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1月24日は、2010年のJR京浜東北線209系(上写真)さよなら運転や2015年の西鉄貝塚線313形(下写真右)さよなら運転などありましたが、今回は京王電鉄の主力車両9000系についてご紹介させていただきます。
一部が廃車となり房総地区へ転用(総武本線・内房線・外房線・成田線・鹿島線)され活躍中ですが、一部路線に投入される新型車両E131系によって、新天地へ旅立った209系の一部が置き換えられます。葬式鉄が荒らす前に記録しておきましょう。

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西鉄貝塚線313形(写真右側)

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では、どうぞご覧下さい。

【京王電鉄9000系】

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2001年1月24日に、京王電鉄9000系の営業運転が開始しました。
デビューから20周年ですか

京王9000系は、2000年から2009年にかけて264両が製造された車両で、6000系の置き換えを目的に、メンテナンス・ランニング・製造のコスト低減、環境への配慮、バリアフリーを盛り込んで設計され、2001年にグッドデザイン賞を受賞しました。
京王線用の車両として初めてIGBT素子を使用したVVVFインバータ制御装置を搭載した省エネ車両9000系の導入によって、前述の6000系を置き換えVVVFインバータ率を一気に押し上げました
1972年から活躍していた6000系を置き換えた
2005年から導入が開始された都営地下鉄新宿線乗り入れ用の10両編成30番台(9731F~9749F・9730F)は、地上用の0番台(9701F~9708F)と異なり貫通幌の台座が無いのでスッキリしたお顔に

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「地上用車」(写真右)と「都営地下鉄新宿線乗り入れ車」(写真左)で前面のデザインなど若干異なる
都営新宿線乗り入れ用の30番台・40番台は、相模原線のほか京王八王子や高尾山口などにも乗り入れます
8000系のデジタル式速度計から7000系以前と同じアナログ式の速度計を採用した運転席は、視認性向上のため京王で初めて高乗務員室が採用され、従来車より乗務員室位置が約200 mm高くなっています。
6000系の2両編成が最終的に残ることが想定されたため、6000系・7000系と併結運転が可能なシステムが9000系に搭載されてます(写真は6000系2両編成との併結)
京王7000系(2両編成)
9000系8両編成は、妻部の化粧板がグレーの木目調になっていますが、10両編成の妻部は他の部分と同じものを使用しています。
10両編成の妻部化粧板は他の部分と同色に
出入口脇に袖仕切り板を設けられた座席は、1人当たりの座席寸法が8000系よりも10 mm拡大した片持ち式のバケット式が採用され、7人掛け部分には3人と4人に仕切る握り棒が設けられているほか、一部の座席の下には非常脱出時に用いる階段が取り付けられています。
座席下にある非常用の階段
京王で初めてドアチャイムと旅客案内装置が設けられ、LED式旅客案内装置が乗降ドア上に設置されましたが、2007年以降製造の10両編成15本はLCD式車内案内表示器がすべての乗降ドアの上に設けられました。
10両編成のLCD式車内案内表示器
最後に製造された9730Fは、KEIOロゴがライト下にある異端児でしたが、2019年の検査時に他の9000系と同じ位置に貼り付けられた
個人的にはロゴの位置を変えて欲しくなかったですねぐすん
現在の9730F

鉄道ファンになるきっかけとなった京王6000系を置き換えた存在だけに、あまり好きになれない9000系ですが、6000系よりも長く活躍して欲しいと思います。
6000系の分まで頼むぞおーっ!

今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました。

鉄道コム