皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

今日は帰宅後寝落ちしてしまいこんな時間になってしまいましたので、小ネタだけで済ませることになろうかと思います…。

 

昨日キハ54急行「礼文」仕様をご紹介しました。当初ジャンク品を1両入手していたものの正面に瞬接による白化があり、台車交換前の旧製品が入手できたのでこちらを整備しジャンク品はジャンク箱行きになるところでした。しかし何だか勿体ないのでレストアにトライしてみることにしました。

 

↑昨年「ぽち」で買ったジャンク品のキハ54は前面がこんなになっていました。幌を接着した跡があり、おそらくこの際に白化してしまったものと思われます。

 

↑またこのように新仕様はドローバーで連結するようになっており、気動車特有の他形式との混結(キハ40とか)を楽しむことが出来ません。しかもジャンク品なのでドローバーも付いていません。

 

↑台車と床下機器までの間隔も広すぎるような印象です。

 

このような状況なのでジャンク箱行きにしようかと思っていましたが、数百円で入手したものとはいえなんとなく勿体ないので何とかならないかとちょっと手を入れてみました。

 

↑正面ガラスまで白化していたので一旦バラします。

 

↑ネットで見てみると、白化したものを除去するにはアルコールで拭くと良いとあるので、ウチにあるアルコール入りクリーナーでゴシゴシ擦ってみることにしました。

 

↑車体に付着したものは塗膜に食い込んでいるのか取れにくいですが、ガラス部はかなり除去できました。幌周りに残っているので、幌を付けてしまえば目立たないかな!?

 

↑先日ご紹介した手法でTomix製幌を付けてみました。随分マシになりました。

 

次にドローバー&ダミーカプラーを何とかします。

 

↑現行品の床下は爪が2つあるタイプの床板になっており、Tomixの汎用密自連TNである0374が取付可能なのかなと思いましたが、0374ではエアホースやKE53ジャンパ栓の表現が無いのでウチに余っているJC6356を使えるように加工します。

 

↑途中経過を撮るのを忘れましたが…、GM製品のドローバー及びダミーカプラーにはTNに取り付けが可能なスカートが付いています。しかしメーカーで接着されていますので、これをカッター等で綺麗に切り、スカートのみを分離します。そしてTomixのTNであるJC6356(1つは在庫の関係で旧製品のJC62で代用)を用意しました。本当は冷房ジャンパの無いキハ40系用のJC6352がベストなのですが市場品切れで現在入手困難です…。

 

このJC6352とJC62にはスカートを固定する爪があり、GMのキハ54のスカートにもこの爪用の穴が開いていますので、接着剤等を使用しなくてもスカートをTNに取り付けることが出来ます。

 

↑JC6356・JC62はボディーに取り付ける爪が3つのタイプなのですが、GM製キハ54の床板は爪が2個のタイプで、このままでは取り付けが出来ません。なので爪を使うのを諦めビス止めすることとし、この爪を合わせる部分を切除しました。またTNの後部も床板の窪みに合わせて少し切り詰めます。

 

↑キハ54製品のダミーカプラー及びドローバーパーツから切り出したスカートをTNにはめました。スカートには四角い穴が開いており、これがTN側の爪と引っ掛かって固定されるようになっていますので接着剤等は不要です。

 

↑床板にビス止めしました。丁度私がビス穴を開けた部分は床板に集電板がありましたので、あまり長いビスだと集電板に突き当たってしまうので短いビスを選定しました。もうちょっと外側に開けると良かったかもしれません。

 

↑先ほど台車と床下機器までの隙間が大きいと書きましたが、そもそも銀車輪が目立つため余計に隙間が目立つ結果になっています。なのでこの銀車輪をTomix製の旧集電タイプ黒車輪と交換してみます。

 

↑足回りが引き締まったので隙間自体が目立たなくなりました。よっぽど真横から見ないと気にならないでしょう。

 

というわけで簡易レストアしてみました。

 

↑まぁ前よりは随分マシになったかな。最近はウチの撮影機材がグレードアップしているのでアップ撮影すると粗が目立ちますが…。

 

↑手前が今回レストアしたジャンク品、奥が昨日整備した旧製品の新品です。これくらい離れればあまり気にならない!?

 

このくらいになればまぁ普通に走らせても良いかなと思うレベルになりました。細かい部分はリューターにソフトタイプの研磨ブラシを付けてゴリゴリやればもっと綺麗に白化部分が取れるかもしれません。

 

ということで75点合格としましょう。これでジャンク箱行きから車両ケースに収納される車両に昇格しました!

 

↑台車更新車なのでキハ40の延命車である1700番台とコラボさせてみたりして…

 

↑特快「きたみ」のキハ54は、朝北見方でキハ40 2連と組み北見~網走~西留辺蘂(金華)~北見の通学輸送に充当されますのでそれを再現しました。

 

ということで無事に生き返ったキハ54でした。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!