京都 無限列車 / 8630号機 ー① | 安芸もみじ / Photos, Historys, Trains - Hiroshima JAPAN

京都 無限列車 / 8630号機 ー①


京都で開催されている"鬼滅の刃・京ノ御仕事 弐"ですが、嵐電・太秦村・京都鉄博の会場の内、梅小路の8620形 8630号機に行って来ました。

緊急事態宣言が発令されていたり、不要不急の外出自粛が叫ばれていた中、いつ行ったかは内緒です(笑)

こんな時世でなければ、宿泊して3ヶ所とも回りった上に、京都市内に点在しているキーワードも集めたい所ですが、予算と時間と仕事柄のリスクから、京都鉄道博物館のみの日帰りでした。



間に挟ませた230形 233号機は、明治時代に41機製造された国産初の蒸気機関車の内の1機で、後ろに写っているのは平成時代の世界最速・500系新幹線。

230形から500系までの鉄道及び工産業の歴史94年間の内、古典機と近代機の分岐点となる汎用型蒸気機関車が、大正時代に設計・製造された貨物機 9600形と旅客機 8620形です。

大正生れの8620形は672機製造されて現在、国内に22機と台湾へ1機保存されていますが、その内JR西日本の京都鉄道博物館とJR九州のSL人吉号の2機は、稼働状態で存在しています。



鉄道ファンではないものの蒸気機関車が好きと言う方には、JR九州の機関車を58000形だと思っている人も少なくないらしいですが。

形式ナンバープレートには"58654"と表示されているので気持ちも分からないでもありますが、残念ながら58000形の654号機ではありません。

貨物機は9600形で通称 キューロクと呼ばれているのに、なぜ旅客機は8600形ではなく8620形となったのかという、そもそも論からのお話しとなるのですけれど。



国有化される前の九州鉄道が、使い勝手がよく安価な機関車として1899(明治32)年からアメリカのアメリカン・ロコモティブ(当時の社名はスケネクタディ)社から輸入した154形がありました。

1906(明治39)年、九州鉄道が国有化されると、その機関車には8550形の形式名が与えられ、その高性能から山陽本線や常磐線などへも転属されて使用されました。

この8550形は1945(昭和20)年から廃車が始まり、1950(昭和25)年に形式消滅となったので保存車は存在しませんが、国鉄制式となったこの機関車のナンバーに8550~8610が振られていました。



そこで、第一次世界大戦の年である1914(大正3)年に国産機の新型が誕生した際に、8610の後番号となる8620を新形式名として付与されることとなりました。

この8620形は非常に性能が良く、国産初の大量生産へと繋るのですが、80両目になったときに8700番を付けようと思ったら・・・・。

1911(明治44)年に日英同盟の下、イギリスから輸入された機関車が8700形と付番されており、輸入機8700~8711と国内ライセンス生産の8712~8729の計30機が稼働していました。



余談ですが8700形は、唯一8722号機が北海道の(株)釧路製作所本社工場へ静態保存されているようです。

話しは逸れましたが、8620形は苦肉の策として100の位の繰り上げの数字を先頭に付加し、下一桁を再び0からスタートとすることとしました。

つまり №8699の次は №18620となり、JR九州の 58654号機は8620形の435番目に作られた車両という意味になります。



因みに58654号機は1922(大正11)年製で、CやDといった符号が付く前の旧形式では、トップナンバーは1ではなく0からのスタートでした。

なので、JR西日本の8630号機は8620形の11機目ということによります。

国鉄が鉄道開業100周年を記念して梅小路蒸気機関車館を開設するにあたり、1972(昭和47)年当時に稼働状態の最若番車を選定したので、プロトタイプの原形に近い8620形の走る姿を、京都鉄道博物館で今でも見ることができます。



さて、大正時代に生まれた名機 8620形 8630号機ですが、昨年12月26日~今年3月14日の期間は鬼滅の刃の無限列車仕様で運転されています。

一昨年の鬼滅の刃 京ノ御仕事ではSLスチーム号の運転は、イベントとのリンクがありませんでしたが、今回の京ノ御仕事 弐では映画"鬼滅の刃 無限列車編"の公開に合わせて、SLスチーム号もコラボされたので。

前回は行かなかったのですが、今回は無限列車を撮りに行って来ました。



まずはノベルティシールを手に入れるために館内を右往左往として、午後から蒸気機関車エリアへ移動したのですが。

SL乗り場付近で停車中の無限列車を撮っていると、急に雨が降り始めて、みるみる土砂降りとなって、本館2階から繋がる連絡デッキの下へ一旦避難。

ですが雨の中、発車時間が迫ったのでずぶ濡れとなりながら再び近くまで行って、撮った写真にはたくさん雨粒が写り込んでしまいました。



近代機とは造りの細部が異なる大正機のディテールを撮っていたら、雨はすっかり上がってくれて、無限列車はゆっくりと発車して行きました。

今回は停車中の写真をUPしましたが、走行写真は次回もしくは次々回のSLの記事でUPする予定です。

所で本来は8630と打たれたプレートが取り付けてある場所の、無限の文字は写真で見ると安っぽいプリントの様に見えますが、よく見るとちゃんと立体的な鋳造プレートでした。



国産古典機と近代機の中間に位置する8620形のディテールは、とても興味深くて面白かったので、ついつい夢中でシャッターを切ってしまいましたが。

その中から今回の19枚を選びましたが、ラストの写真は雨を避難した時に、C62ー2号機の後ろ姿・・・・テンダーを入れて撮ってみました。

そうそう、9600形はキューロクと呼ばれますが、8620形はハチロクと呼ばれるものの、カーブを高速で曲がる時に、片輪を溝落とししたりはしません(笑)

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コラーゲン、摂るようにしてる?

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コ・・・・コラーゲンの日!

今日はコラーゲンの日・・・・。

摂取するように心がけてはいるけれど、何も語ることがない(笑)


なので、鬼滅の刃 マルチクリームなるものを発見しましたとさ。

顔や身体、髪などにも使用可能で各キャラクターの誕生花をイメージした香りだそうで。

肌に潤いを与える6種の美容保湿成分(加水分解コラーゲン、ヒアルロン酸Na、加水分解水添デンプン、ハチミツ、グリセリン、トレハロース)配合・・・・と謳われていたので、無限列車とコラーゲン繋りでUPしてみました。

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