文化財防火デーや有料駐車場の日に制定されている1月26日は、りんご畑沿いを走る「りんご畑鉄道」の愛称で親しまれている弘南鉄道大鰐線について簡単に紹介させていただきます。
「文化財防火デー」は、1949年1月26日に法隆寺金堂壁画が焼損したことをきっかけに、文化財を火災や震災から守るとともに、文化財愛護思想の普及高揚を図る目的で、1955年に文化財保護委員会(現:文化庁)と国家消防本部(現:消防庁)が制定しました。
「有料駐車場の日」は、東京都が1959年に公共駐車場として日本初のパーキングメーター(路上駐車場)を日比谷と丸の内に設置したことに由来。利用状況が低迷しているパーキングメーターは、2008年度の全国2万882基から、10年後の2018年度には1万5056基と10年で4分の1が撤去されています。
関連する記念日に「パ(8)ーク(9)」と読む語呂合わせから、8月9日を「駐車場の日・パークの日」としています。私は軽い休憩や急を要する連絡以外は、ちゃんとコインパーキングなど利用するのでご安心をウインク
迷惑駐車はやめましょうね車(写真は休憩のため会社のキャラバンを路駐している私)
では本題に入ります。

【弘南鉄道大鰐線】
※写真は弘南線・黒石線で代用
1952年1月26日に、地元有力者と三菱電機が出資して設立した弘前電気鉄道(現:弘南鉄道大鰐線)が大鰐駅~中央弘前駅間を開業させました。
「りんご畑鉄道」の愛称が付けられている大鰐線(おおわにせん)は、青森県南津軽郡大鰐町の大鰐駅から同県弘前市の中央弘前駅を結ぶ14駅13.9kmの路線です。
中央弘前駅は、弘前駅(上写真)前から1.2Kmほど離れており、弘南バスの土手町循環バス(運賃100円)に乗車して「中土手町」バス停で下車し、土淵川沿いの遊歩道を歩くとようやく駅があるという少々不便さを感じる路線です。
徒歩だと20分以上かかるそうです
弘前駅発着の弘南線はJR奥羽本線との乗り換えがスムーズで便利ですが、大鰐線は弘南線と路線を敷設した会社が違う事と市街地の利便性向上を図るためだったそうです。
大鰐駅でも奥羽本線と接続していますが、JR利用客よりも弘南鉄道利用客の方が多いのが現状で、地元住民の足として重要な役割を担っています。
2013年6月の弘南鉄道株主総会で、船越社長が大鰐線を2017年3月で廃止する方向を示しましたが、1か月後に廃止方針を一旦白紙撤回され、大鰐線は存続することになりましたが、現在も予断を許さない状況です。
弘南線と黒石線(1998年廃止)は利用した事があるものの、大鰐線は未だに利用した事がありません。コロナが落ち着いたら利用してみたいですね。
桜の名所である弘前城へ行かれるついでに、大鰐線を利用されてみてはいかがでしょうか。
ちなみに弘前駅前から弘前城までタクシーで約1,000円です。
今日はこのような出来事がありました。
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

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