2020年11月19日から運行が開始されたJR九州の新しい観光列車「36ぷらす3」に乗車してきました。

この「36ぷらす3」は、元々、私が大好きな787系を改造して作られたものなので、あの車両がどう進化したのかに興味津々。

 

 

「36ぷらす3」は、【赤の路】【黒の路】【緑の路】【青の路】【金の路】がある。

博多駅を出発し、【赤の路】は鹿児島中央駅まで、【黒の路】は宮崎駅まで、【緑の路】は大分駅まで、【青の路】は博多駅までのコースとなっており、三泊四日をかけて九州を一周する。

【金の路】は長崎往復のコース。

 

今回は、その【赤の路】と【黒の路】に乗車しました。

 

 

【赤の路】で乗車したのは6号車で、【黒の路】で乗車したのは2号車。

 

5号車、6号車は一般的な席。

ただし、グリーン席ということで、かなり幅広でゆったり座ることができる。

 

2名席と1名席。

【赤の路】【黒の路】【緑の路】【青の路】は進行方向右手に海を見ながら走行するので、車窓を楽しむなら、1名なら5号車、2名なら6号車がおすすめ。

【金の路】は逆の1名なら6号車、2名なら5号車がおすすめなはず。

 

 

全席に電源が用意されているのも、嬉しい。

 

 

座席背面には革製の多目的ポケットが設置されている。

 

 

1号車と6号車は、床が畳になっており、土足厳禁。

靴を脱いで乗ることになる。

 

 

下駄箱は、座席番号と連動している。

 

 

4号車はマルチカーとして、共用スペースとして利用できる。

 

 

大きなモニタがあり、これを使って様々なイベントが開催される。

 

 

モニタを使わない時は、組子の扉が閉まる。

 

 

クルーによる、沿線の紹介イベントや体験イベントなどが開催されていた。

乗車後の予約が必要なので、乗ったら忘れずに予約すること。

 

 

3号車はビュッフェ。

飲み物、食べ物、グッズなどを購入できる。

 

 

水戸岡鋭治氏がお気に入りのシャンデリアが…。

 

 

ここから取り出してカウンターへ持っていき、会計。

いろいろな飲み物や食べ物が並んでいる。

 

 

支払いは、交通系やクレジットカードだけではなく、ペイペイなどでの支払いも可能。

 

 

3号車の2名がけの個室。

 

3号車も、【赤の路】【黒の路】【緑の路】【青の路】は進行方向右手の席がおすすめ。

【金の路】は逆の進行方向左手の席がおすすめなはず。

 

 

 

2号車は、6人がけの個室。

1室だけ車椅子対応の部屋もあるが、他は広めのベンチシートタイプになっている。

 

2号車は全個室が同じ側なので、【金の路】以外は2号車はどこでもおすすめ。

 

 

 

 

1号車は、4名用と人数は少な目だが、空間としてはかなり広い。

6号車同様、靴を脱いであがるようになっている。

 

1号車の個室は進行方向に対して左右が半々。

なので、どのコースで乗車するかで考えてみよう。

 

 

 

元々あった個室は、たぶん一番広い個室になっている。

ここだけしっかり壁で区切られている。

 

 

車両の紹介はここまで。

一応、動画も撮影してみたので、興味がある人は是非。

 

 

ここからは、「36ぷらす3」のチェックポイントを紹介。

 

最近の水戸岡列車でよく使われる電鋳細工はここでも健在。

 

 

 

最近のお気に入りなのか、鏡をうまく使ったデザインで空間を広く感じさせてくれる。

 

 

 

3号車のビュッフェは、床や壁には銅板が使われていた。

滅菌効果が高いらしい…。

 

 

 

水戸岡鋭治氏らしく、遊び心も忘れない。

4号車のマルチカーと1号車の個室席の上に取りのオブジェが。

 

 

 

そして、気づかないと見過ごしてしまいがちだが、こんなこだわりも。

廊下の木目が個室の入り口だけ柄が変わり、個室内はその柄になっているという…。

 

 

 

今回は男女別のトイレ以外にも、多目的トイレもある。

 

 

ウォシュレットなのは、この多目的トイレだけ。

 

 

赤ちゃん用のおしめを交換用の台も設置されている。

 

 

 

5号車、6号車は、お弁当付きのランチプランも用意されている。

ちなみに、1〜3号車は個室でのランチプランも用意されているが、5号車、6号車はグリーン席プランのものとは違い、ちょっと豪華なお食事となっている。

 

【赤の路】は6号車のランチプラン。

お弁当がビュッフェでも販売されている風呂敷に包めれてくる。

この風呂敷はそのまま貰える。

 

 

お弁当はこんな感じ。

 

 

売店でブローチを購入し、この風呂敷をアイロンして、二日目はこんな感じで身につけてみた。

クルーも気がついてくれて、お声がけいただく。

 

 

ビュッフェで売られているお食事。

【赤の路】【金の路】限定の“うちのたまご”オムライスコンビ。

 

 

常に売られている共通メニューの「36ぷらす3」オリジナル 黒い鶏カレーと五島手延うどん「七椿」ミニうどん。

 

 

 

【黒の路】は個室でのランチプラン。

重箱に入って運ばれてきます。

 

 

色鮮やかで、食べごたえのあるお弁当。

 

 

メニューの裏にはアレルギーの対応表が載っていた。

 

 

降りる時にお土産で、飴ちゃんをいただきました。

路の色に合わせて、5種類の飴があるらしい。

 

 

発着駅では、クルー総出でお出迎え。

お見送りのときも同様でした。

 

 

いや〜、楽しい旅でした。

列車の魅力やクルーのおもてなしも最高でした。

これは、ななつ星とも、或る列車とも違う、また新しい魅力が満載の列車ですね。

 

ちなみに、今回は【赤の路】と【黒の路】にちなんで、こんな感じで行きましたが、クルーの皆さんスグに気づいていただきました。

 

【赤の路】の赤コーデ。

 

 

【黒の路】の黒コーデ+グッズ。

 

 

この「36ぷらす3」ってグリーン席用の食事と個室用の食事が別で、【赤の路】にいたっては個室用の食事が2種類もあります。

これ、どんだけ乗ったら、制覇できたと言えるのでしょうか?(笑)

 

ということで、次回は木曜から月曜まで一気に乗りたいと思います。

そういうツアー商品もあるようですが、よくよく計算してみたら、個別に予約した方が安く上げられそう…。

 

まぁ、いずれにしても、今年中に一周はできるように頑張りたいですね。