こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、最近多いTOMIXのED75の話です。今回は1000番台後期型1027号機(品番2115)になります。

 

整備後の姿です。普段先日整備した74号機と重連を組んで、ワムハチ中心の車扱貨物列車の先頭に立っています。いつもは74号機先頭なのですが、折角整備したので1027号機先頭で運転してみました。DCCでは前後どちらも総括制御運転が可能、次位機のヘッドライトはスイッチ操作で消灯できます。

 

整備前の状態です。左の74号機にエアホース等の表現を入れましたから、重連を組む1027号機にも..なんですが、何かボディーの収まりが悪く、浮いちゃっているのがお分かりいただけるでしょうか?

 

このアングルだと顕著です。奥側をしっかりはめ込むと手前側はこんだけ浮いちゃう状態でした。車輪の黒色化もしていないし、屋上機器も銀塗装はかけていましたが碍子まで銀、白色入れをやってませんでした(汗)。まず収まりの悪いボディーを何とかしなきゃ..

 


ボディーが浮く理由はこれです。上が74号機、下が1027号機です。床下機器形状の違いから74号機は中心部のダイギャストを苦労して削り込み、ここにDCC基板を入れるしか無かったんです。しかしその分リード線は出っ張る部分が少なくなっています。一部細いウレタン被覆線を使ったりして浮きを抑えたんでしょうね。一方1027号機は床下機器にDCC基板を収めておりダイギャスト上部の削りは最小限、リード線も太いのが乗っています。これが浮きの原因でしょう。

 

先ずバラして行きます。床下機器に格納したDCC基板(赤)が見えてきました。購入は2010~11年頃、当時苦労してDCC化した時のまま走っていたんだと思います。

 

DCC基板(Digitrax DZ125)が付いたモーター部を摘出し、リード線を細いものに交換します。交換するのは屋根裏を這っていた青、白、黄のリード線、約0.8mm径でDZ125に元々付いていたものと思います。どれもライト制御用のものです。このうち2本を0.4mmのリード線に交換です。しかし赤、黒しかないので白を黒、青を赤で代用です。黄は手持ちのあった0.6mmほどものに交換しています。同じ色が複数だと間違えますからね(汗)。結構細かいハンダ付け作業です。なお、リード線は各色を揃えるよう追加注文しました。

 

これらをモーター外周を這わせて上部へ出し、ライトユニットへハンダ付けします。ユニットが収まるところに何か透明のものが見えますが、これはプラ板にセロテープを貼ったもの、絶縁のためです。TOMIX機関車のライトはユニットの電極が下のダイギャストに触れることで集電し点灯する仕様です。ライト制御リード線が付いた状態で万一ダイギャストと導通しちゃうとDCC基板が死にます。何で知っているかというと、過去に失敗経験があるからです(汗)。しっかり絶縁するにはセロテープだけでは心もとなく、途中からプラ板を併用するようになりました。ウレタン被覆線を使わないのも絶縁保証のため、被覆が薄く傷ついたりしても見えないですからね。特に下から上へモーター外周を這わす部分、設計上何もない筈の所に無理矢理リード線を這わせていますからダイギャスト内側にキツく挟まる状態、絶縁不良トラブルを起こしやすい所です。

 

両方向ライトユニットに配線を済まします。これでリード線が細くなった分、ボディーが収まりきらないのは解消しました。

 

続いて黒車輪化、マジックで黒塗りを入れるだけです。右のみ施工済みです。

 

碍子の色入れ、カラーワイヤー装備でだいぶ実感的になりました。先日の怖い怖いKE77開放栓受カッター入れ”開”表現も行っています。スカートのKE77本体は”閉”のまま妥協していますが、開放栓受だけでも”開”に出来たのは見栄え上結構大きいかも..と思っています。相変わらず寒い思いをしてカッター入れてます..(笑)。

 

1End側は74号機同様、KE77~開放栓ケーブルの表現はありません。1000番台がヒサシ付きと違うのは開放栓受自体は付いています。が、ケーブルは装着されず”閉”のままで運行されていました。両Endともエアホースの装着が74号機より1本多いのも含め、実車写真を参考に決めています。浮いてたボディーも両側ともしっかり収まりました。

 

電気系を弄っているので一応デスク作業線上を試運転です。重連制御も問題ありませんでした。模型は床下機器の違いなど、しっかり作り込まれてますね。

 

これが通常の姿、74+1027です。1000番台はJR化後も暫くは高速貨物列車中心の限定運用が組まれ、かつ1027は比較的早くシロガマ化されたので、あまり赤2号オリジナル塗装時代に車扱貨物列車の先頭に立つ姿は無かったと思うんですよね。1027号機の機番シリーズは未掲載、写真を引っ張り出したら出て来る可能性もありますが..。しかしこのコンビなのは、TOMIX同士で重連を組みたいため。KATOとDCC基板の種類が違うので...KATOから発売の無い、または改造が難しいのがヒサシ付きと1000番台後期型 なのでこの組み合わせになっちゃいます(笑)。ヒサシ付き同士の重連が車扱、1000番台後期型同士が高速貨物 という手もあるんですけどね。DCCの重連設定を変えるだけで出来ますが、番台の違う重連が多かった印象が強いので現状はこうしています。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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