こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、TOMIXのED75の話です。ケーブル、ホース類表現をコツコツと入れていますが、怖ーい?仕様変更を行うことになっちゃいました。

 

今回施工したのはED75 74(TOMIX 9135 ヒサシ付き前期型)、写真は最初に施工した姿です。必要な部分に穴を空けて0.4mmのカラーワイヤーを挿し込んでケーブル、ホース類を表現するのはすっかりルーティンですが、矢印の部分、表現したケーブルに干渉して連結器解放テコがグニャリと下へひん曲がり、”お辞儀”状態になっちゃいました(泣)。以前書いた1034号機はだいぶ上手く出来ていましたが、今回は酷い状態、ドリルを入れるときに滑って穴がボディー近くの位置に空いてしまったのでしょう。

こりゃダメでしょ?

沸々と何とかしたい と思うようになりました。

 

2か月ほど前にED75 76(右 同じくTOMIXの9135)に施工した時の写真です。これも開放テコ右側がひん曲がってますね。左はKATOの3075-1 ED75 1009です。連結器右のKE77ジャンパ栓から、ボディー下部のKE77開放栓受けへ繋がるケーブル、重連時は開放栓受けから外して連結相手のKE77へ接続し、重連総括制御運転の信号を伝達する役割を果たします。

以前も書きましたが、KATOはこのジャンパ栓、開放栓受けが”開”の状態で表現され、ケーブルパーツも付属していますが、TOMIXはこれが無く、”閉”の表現です。”閉”では栓の蓋が垂直状態ですが、ケーブル接続時には蓋を上方向へ持ち上げて”開”とし、中にあるソケットに接続するものと思います。これまでのTOMIXでは”閉”表現の所に無理矢理ケーブルを表現したので解放テコと干渉するんですね。出来るだけ斜めにピンバイスを入れて、ケーブルが前側に突き出るように配慮はしていたのですが..ダメのようです。そこで仕様変更を考えました。

 

最初考えたのは、1mmのプラ角棒を整形して斜めにし、KE77開放栓の蓋部をスライスしたものを貼付け、ボディーのジャンパ栓全体を削り落として貼り付けよう でしたが、既存のジャンパ栓削りがリスキーなのと、頑張って整形しても白いプラ角棒がオーバーサイズになると見たので止めました。

 

でやったのがこれ、写真のようにボディー下から開放栓受けに切込みを入れます。

この作業が怖ーいんです。手元が狂ってボディーに傷付けたらお陀仏です。

それでもあの開放テコグニャリは無いでしょ と勇気を出してザックリ切り込みました。

写真は施工後、ボディーを固定して撮影したものです。作業は片手にボディー、片手にカッターで行いますが、撮影するのに手の本数が足りないので..(笑)。

 

切り込んで上に持ち上がった隙間にピンバイスを入れます。この作業も怖いっす。力がかかり過ぎるとポロっと取れちゃいそうです。

切り込む厚さ、どこまで切り込むか 微妙な匙加減が必要と思います。蓋を支えているのが切込みが入らなかった開放栓上端の皮1枚状態なのも怖いなー。

 

それでもKE77開放栓が斜め上を向き、その下にケーブルが入る..”開”を表現できましたし、これまでより穴の位置がボディー上方になるので、開放テコとの干渉も無くなりました。怖~い仕様変更をしただけの甲斐はあったかと思います。

 

右が施工した74号機、”閉”ジャンパ栓に無理矢理入れた妥協状態に比べて、開放テコお辞儀も無くなり、雰囲気はだいぶ良くなったかと。しかしこうなると妥協状態の左2両、76,82号機が気になります。

 

再び勇気を出して左2両にも施工しました。これで在籍するED75ヒサシ付き3両は終了です。スカート側、KE77はすぐ近くにエアコックのモールドがあるので、同じ作戦は効かないと判断し、”閉”の妥協モードのままです(汗)。

幸いボディーに傷つけたりすること無く施工出来ました。が...、

 

76号機は穴あけまでは上手く行ったものの、ケーブル表現の形が悪いな とかあれこれ弄っていたら、開放栓受の切込みを入れた部分がポロっと取れちゃいました。恐れていたことが起こりました。仕方ないので瞬間接着剤で貼り付けています。少量ですがこの位置に接着剤を入れればボディー側に染み込んで、ケーブルまでガッチリボディーに固定されてしまいます。なのでスカート側のKE77ジャンパ栓へのケーブル挿し込みを浅くして、ボディーを外せるようにしています。やれやれ、何とかはなったかな。

 

KE77開放栓受が付いているのは2End(東北本線 下り方)のみです。ED75ヒサシ付き車のこちら1End側にはKE77開放栓受がありませんので、こちらは怖い思いをせず、今まで通りの施工法でOKです。

 

TOMIXのED75はこのほかにも沢山在籍しています。解放テコグニャリは避けたいので、この先もチャレンジして行くことになるかな?ヒサシ付きは今回の3両だけ、全車現役ですが、この他のED75は廃車になったボディーとかもあるので、もし失敗してもいくらかは補充が効くかも知れません。

 

さて、今回Upした3両、実車は全て国鉄民営化時に廃車になりましたが、その後の好調な貨物需要により奇跡の生き返り、”車籍復活”を果たした機番です。

74号機は復活から10年余り、現役トップナンバーを務めた機関車でもあります。

76号機はまだですが、74,82号機は機番シリーズをUp済ですので、以下に貼っておきます。

 

(↑ 第1回、まだY! Blog時代の記事でした。)

 

 
今回スノープロウの誘導ステップエッジ部への白ペイント入れは行いませんでした。上記機番シリーズの写真を見ると、入っていないケースが多いので。76号機だけ前の改造時に入れていますが、どうしようかな?
 
最後までご覧いただきありがとうございました。
 

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