備後落合駅にとうちゃこ。

ここは海抜452m。うちの裏山石切山はおろか東京タワーよりも高い。

右が僕が乗ってきた新見からの列車で左が乗り継ぐ三次行きの列車。

ここは雪深い駅。落合と言えば根室本線の落合駅が僕はとても好きだった。でももう行くことはできない・・・。

駅舎。国鉄時代を色濃く残す。

木次線の列車が来るはずなんだが待てど暮らせど来ない。三次行きの発車時刻が迫ってきたので車内に戻る際、ボランティアでこの駅のガイドをされている元機関士の方に「今日は木次線は運休ですか?」と聞いてみると「そうなんです。三井野原で積雪が1mあって。」と教えてくださった。「こないだ運転再開されたばかりですよねぇ。」というと「ほんとうにそうです。」とおしゃった。

そして列車は三次を目指し発車。この方が元機関士の方。これまでも何回かお話を聞いたことがある。お話をされる時は周りに鉄ちゃんの人だかりができる。

先ほど元機関士の方のお話に出てきた三井野原。スキー場があって昔は広島からスキー列車が走ってたりした。

川沿いを走る。

ここは広島なんだが広島市内の人に「この雪景色。ここも広島ですよぅ。」といっても信じてもらえんだろうな。

福塩線の車内でこんなことをするそうな。

ほぉ~。今日通ってきたあの駅にラッシュアワーなんてのがあった時代もあったのか。

大雪とか降ったらこの区間は厳しいそうだな。雪が吹き溜まりになったら通行不可である。

何かあったら川へ真っ逆さまである。

列車は備後庄原にとうちゃこ。

ここで列車の行き違い。

最近は広島発備後庄原行きという列車の設定もある。

僕が朝に乗った府中行きの列車の2両目がまさにそれ。休日は三次止まりとなるが平日はこの駅までやってくる。

お日様が出てきた。

そして朝通過した福塩線の線路が見えると

列車は塩町へ。8時間ぶりに帰ってきた。

列車本数はこんな感じ。一応芸備線と福塩線の列車を利用できる。関係ないけど北海道でいうと根室本線と釧網本線が利用できる東釧路みたいな感じである。

ここまで来るとだいぶ雪も少なくなった。

これだけ開けているので撮り鉄をするのに非常に適している。

そして列車は終点の三次にと~ちゃこ。

こちらは広島行きの快速列車。

三江線が無くなって少し寂しくなったけどそれでも芸備線と福塩線が乗り入れる交通の要衝である。

気動車が集まる楽しい駅。

架線がないのですっきりした写真が撮れる。   

というわけで広島発府中行きの列車から始まったこの日も旅も終了。芸備線、福塩線を完乗できて大満足の一日となった。