【図書館、行けるかな】大阪市立阿倍野図書館 | バスと献血のたび

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大阪からバスを乗り継いで遠くまで行きたいです。
献血の記録も載せていきます。

仕事を定時で終えて図書館に行くという単純企画(詳しくはこちら、目次もあります[リンク])。第六回は阿倍野図書館です。
阿倍野図書館は大阪市阿倍野区にあります。阿倍野区は前回訪問した住吉区の北隣に位置し、区の北端は「天王寺」や「あべの」と呼ばれる繁華街です。区を代表する名所といえば、最近はあべのハルカスが挙げられるのではないでしょうか。
18時7分に勤務先を出ました。淀屋橋まで歩きます。
淀屋橋を渡るときに西の方角を見ると超高層ビルの夜景がとても綺麗なんです。緊急事態宣言で出勤者の7割減が要請されていますが、どのビルも明かりが灯ってますね。みなさんの職場は「出社3割、テレワーク7割」してますか?
 
淀屋橋駅から御堂筋線に乗ります。
乗ったのは18時19分(実測)のなかもず行き(上の写真、左側)。車内は混んでないですよ。
 
大国町と動物園前で乗ってくる人が多かったものの、乗客どうしの体が触れ合うくらいの混雑ではないです。
 
18時32分(実測)、天王寺着。ここで降ります。天王寺駅御堂筋線のりばは照明器具の高さに通路があって、そこからの眺めはなかなかユニークです。
 
西改札を出ると左すぐにあべのハルカスがあります。ここは近鉄の大阪阿部野橋駅、近鉄百貨店などを含む超高層ビルです。2021年1月現在、日本で最も高いビルであり、中に入る近鉄百貨店あべのハルカス近鉄本店(我が家では「あべきん」と呼んでいる)は売場面積が日本最大です。
近鉄大阪阿野橋(阿野橋じゃないですよ)の西改札前を通り抜けます。
前回、住吉図書館に向かう途中、南海難波駅を利用して「大きな駅だな」と感じましたが、阿部野橋駅も大きいですね。南大阪線単独の駅なのにホームが1番から6番まであります。
ここからあべのHoopあべのand(いずれも近鉄百貨店のファッションビル)の中を通り抜けて南下していきます。
 
あべのandを出たら西へ向きを変え、あべの筋(町名は阿倍野筋ですが、道路名は平仮名で"あべの筋")へ。あべの筋を少し南下すると阿倍野交差点で、右に曲がってすぐのところが阿倍野図書館です。18時49分に到着。
図書館は阿倍野区民センターおよび市立葬祭場「やすらぎ天空館」との併設となっています。葬祭場と併設の図書館って珍しいと思いませんか?
図書館の西側には広大な墓地「南霊園」が広がっています。昔は街はずれだったのが都市域の拡張でターミナル駅そばになったのでしょう。

 

図書館は区民センターの3階。入館してすぐに「閉館10分前です」の案内放送が流れ、続いて「第三の男」が流れます。これ、阪急梅田駅で終電前に流れる曲ですね。借りる本は決めてきてるので速やかに手続きできるのに、なぜか焦ってしまいます(笑)。
今回借りた本はこちら。
此花図書館で借りた『ヒンディー語のしくみ』が面白かったので、次はフィリピノ語にします。
『間違う力』は将棋棋士の高野秀行さんが書いた本だと思ってましたが、開けてみるとノンフィクション作家の高野秀行さん(同姓同名)の著書でした。著者を間違えて借り、しかもその本のタイトルが『間違う力』だとは...
 
19時の図書館閉館と同時に外に出ます。

図書館前の道路の上には電線があります。電線なんてどこにでもあるんですが、ここの電線には「600V危険」という注意書きがぶらさがっています。これはおそらく阪堺上町線に電力を送っている電線なのでしょう。この道路には昔、阪堺平野線が走っていました。平野線は廃止されましたが、道路に沿った送電はまだ続けていたんですね。

 
では、あべの筋を北上して天王寺駅まで戻りましょう。
あべの筋の中央には阪堺上町線の軌道が通っています。ちょうど電車が通り過ぎていきました。阪堺電車にしては比較的新しい車両(下に拡大写真)じゃないですか。

 

左手にあべのキューズモールが見えました。ここには昔、商店街があって、繁華街らしく居酒屋もたくさんあったと記憶しています。居酒屋の何軒かは今でもこの建物内に移転して営業しているみたいです。なかには昔の建物をそのまま移転させたお店もあるそうで、コロナが落ち着いたら行ってみたいものです。

 

近鉄前の交差点で右折してJR天王寺駅東口へ行こうとしたら、近鉄バスを見つけました。近鉄上本町行きです。

近鉄電車に乗ると上本町の手前で

「あべのハルカスへは近鉄バスにお乗り換えです」

という車内放送が流れます。そのバスですね!すぐ発車するようなので乗ってみましょう。
乗客は10人以上。地下鉄・市バスと並行する路線である上に緊急事態宣言の期間中なのに、乗客は意外と多いです。
 
バスは私が乗るとすぐに発車。西へ進み、近鉄前の交差点を右折します。この交差点の陸橋(上の写真)は上空から見たらアルファベットの a の形をしているそうです。
JR天王寺駅ビルの前を通ります。さきほど歩いたあべの筋と同じ道なんですが、近鉄前交差点より北は谷町筋と呼ばれています。
 
四天王寺参道口で5名下車。その後、バスは谷町筋を北上して谷町九丁目で右折。千日前通を東へ進み上本町を目指します。市バスのあべの橋上本町六丁目間とはルートが異なりますね。
 
あべのハルカスから約15分で近鉄上本町に到着しました。運賃は100円。安い!
バスを降りて駅ビルに入るとすぐに近鉄電車に乗れるようになっています。運賃が安いのと乗り換えが便利な点をもうちょっと訴求してもいいかもしれませんね。
上の写真は近鉄大阪上本町駅の地上改札口。改札の向こうには大阪線のホームがあります。ここも大きな駅ですね。大阪線のホームだけで3番から9番まであります。そして大阪阿部野橋駅と同様に、駅ビルには近鉄百貨店上本町店(我が家では「うえきん」と呼ぶ)が入っています。
 

では、ここから家の方角に歩いてみます。
 
上町台地をクネクネと北東へ。石畳の道が良い雰囲気です。
 
真田山の交差点に着きました。ここからは玉造筋を北上します。
玉造の交差点に到着。長堀通を渡ります。道路名標識は「長堀通」となってますが、「り」は要らないのでは?
 
玉造筋沿いをさらに北上。沿道には京セラドキュメントソリューションズ(昔の三田工業)、森下仁丹、サクラクレパスの本社があります。
 
JR大阪環状線の森ノ宮駅に着きました。南口改札は券売機もなく簡易な造りです。
 
改札を通過して内回りホームへ。
ホーム北端には展望スペースがあって大阪城公園が眺められるようになっています。阪神高速の高架がちょっと邪魔ですが天守閣も見えました。
 
天守閣を見終えたタイミングで電車が来ました。関空快速関西空港行きです。関空快速は大阪環状線内で紀州路快速を併結していますが、この列車は関空快速単体ですね。これは珍しい。これに乗って帰ります。
電車内でスマホを取り出し乱数生成し、次回の行き先を決めます。
出た数字は23。前回と同じ番号!住吉図書館です。先月の記事
「同じところに行くのは2回までにしたいと思います(笑)」
と書いたところなのに、もう引いてしまうとは。しかも比較的遠い住吉図書館を。
 
前回は「肥後橋(地下鉄四つ橋線)難波(南海高野線)沢ノ町」というルートで19時の閉館前に住吉図書館にたどり着きました。こんどは別ルートで行ってみようかな。行けるかな。
 
(2021/1/20)
 

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