こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、長いこと使っていなかったTOMIXのマルチレールクリーニングカーの話をしてみたいと思います。

 

この製品です。品番6421、走りながら線路の掃除ができるといった商品です。上の”Analog”というポストイットを入れたものはDCC仕様にしておらず、殆ど使っていないものと思います。箱が見つかったのは2つでしたが..

 

DCC化したものがもう1両居て、計3両も在籍していました..(汗)。製品表記は軌道保線車、車番はカヤ6421となっています。品番に合わせたようですね。

 

この車両が活躍したのは写真の”倉敷支線”があった頃、10年ほど前です。部屋にKATOのユニトラックを敷き詰めたレイアウト、ホコリカット策が無く集電不良が頻発、線路掃除が大変だったので頻繁にクリーニングカーを走行させていました。

 

車両の裏側と、掃除モードにより使い分ける丸いディスク3種を撮影しています。

車両に付けているのがダスト吸引ディスク、これは線路を直接擦りません。

下に写る2枚が湿式布タイプ(右)、乾式ヤスリタイプ(左)です。これらはバネが付いていて直接線路を擦ります。湿式はレールクリーナーの液体を車体本体へ入れて、ディスクを少しづつ湿らせてクリーニングすることが出来ます。汚れが酷いと乾式で、直接ヤスリで表面を削っちゃえ という仕様と思います。こういった製品が発売されているのは良いなー と思います。

 

余談ですが、この車両はでっかいウェイトが入り、普通の車両に比べてとんでもなく重いです。レールを擦るため、重量を稼いで浮き上がりを防止しているものと思います。台車集電も車軸を擦るタイプで走行抵抗が大きいです。このクリーニング車は後継に6425があるようですが、こちらはどうなのかな?

 

倉敷時代のイメージですが、2両を連結、機関車次位にレールを擦るディスクタイプのどちらか、その後ろにダスト吸引ファンを付けて走行していたと思います。擦ったのを吸い取っちゃえ という発想です。クリーニングカーは自走出来ないので、機関車等の牽引または推進運転が必要です。”東京本線”=現在のレイアウト でも走行させようと3両目を買ったと思うのですが、後述走行上の問題があり、倉敷は2013年に引き払って東京へ戻ることになったので、手付かずでそのままになっていたものと思います。

 

バラしたところです。レールから集電して、縦方向に入るモーターを回してディスクを回転させる構造です。スイッチでOn/Off出来るようになっていますし、パワーパックでは線路電圧に応じてモーターの回転数も変わる筈、Onでも機関車停止状態ではモーターは回転しないんじゃないかと思います。(常点灯対応とかではどうなる??)

ブリッジダイオードが入っているのでDCC線路上に載せてもモーターは回りますが、DCCは常に交流12V+α程がかかっているので、常に唸りを上げて、最高速度で回りっぱなしということになります。扱いにくいし、モーターが吹っ飛びそう..。そこでスイッチの接点部品を取っ払って、DCCデコーダーを仕込んでいます。写真右端、赤いDZ125(Digitrax)がそれ、のリード線が線路集電用、がモーター出力用でモーターに直結する位置にハンダ付けしています。モーターの回転制御ですから、電動車の配線と同じです。こんな車両にもDCC化が必要でした。

 

DCCのアドレスは車番と同じ”6421”に設定、これで走行機関車とは別にディスクの回転数を制御できます。(EF64 21とかが居ると被っちゃいますが、居ないので..(笑)。)

50%出力位で十分と思います。ゼロにすれば停止します。こうして運転していましたが...

 

接触ディスクタイプは線路の継目にちょっとでも段差があると引っ掛かって止まっちゃうんですよね。これがネックでした。説明書には”TOMIXレール専用”と書かれていたところ、KATOレールだから?かも知れませんが、TOMIXのレールはちょっとの段差もなく繋げるのかなー??倉敷は平坦線だったので引っ掛けて止まったら救済出来ましたが、東京レイアウトは手を突っ込めない所がいくつもあるので、接触タイプは使えない という判断でした。3両目が日の目を見なかったのはこの辺が原因と思います。少し前に書きましたが、東京レイアウトはアクリル板囲いを付けているので掃除無しでも集電不良はあまり起こりませんし...

 

とはいえ、先日Vol.58動画撮影時に、普段あまり通らない留置線などを通過させたところ、奥の方は結構ホコリだらけ..ここは一旦バラシて掃除が必要なんですが、この際ダスト吸引モードで運転してみようかな と思い立って今回1両を復活整備し、走らせてみました。

 

5年単位で放ったらかしだったとはいえ、本線を2周しただけで写真のようにとんでもない量のダストが取れました(汗)。この量にはビックリです😲。ダストが無いとは思っていませんでしたがこんなに・・、外からはホコリが入らないように壁側の目止めとか、隙間ふさぎとか色々やってるんですけど、どっからこんなに沸いたんだろう??

ホコリがあっても集電不良が起きないのは、アクリル板囲いによって風が入らず舞わないため と思うのはこの辺です。こんだけホコリがあっても快調に走っていましたから。しかし、車軸部への噛み込み防止のためにも、時々はダスト吸引運転をした方が良さそう と思った次第です。

 

ということで”ダスト吸引列車”、あちこち走らせます。左側、ED75 74+カヤ6421(クリーニングカー)+ヨ8000です。全部TOMIXで揃えてみました。これで手の突っ込めない所のダスト吸引もしてくれます。右はKATO DE10 1122+1109+24系の臨時急行”ホワイトスノー安比”、先日も出て来ましたが、丁度1年前の今日、ホワイトスノーの実車写真をUpしていましたので再び登場させました。以下に記事を貼っておきます。

 

 

レールクリーニング車は、手付かずの1両は売却、1両現役、1両予備 という体制にしようと思います。1両居れば十分なんですが、DCC化で2両弄っちゃっていますからね..

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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