多くの列車が精密な模型で楽しめます.
金屋代鉄道では,最近12系客車が多く導入されています.
今週はその12系を順次紹介していきます.
(紹介する車両群のうち,1つは最近購入したものではありません.また,急に取り上げるニュースが入った場合は延期する場合があります)
筆者はKATO製品の企画について色々と当ブログに書いていますが,精密な鉄道模型で様々なシーンを再現でき,それらが印象に残る,という点では評価しており,基本的にKATOの提案に沿って遊んだ方が,ストレスなく楽しめるのではないかと最近気づきました.そこに,KATOから「客車編成セット」の提案があります.「きたぐに」はともかく,このような提案があったということは,KATOからは順次「客車編成セット」をリリースするということは想像にかたくなく,ついに,ベースセットが必要であると判断しました.
今回紹介するのは,そのベースセットである「10-1550 12系急行形客車 国鉄仕様 6両セット」です.2019年に発売されたこの製品,発売時は「関東の機関車に関西の車両を引かせる企画になっている」「企画があっさりすぎる」「客ドアに線が入っている」「ベンチレーターが屋根と一体型[1]」ということで,欲しいとも思いませんでした.そもそも,旧製品の12系を持っていました[2].
とはいえ,旧製品(右奥)とはえらい違いがありました.
表記は,今回の製品が「大ミハ」で,旧製品は「北オク」です.当初の企画意図であれば,12系の表記は「北オク」になるべきでしたと思います.
同時に単品(右端の車両)も用意され,2021年5月にはこちらが再販されます.セット品(左端)と屋根構造を違えています.
真ん中の車両はオハフ13で,セットにしか含まれません.
やはり国鉄型機関車がよく似合います.
このセットだけでも適当な臨時列車として,大きめのヤードに置いておいても良いですし,「SLやまぐち号」に見立てても良いと思います.シールは「かいもん・日南」にも対応した内容です.
「客車編成セット」の発表時点ではメーカー在庫がありましたが,注目度が上がっています.果たして,5月時点でのこの製品の運命はどうなるでしょうか?
「大ミハの12系」には多くの名列車があり,KATOの次の一手に期待します.C57用の集煙装置が用意されても良いのではと思います.
[1]:このこと自体はKATO製品の安さにつながる工夫であり,筆者は気にしていません.
[2]:この製品の収納場所確保のため,多くの車両は手放しています.