信越本線全駅間歩き2(高崎-軽井沢) その12・熊ノ平信号場からの国道歩き | 駅から駅まで・旅のあしあと

駅から駅まで・旅のあしあと

鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
X(Twitter)アカウント:@Oaksky8

 

その11からの続き

 

熊ノ平信号場(9:49着・10:05発)

 

 

※この記事は2020年11月に歩いたものです。

 

めがね橋を通過し、国道とアプトの道を経由して熊ノ平信号場へ向かいました。

 

10号トンネルの出口にさしかかりました。

出口の先が開けていますが、これが熊ノ平信号場です。

 

標高は679メートル。

全行程の半分強登ってきました。

めがね橋は過去に何度か行きましたが、ここは初めてなので楽しみです。

 

 

 

トンネル出てすぐの場所に熊ノ平神社と熊ノ平殉難碑があります。

 

奥に見える殉難碑は、1950年にこの場所で発生した土砂崩れの慰霊碑です。

手前の熊ノ平神社は碓氷峠運行の安全を祈願するために設けられたそうです。

 

 

 

熊ノ平信号場の構内です。

複線化が完了する1966年までは駅として使用されていました。

両側に見えるホームっぽい構造物はその名残。

 

駅の利用者は基本的に鉄道職員だったようですが、

空中写真を見る限りでは民家もわずかにあったようです。

 

 

 

熊ノ平信号場は、急勾配が続く碓氷峠では唯一勾配ゼロとなる場所。

しかし、信号場を過ぎるとすぐに急勾配が始まります。

 

ここで休憩しようと思ったのですが、

休憩できるベンチは横川側だけで、軽井沢側にはなく…

結局、地べたに座って一休み。

 

 

 

アプトの道はここで終了。

ここから軽井沢までは我慢して旧国道を歩かなければなりません。

階段下って、旧国道へ向かいました。

 

 

 

このあたりでも日向では紅葉が残っていました。

 

 

 

さあ、旧国道に復帰しました。

碓氷峠の頂点までは7kmあります。

 

峠越えはまだ半分。

残りはこの道を歩かねばなりません。

我慢の峠越えの始まりです。

 

 

 

碓氷峠の旧国道はカーブの連続です。

見通しは悪いですが、勾配はそこまで急ではありません。

 

 

 

右手に橋が見えました。

こちらは1997年まで使用していた線路。

 

熊ノ平を過ぎても、所々で線路跡を拝むことができます。

 

 

 

曲がりくねった峠道はさらに続きます。

交通量は相変わらずそこそこあるので気が抜けません。

 

 

 

このあたりまでくると、

日向でも完全に落葉していました。

 

 

 

道は等高線をなぞるように続いています。

カーブが多いのもそれがゆえ。

 

碓氷峠の頂点まであと5km。

まだ緊張の峠越えは続きます。

 

 

その13へ続く

 

 

熊ノ平信号場先のGPSログ(1/20,000)です。

 

この区間はずっと国道を歩きました。

地図を見ても、線路跡が地上に出るところでは道路と接近していることが分かりますね。