ご承知おきのほどよろしくお願いいたします。
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。