信越本線全駅間歩き2(高崎-軽井沢) その10・旧丸山変電所から碓氷湖へ | 駅から駅まで・旅のあしあと

駅から駅まで・旅のあしあと

鉄道路線全ての駅間を歩く全駅間歩きを10年以上続けています。
今は東海~北海道エリアを歩いていますが、目指すは全国全路線全区間踏破!
そんな壮大な目標、たぶん一生レベルでかかるので、長い目で見守っていただけるとうれしいです。
X(Twitter)アカウント:@Oaksky8

 

その9からの続き

 

旧丸山変電所(8:15着・8:20発)

 

 

碓氷峠鉄道文化むらから信越本線跡「アプトの道」を歩き始めました。

 

引き続き、アプトの道を進みました。

ここには当時、踏切がありました。

 

前を行くハイカーが熊鈴をカラコロ鳴らしていました。

実は今回、熊鈴を忘れてしまいました。

まぁ、今回は山道を歩かないから、車の音が熊鈴代わりになるかな…。

 

 

 

最初のチェックポイント・旧丸山変電所に到着しました。

 

碓氷峠区間の電化に伴って1912年に建てられました。

1963年のアプト式終了に伴って廃止されましたが、建物はそのまま放置されました。

1994年に国の重要文化財に指定され、2001年に修復工事が行われました。

 

 

 

目の前にはシェルパ君のまるやま駅があります。

確か、下車観光できる時間があったはず…。

 

 

 

アプトの道をさらに先へ進みます。

 

 

 

小さな川を渡りました。

 

このあたりから勾配がきつくなり、

碓氷峠区間らしい6.5%(65‰)となります。

確かに実感できるくらいの登り坂になりましたが、

歩きだと思ったほどきつくない。

 

 

 

峠の湯の手前で、

ここまで歩いてきた上り線の線路が藪の中へ消えました。

遊歩道は下り線をくぐった先へ続いていました。

 

ここまで意外とあっという間。

 

 

 

峠の湯はアプト式時代の線路(左)と

粘着運転方式時代の線路(右)との分岐点。

写真のポイントは「シェルパ君」を走らせるため、廃止後に設けられたものですが。

 

ここからはアプト式時代の線路跡に沿って歩きます。

だから「アプトの道」。

 

 

 

道なりに歩くと、トンネルが現れました。

これが1号トンネルです。

 

 

 

トンネル内部も往時の姿を残していますが、

ハイキングコースなので照明も完備。

朝7時から夕方6時まで点灯しているそうです。

 

 

 

トンネルを抜けました。

人の姿はまったく見かけませんでした。

 

 

 

しばらく進むと、2号トンネルが見えてきました。

明治期らしい重厚な造りのトンネルですね。

 

 

 

2号トンネルを抜けると、碓氷湖が現れました。

1994年に完成した坂本ダムのダム湖です。

 

 

 

線路跡、もといハイキングコースをさらに先へ向かいます。

写真を見るとしっかり登っていますが、意外と普通に歩ける。

 

 

 

奥に見えるのが3号トンネル。

終わりかけとはいえ、ここの紅葉も綺麗だった。

 

このあたりから、観光客が再びちらほらと。

 

 

 

そしてトンネルひとつ飛ばして、5号トンネル。

この先に待ち受けるものは…。

 

 

その11へ続く

 

 

[全駅間歩き動画]

 

横川駅から旧丸山変電所までのノーカット動画(2.3倍速)です。

途中で碓氷関所に寄ってますが、基本的にはアプトの道を歩いています。

 

 

 

峠の湯、碓氷湖周辺のGPSログ(1/20,000)です。

ログ線はアプト式時代の線路跡と一致しているはずです。

 

本文では触れませんでしたが、

中山道の街道歩きはこのあたりから本格的な山歩きになります。

こちらはずっとダラダラ登り続けることになりますが。