こんげつ2021年1月18日、渡刈駅(とがりえき)あとから挙母線(ころもせん)あとをあるいた。挙母ってのはいまの豊田のことで、挙母線は岡崎から豊田までをむすんどった線だ。こんかいあるいたのはぜんぶが豊田市内の部分で、岡崎とのさかいをなす矢作川(やはぎがわ)ちかくにある渡刈駅あとから、いまは愛知環状鉄道三河豊田駅としてつかわれとるトヨタ自動車前駅あとまであるいた。
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しゅっぱつ地点は伊勢湾岸自動車道のわきから。この伊勢湾岸自動車道のむこうに平行して矢作川がながれとって、岡崎から矢作川をわたってきた挙母線がここにつながってきとった。
みぎに事業所をみながら、豊田のまちをめざしてすすんでいく。車道わきの遊歩道が挙母線あとだ。
十字路を直進するとこで、みぎに渡刈クリーンセンターがみえる。
すぐに渡刈駅あとにとうちゃく。いしがきづみのホームがあって、ホームのうえにはりっぱなまちあいしつまである。復元したもんじゃなくて、えきを想像させるためにつくったもんだ。
説明がきもあって、よんでみる。1929年に豊田市内区間が開業して挙母線の全線開通になっただけど、1973年3月よっかに廃止になっとる。注目すべきは、豊田市内区間を開業したのが三河鉄道だったってことだ。三河鉄道は、さきに岡崎電気軌道が開業した岡崎市内区間を買収したうえで、豊田市内区間を開業しただ。三河鉄道の主力はいまの名鉄三河線。ほの上挙母駅(うわごろもえき)から分岐するかたちで挙母線を開業しただ。当初の路線名は岡崎線。本線たる三河線から分岐して岡崎にいく線っていう位置づけだ。
渡刈駅あとをしゅっぱつ。まわりはほとんどたんぼで、人家はまばら。
すすんで、みぎ45度、たんぼのずーっとむこうにトヨタ自動車の本社ビル群がみえる。
みぎうしろに斜張橋(しゃちょうきょう)。このうつくしいはしで伊勢湾岸自動車道が矢作川をわたる。
みちがゆるくみぎにゆみなってくだっていく。みちのひだりわきにニューフラワー美容室。
たんぼんなかをすすんでいく。
ひだり、たんぼのずーっとむこうにちゃばたけ。豊田は、わがあんじょうよりもだいぶさぶいだけどちゃばたけがある。土地に起伏があって、おちゃの栽培に適した斜面があるでか。
みちのひだりわきにあずまや。ひょっとしてここが鴛鴨駅(おしかもえき)あとか。鴛鴨駅は、挙母線の開業から十数年で廃止になったっていうえきだ。
あずまやのとこから遊歩道と車道がわかれる。遊歩道が直進するのにたいして、車道はみぎにゆみなってくだっていくだけど、車道のほうをいく。車道の歩道をいく。
みぎにゆみなっていきながら、おおきなひだりT字の交差点を直進。交差点のひだりむこうにファミリーマート豊田渡刈町店。
大谷川にかかる明和橋(めいわばし)をわたって、住宅街にはいっていく。はしからは、みぎにゆみなってさかをあがっていく。
こっからさきは歩道がなくなるってとこで、ちょうどとおりがかったおばあさんにみちをたしかめてみる。三河豊田駅にいくにはどうやっていきゃあいいのか、っていうふうにきいてみたら、ずーっとひだりにいかにゃいかんっていう。いや、このみち、挙母線あとじゃないだ。じゃあ、挙母線のあとはどこかってきいてみたら、あのファミリーマート豊田渡刈町店のむこうの遊歩道だよっていう。まちがえた。あずまやのとこから直進して遊歩道をいかにゃいかんかっただ。
あずまやのとこまでもどって、車道と分離して直進する遊歩道をいく。正面とおくに高層住宅がみえる。
くだってクルマどおりをよこぎる。このクルマどおりをみぎにいったとこに、さっきのファミリーマート豊田渡刈町店がある。
クルマどおりをよこぎってすぐにさかみちをあがっていく。
遊歩道がみぎS字になってすすむ。このあたり、みぎはたんぼで、ひだりは多少住宅がある。
高層住宅がおおきくなってきたとこで、またあずまや。こんどこそ鴛鴨駅あとか。
道路をよこぎって、左右の高層住宅のあいだの住宅街にはいっていく。まちだ。
まちにはいって、さかをあがっていく。みちばたにはベンチもある。
ひだりななめにクルマどおりをよこぎる。クルマどおりは豊栄町3丁目(ほうえいちょうさんちょうめ)交差点のきたになる。
遊歩道のわきにベンチがあるほか、ぞうさんやかめさん、コアラさんもおる。
いくてににーよんぱーこと国道248号線。ひだりうしろからきた国道248号線をひだりななめによこぎるだけど、中央分離帯があるために陸橋をあがっていく。
陸橋のうえからきたに豊田のまちをみる。
陸橋をおりていくとこで、国道248号線のすぐむこうにトヨタ自動車の本社ビル群がみえる。
ひだりにちゃばたけがあって、おじさんが作業しとる。いや、こんなとこにもちゃばたけがあるのか。
ひだりに愛知環状鉄道の高架。ちょうどきたいきにモリコロ電車がいく。
ところで、ちゃばたけおじさんがこえをかけてくれる。廃線あとをあるいとるっていうと、まえに平戸橋からあるいてきたひともおるとのこと。ほいで、このあたりはまんだ碧海郡(へっかいぐん)だっておしえてくれる。いや~、渡刈駅からずーっと加茂郡の区域をあるいてきたっておもっとっただけに、おどろいた。トヨタ自動車本社のすぐみなみまでが碧海郡だげな。南北にはしる国道248号線と、東西にはしる外環状線のまじわるトヨタ町南交差点の東北かどにトヨタ自動車本社ビルがあるだけど、ほの外環状線までが碧海郡になるだげな。若林や竹村が碧海郡ってのはしっとったけど、渡刈も鴛鴨も大林も碧海郡なだ。ほんとにおどろきもものきだ。
ほいから、ちゃばたけおじさんは、おじいさんの代に吉浜から移住してきただっていう。この地でトヨタ自動車が創業したのにあわせて、豊田自動織機につとめとったおじいさんがうつりすんできただっていう。ただ、すまいが碧海郡のほうにあるため、ほんとは外環状線のむこうがわ、加茂郡にある前山小学校のほうがちかいのに、末野原(すえのはら)のほうの小学校までかよわにゃいかんかっただげな。ほんな状態も、渡刈や鴛鴨をふくむ旧上郷町(かみごうちょう)が豊田市に編入されて、いまはむかしのはなしになったとのこと。
挙母線のおもいでもはなしてくれる。挙母線で大樹寺(だいじゅうじ)までいって、ほっから路面電車にのりかえて岡崎のまちまでよういったもんだとのこと。のりかえはあったけど便利だったっていう。
自宅のこともはなしてくれる。国道248号線のすぐひがしに自宅があって、ほのみなみ、いまはトヨタ生協の社宅がたっとるとこが、ひょうたんいけっていういけだったとのこと。むかしは、農業のためのだいじなためいけだっただげなけど、ほのいけにはしをかけて住民いこいのばしょにするのがおじいさんのゆめだったっていう。さらに、国道248号線をいきかうクルマによる振動になやまされとることまではなしてくれる。がらをうめて道路をつくったことが原因だっていう。
いや~、じつに貴重なはなしがきけた。礼をいって、さきにすすむ。
住宅街のなか、遊歩道のわきにベンチ。
クルマどおりをよこぎっていくとこで、ひだりに愛知環状鉄道の高架。ちゃばたけのとこでみたよりもちかよってきとる。みぎに国道248号線の豊栄町4丁目交差点。この交差点のまあひとつきたがトヨタ町南交差点だ。
すすんで、愛知環状鉄道の高架と合流。こっからは挙母線あとが愛知環状鉄道の高架になっとる。高架したは、ずーっとニッシンパークトヨタ町駐車場っていう駐車場になっとる。側道のみぎにトヨタ自動車豊栄第4従業員駐車場。高架のひだりはしっかりまちになっとる。
側道をすすんで、外環状線とまじわるおおきな交差点を直進。ここまでが碧海郡で、このさきが加茂郡。へー、こんなとこまでが碧海郡なのかーってかんじだ。
みぎにトヨタ自動車の立体駐車場。側道と愛知環状鉄道の高架とのあいだにひとつだけみせ。「たばこ、鈴木書店」っていうかんばんがあるけど、シャッターがおりとる。
側道がみぎT字になっとるとこで、トヨタ自動車前駅あとにとうちゃく。いまは愛知環状鉄道三河豊田駅になっとって、ちょうどみなみいきの2両編成モリコロ電車が、おおきく車体をひだりにかたげてとまっとる。
ところでちょうどひるどきで、トヨタ自動車の社員さんらが、みぎからこのT字交差点のほうにどんどんやってきて、T字交差点をくぐる地下道にはいっていく。ひるごはんをたべに、えきのおもてがわにまわっていくだ。いっしょに地下道にはいっていく。地下道はトヨタ自動車の所有、管理。
地下道をでて、ほのまま愛知環状鉄道の高架をくぐって、むこうがわにでる。
むこうがわにでて、すぐみぎがわが三河豊田駅のえきまえ。
さいごにえきの時刻表をかくにん。運行本数は1時間に3、4本だけど、時刻がふぞろい。あさゆう新豊田(しんとよだ)方面だけ頻発。1時間に7本前后もある。電車でトヨタ自動車にかようひとたちのためにちがいない。
えきからきたにちょこっとあるいて、ココイチ豊田山之手店にとうちゃく。ささみかつカレーとやさいサラダをたべて、うちにもどる。
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(さんこう)
- 三河豊田駅のふうけい - 2021年1月18日 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2021/01/21
- 三河豊田駅の時刻表 - おぼえがき(ゆめてつどう)|2021/01/21
- 渡刈駅あと説明がき - おぼえがき(ゆめてつどう)|2021/01/20
- ふるいから渡刈駅あとまで - 2021年1月18日 - おぼえ (あきひこ ゆめてつどう)|2021/01/20 〔※限定公開〕
- 豊田市の地図…|いわせあきひこ|フェースブック|2021年1月18日20:02
- 豊田市の地図かってきた。
うん、これでいろいろ作戦たてるぞ。
- 豊田市の地図かってきた。
- きょうのひるは…|いわせあきひこ|フェースブック|2021年1月18日20:00
- 昔 岡崎市内を南北に走った路線等々f(^^;|木村剛也さん|岡崎アーカイブスセンター|フェースブック|2018年2月1日7:34 〔ついか〕