旅メモ ~旅について思うがままに考える~

元鉄道マンの視点から、旅と交通について思うがままに考えたことを紹介します。

新形式の導入で置き換えが進む東京メトロ7000系を捉える

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 いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。

 緊急事態宣言が出るよりも前の1月2日は、鉄活初めとしてカメラを携えて近隣へお出かけ。線路際での撮影を楽しんでおりました。

 できれば、去りゆく車両の記録として車内なども撮っておきたいところですが、なにしろ仕事柄、感染してしまうと即座に「報道発表」として公になることと、なにより教える子どもたちやそのご家族、もちろん自分の家族を守るためには「今は耐えるとき」とばかりに線路際での撮影に勤しんでいるのです。

 さて、1月2日は欲張って2箇所での撮影をしました。1か所目は既に投稿しておりますが、品鶴線を走りゆく185系がお目当て。タワマンが林立する武蔵小杉をバックにした185系を捉えた後は、筆者にとって馴染みの深い東急東横線を捉えに白楽まで移動でした。

 白楽や東白楽周辺は、筆者が高校時代に通っていたところで、学校の帰りに部活の友人達とフラフラとしながら遊んだり、ピザ屋でデリバリーのアルバイトもしていたので、学校帰りに白楽から妙蓮寺に向かって歩き、バイクに乗り換えてピザの配達をしたりと、10代終わりの青春時代を過ごした地です。

 その途中に渋谷方から桜木町方へ向かう線路は、ちょうど下りの右カーブで、真正面を捉えるのに絶好なスポットがあります。

 そのスポット、実は10年以上前にも同じ場所で撮影していたのですが、今回はそれ以来の場所へと布陣したのでした。

 

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 東京メトロ7000系は、子どもの頃にはまったく縁のない車両でした。それはそうでしょう、当初は有楽町線用の車両として登場したので、こうして神奈川県内まで乗り入れてくることはありませんでした。

 おまけに、筆者自身も有楽町線に乗る用事もないので、見ることすら全くなかったのです。それが、副都心線との直通運転が始まると、ひっきりなしにアルミ独特の輝きを放ちながら、あの独特の全面マスクの電車がひっきりなしに走るようになりました。

 

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 1枚目は28編成です。

 どうもピントを合わせるのが苦手で、ついついAFを使ってしまうのですが、それでは上達もないと最近ではMFでピントを合わせるようにしています。しかし、思ったようにピッタリとはならないのが悩みどころ。

 2枚目の20編成はもっと酷く、車両より手前20mほどの位置にピントが合っています。

 なかなか思うように任せることができません。

 

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 そうこうするうちに、東武9000系がやって来ました。

 こちらは巧いことピントが合いました。同じ金属地肌を輝かせているものの、アルミ合金とステンレス鋼では、その光の反射具合が違います。アルミ合金はどちらかというと、ピッカリと光って見えるのですが、ステンレス鋼では少し暗めの金属感がある輝きになっています。

 もっとも、同じステンレス鋼でも表面の仕上げ方によっても異なるので、一概には言えません。ただ、東武9000系の場合は、昭和の時代に登場したステンレス鋼の車両と同様に、側面はコルゲート板で覆われているので、東急でいえば8000系やかつての7000系に近い仕上げになっていると思われます。

 

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 最後は東京メトロ7000系04編成です。

 東京メトロでも古参の部類に入る車両で、側面の窓は開口部が狭いので小さくなっています。

 そして、もう一つは前面のデザインは、オフセットされた貫通扉です。今日の鉄道車両は、その多くが貫通扉をオフセットするのが主流ですが、その割合は5:3:2となっています。ちょうど真ん中で左右に非対称になる形でのオフセットですが、7000系は先輩格である6000系、そして後輩格で半蔵門専用の8000系とともに、真ん中から僅かに左にずれた位置でのオフセットになっています。

 さらには貫通扉には窓がなく、アルミ合金の扉がなんともいかめしくも感じます。この扉は非常時の脱出用として割り切った設計で、この扉の裏側には非常用の階段が備えられていて、使用するときにはこの扉をまるで小型旅客機のように前方へ倒して使うようです。

 写真は被写界深度を浅くとりたかったので、絞り値は全階にしてはみたものの、シャッタースピードが遅めだったことが災いし、前面がハレーション気味になってしまいました。おまけにピンとも今一つ甘めになってしまい、帰宅してPCの画面で見たときには少々ガッカリとしてしまいました。

 いずれにしても、課題の多い作品になってしまったので、近いうちにリベンジしてみたいと思います。

 

 今回も最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

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