基本は日帰り・ご近所さんへの旅鉄訪問記

確認より発見が目標の旅鉄と気まぐれ街歩き薄口日記の2本立てですよ〜

2019北陸途中下車の旅・ホームに降りたらそこは絶景「青海川駅」

こんにちは。前回の筒石から更新が開いてしまいました。
あとがつかえているので、たたみかけようと思ってたのですが。


旅の時間は戻って2019年。
直江津からJR信越本線で「青海川」を目指します。


こんな絶景のところがあったっけ?
そう思ったのが、前回の予告に貼った駅名板のバックが日本海

これは自分が真似して撮ったものですが、同じ構図のポスターか写真を見たのがきっかけ。

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信越本線の長岡ー直江津間は踏破済でした。その時は特急か快速の通過列車で通ったので、こんな素晴らしい小駅があるのは気づかなかったでした。

 

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直江津から普通列車で「青海川」へ向かいます。
ここで、思わぬ失態。

改札が自動改札だったので「Suica使えるんだ」と入場したところ、青梅川というかその先の駅には簡易式の改札機さえなくて、下車する時現金を払うことになったという。「ICカード使えないんなら書いておいてくれ」って感じです。


そんな失敗がありましたが、青海川だけでなく「米山」の手前からの海岸線を通る区間の車窓は素晴らしかったです。
水上から先で走ってる「E129系」窓が開かないのはともかく、遮光ガラスのせいなのか車窓を写真に撮ると緑被りになるとは。

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見た目は透明なのですが、写真を見るとこんな色に。


興味深いのは、単線時代の旧線跡が残ってることでしょうか。
トンネルで抜けてる現在線に対して、崖をなぞるように走っていたのがわかります。


青海川で列車を降りてホームに出て見渡すと、当たり前ですが写真より全然素晴らしかったです。
「海芝浦」のようにホームのすぐ下が海かと思いましたが、波打ち際でした。

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列車が出て行ってしまうと、聞こえるのは波の音だけというのがまたいいです。


駅舎は上り線側の小さな待ち合い室があるのみ。
帰りの電車の時刻を確かめて、まずは海岸へ。

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海側に意味ありげな歩道になってる築堤が。これも岬を回り込むように通っていた旧線跡でした。
上が歩道になっていたのですが、海に注ぐ小川にかかってる木橋が腐食のためか立ち入り禁止になっていたので目で追うだけに。

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海岸は砂浜でなくゴロゴロの石なので、歩きづらい歩きづらい。
しかし、座って海を眺めていると和みます。

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揺れる波と音が時間が経つのを忘れさせます。


しばらく和んだ後は、陸側を見に行ってみました。
見上げるような高いところを通ってる高架橋は、R8のようです。

駅前から出てる道を歩いて、やや高いところから集落を見渡すとまるで箱庭かジオラマ
絵になる風景です。

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中を歩いてみたかったのですが、道はありますが私有地っぽい入りにくさがあったので眺めるだけ。

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気になったのは、崖を階段で登る歩道に「北国街道」と立札があったとこ。もしかして旧街道が通ってた?
駅に戻って上り線のホームに出ると、駅名標のバックが海。「ここから撮ったのか」と、同じように写真を。


上り列車で「北越急行」の別れる犀潟(さいがた)まで戻りました。
約1時間と少しの滞在でしたが思い出に残る場所でした。


帰路となる犀潟からの「北越急行」は初乗り。

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在来線最速の160kmで特急はくたかが走ってましたが、北陸新幹線開通で「オーバースペックのローカル線」となった残念な路線です。

後半が暗くなってしまったのがもったいない、興味深い路線でした。


今回も読んでいただきありがとうございます。