皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

キハ40系シリーズをこの週末で一気に整備しました。あまりに数が多いので少しずつご紹介したいと思います。まずはJR西日本のキハ48シリーズです。

 

↑JR西日本では少数であったキハ48です。

 

JR西日本管内のキハ48は元々敦賀運転所に配置されており、湖西線・北陸本線のデッドセクションを通過する普通列車で主に使用されていました。敦賀にはキハ58系とキハ48が配置されていましたが、主にキハ48はデッドセクション区間の普通列車、キハ58系が小浜線と運用が分かれていました。しかし七尾線の電化とほぼ同時期の1991年9月に同区間の普通列車は419系・475系といった電車に置き換えられ同区間用のキハ48は七尾線電化で捻出されたキハ58系と共に小郡鉄道部(後の山口鉄道部)に転じ、主に山陰本線下関口のラッシュ運用に用いられました。キハ48は運転席直後に出入り口がありキハ47よりもよっぽどワンマン化に向いていると思いますがワンマン化されることは無く、限定運用でキハ58系と共に使用されていました。しかしJR西日本では特殊車で使いづらかったのか、まず2003年に急行「つやま」の運用をキハ40系に置き換える際にこれに抜擢され、山口鉄道部から3両が岡山気動車区へ転じます。岡山では新塗装へ変更され使用されていました。その後山口・岡山の車とも、JR西日本のキハ40系更新工事である延命N40を同工事の末期である2006年~2007年に施工しました。しかし急行「つやま」は2009年に廃止となり、同運用で使用されていた岡山のキハ48は転用されず同年度中に廃車になってしまいました。更新工事施工後わずか2~3年での廃車になってしまいました。山口に残っていた2両は他のキハ40系に混じって細々と使用されていましたが2014年に松任工場へ運び込まれ、そのまま解体かと思いきや金沢支社のジョイフルトレイン「花嫁のれん」に改造されて現在に至ります。

 

実車説明が長くなってしまいましたが、模型の方を見てみましょう。

 

↑敦賀のキハ48は「トレインボックス」ブランドで製品化されています。その勢いでキハ58系やキハ53も出して欲しいですね!

 

↑キハ48 6とキハ48 1003が印刷済みのようです。これはありがたい事です。

 

↑こちらは広島色のキハ48です。通常品なのでイラスト入りスリーブはありません。元々敦賀車が転じたものなので、上のキハ48 6と1003を避けてナンバー入れした方が良いのでしょうかね。恐らく塗装変更の過渡期には混成もあったのかもしれません。

 

↑出してみました。

 

では早速整備してゆきます。付属パーツを取り付けるのがメインです。外観上目立つのは屋根上の信号炎管と列車無線アンテナ、タイフォンくらいでしょうか。

 

↑片運車4両なのでそんなに手間はかかりませんでした。

 

↑キハ48 小浜色です。この塗装は小浜線のイメージがあまりに強いので「小浜色」と呼ばれることが多いですが、実車のキハ48は北陸本線・湖西線で活躍していました。小浜線に定期的に入線していたかどうかは良く分かりません。1991年には転出してしまっている古い塗装なので、Hゴムは灰色表現となっています。濃い車体色に灰色Hゴムなので良く目立ちます。

 

↑広島色です。この塗装は対象となった形式の多い色でした。キハ20やキハ30にも同塗装がありますが、模型化はされていないですね…。もしTomixがキハ35系を出していたら製品化していたかもしれませんね。

 

↑車両を大事にするJR西日本にしては、体質改善(機関換装)・延命N40まで施工したのにあっさり捨てられてしまったキハ48でした。さすがにキハ48の延命N40施工車は模型化しないのでしょうね。

 

↑過渡期にはこのような編成もあったのでしょうか?

 

ということで数あるJR西日本キハ40系の中でレア車であるキハ48でした。

 

そしてこのキハ48小浜色を見つけて購入したあと、もう1つ興味深い車両が模型化されていることを知り、あとから買ってしまいました。次回はそれをご紹介したいと思います。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!