昨年末にE235系がデビューし、また最近E217系の廃車回送も開始され、いよいよこれから本格的に置き換えが始まることになる横須賀線・総武線快速の車両。
そんな総武快速線のさらなる直通先の一つが外房線であり、現在は最長で上総一ノ宮まで乗り入れている。(2004年頃までは、さらに大原まで乗り入れていた。)
2021年現在、総武線快速(東京)から上総一ノ宮への直通列車は、主に朝夕のみ1時間に1本程度(1日9本)とやや少ない。日中は主に京葉線の列車が蘇我から外房線に乗り入れており、総武線快速からは内房線方面への直通の方が本数が多い。E217系・E235系には普通グリーン車が連結されているが、外房線内(特に大網以南)で利用できる機会は限られていると言える。
また当然ながら、総武線快速や横須賀線内でE217系の「上総一ノ宮」表記に遭遇する可能性は、「千葉」「成田空港」「君津」などと比べると低くはなっている。もっとも、朝夕の特定の時間帯を利用している場合によく見かける場合もあるだろう。
なお昨年末のE235系のデビュー以降、2021年1月現在ではE235系が上総一ノ宮行きとして運転される機会がそれなりに多く、上総一ノ宮行き1日あたり9本中2〜4本程度がE235系で運転されていることが多いようだ。これは現在の運用およびE235系充当本数による影響が大きく、終電繰り上げで運用が変化する可能性も大きい今春のダイヤ改正以降にどうなるかは何ともいえないが、「E217系の外房線直通(上総一ノ宮行き)」が早速ややレアになりつつある。