「九州縦断鉄道の旅 with 鉄子編」その⑧
みなさま、こんにちは。
前回「いさぶろう」の途中停車駅である大畑駅、そしてループ線、スイッチバックの模様をお伝えしました。今回は「いさぶろう」後半戦となります。
大畑駅を出発した「いさぶろう」は続いて矢岳駅に到着します。観光列車だけあって各駅に5~6分停車しますので、この駅でもホームに出て探索してみますね。
なのですが、みなさんなぜかホームから駅を出て車庫のようなところに歩いていきます。すると。。。
なんと、SL D51が静態保存されておりました!矢岳駅から徒歩1分でSLを見物できる、なんと魅力に溢れた肥薩線なのでしょうか。
今朝のSL人吉では外から運転席を覗き込むだけでしたが、ここではしっかり中に入って撮り鉄ぶりを発揮している鉄子なのでした。うん、良かったね!
こうやって撮影していると6分停車なんてあっという間です。が、ちゃんとみなさんが車内に戻ってから出発してくれますので安心してください。
さあ、矢岳駅を出発した「いさぶろう」は続いて真幸駅に到着します。この駅では地元の方が特産品を販売してくれていました。なのですが、ちょっと調べてみると当駅の一日の乗降者数は平均1~5人しかいないのです。
そんな肥薩線ですが、こうやって観光列車を走らせて地元を盛り上げたい!やっぱり今回このルートを選択して良かったです。
ここには駅名にちなんで「幸福の鐘」が設置されておりました。もちろん鉄子もこの鐘で幸福を呼び寄せます。「太宰府天満宮」「一勝地駅」そして「真幸駅」、これだけのご利益をいただいていれば、来年の受験も勇気百倍というものですね!
また、なんとこの真幸駅にもスイッチバックがあるのです!写真はありませんが、僅か40キロ、80分の乗車で2回もスイッチバックを体験できるなんて、この「いさぶろう」以外に無いのではないでしょうか。
肥薩線が復旧した際には、みなさまも是非「いさぶろう」の乗車をご検討くださいませ。
そして「いさぶろう」は終点吉松駅に到着しました。普通列車とのツーショットもしっかり残しておりました。
ちなみに、行先表示器には「いさぶろう・しんぺい」と記載がありますが、私たちが乗ってきた下り列車は「いさぶろう」、上り列車は「しんぺい」として運行されているのですね。前回お伝えした「かわせみ・やませみ」は下り上り共にこの列車名のため、なかなか複雑なネーミングとなっているな、と感じました。
■はやとの風3号
吉松駅では30分程度の待ち合わせで次なる「はやとの風3号」に接続となります。
こちらもキハ47系の改造車両ですが、キハ147系と型名が変わっておりますね。
中に入ってみると。。。うーん、こちらもやっぱり観光列車ですね~
近代的なシートからレトロなシート、窓側に向いているシートもありますね。
ほんとに今回の旅行は、九州の観光列車を乗り尽くす勢いで制覇しております。良く2、3日の期間でこの行程を導き出したものです。はい、自画自賛ですが(笑)
そんな「はやとの風」は鹿児島中央を目指してひた走ります。今日初めて海を見ることができましたが、その先には桜島が控えておりましたよ。
ん?煙を上げているように見えますが、これはたまたま雲がその位置にあっただけのようですね。はい、なかなかのシャッターチャンスでした!
そして、鹿児島中央駅に到着。朝熊本を出発してから長かった一日が終わろうとしています。
お、ここ鹿児島にも市電が走っているのですね。九州は市電が多くて楽しいです。
この市電に揺られて今日のホテルに向かいます。
こちらはホテルでの一枚。二人が着けていたマスクです。なんでこんなに真っ黒になってるの!とビックリ仰天しましたが、火山灰ではなくSL人吉の煙だったのですね~
窓を開けて煙を沢山浴びていたことが、このような形で証明されました。
今日は朝から夕方まで、SL人吉、いさぶろう、はやとの風と乗り継いで鹿児島中央駅までやって参りました。
5日目ということもあり、二人ともかなーり疲れも溜まってきておりまして、夕食は近くのスーパーで買い求めたお刺身やお惣菜でお腹を満たしました。もちろんお供には、現地ならではのチューハイをセレクトしましたよ。
そしてそして、長かった長かった九州縦断旅行も明日を残すのみとなりました。明日は桜島観光してから指宿を目指します。
それではみなさま、最終日にまたお会いしましょう!