番外 折り返し時間はわずか6分!415系電車の日豊線北部九州地区運行区間最南端での折り返しシーン | コウさんのコウ通大百科 PART3

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(平成24年1月〜平成30年3月の記事はPART2の内容です)

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 大分車両センターの415系電車は、当ブログでもこれまでもご紹介しておりましたが、平成28年3月のダイヤ改正によりまして、運行区間がこれまでの日豊線(小倉~大分~佐伯間)・鹿児島線(小倉~門司港間)・山陽線(門司~下関間)に加えまして、鹿児島線の小倉~八代間、長崎線・佐世保線の鳥栖~肥前山口~佐世保間にまで運行区間が拡大されておりまして、白地に青ラインの鋼製車によります「分オイ」表記の415系電車がそれら地域まで見る事ができるようになっている事はご存知の方もいらっしゃるのではないかと思います。
 
 尚、令和2年3月の改正で、「福北ゆたか線(筑豊線)」の折尾~直方間の運用が終了しまして、南福岡車両区の運用に変わっておりまして、運行区間拡大の裏ではそう言った流れも見られております。
 
 この広範囲に渡ります運行区間拡大は、小倉総合車両センター門司港駐在の検修機能が廃止された事によりまして、同所に所属しておりました415系電車のうち鋼製車両の100番台が大分車両センターへ集中配置された事によるものでありまして、それによりまして先述のように運行拡大へと至っております。尚、同所に所属しておりましたステンレス車体の1500番台に関しましては南福岡車両区へ転属しておりまして、こちらも集中配置の姿が見られております。
 
 
 そう言った事もありまして、415系電車(100番台・500番台)の日豊線の北部九州での運行区間は小倉~佐伯間となっておりまして、全区間に渡りましてセミクロスシート(画像1、FO107編成)・ロングシートそれぞれの車両を見る事ができます。実際に、上の画像2のFO106編成は平成28年小倉総合車両センター門司港駐在から転属しましたロングシート車でありますが、この電車も行先からもわかりますように佐伯駅まで運行されております。
 
 
 さて、ここからご紹介しますのは、タイトルにもありますようにその415系電車の北部九州地区運行区間最南端でもあります、大分県佐伯市の佐伯駅で以前撮影しておりました、大分車両センターの415系電車によります折り返しシーンの姿を皆様にご紹介してまいります。しかも、この時はわずか数分で折り返しておりまして、佐伯駅に着いたと思ったらまた北上と言う姿も見られておりました。
 
 (ホーム)
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 この415系電車は、先述やタイトルにもありますように、この佐伯駅では日豊線の北部九州地区の運行区間最南端でもありまして、日豊線ではさらに南側で都城~鹿児島(~鹿児島中央)間で鹿児島車両センターの車両が運行されるに至っておりますので、佐伯~都城間では415系電車の姿を見る事はできなくなっております。
 
 
 では、ここからは折り返しの姿をご紹介してまいります。この時は、大分方面から画像1にもありますFO107編成によります、日出駅(日出町)発の列車(4649M)がやってきておりました。この到着直前には画像のようにすでに方向幕を回しておりまして、後述のようにこの後日豊線を再び北上しまして亀川駅(別府市)へと向かう事になっておりました。
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 この4649Mは、撮影時は大分駅で3分、臼杵駅で5分、狩生駅で5分停車しながら佐伯駅へ2時間5分かけながらやってきておりましたが、実はこの駅での停車時間はわずか6分間でありまして、まさにあっと言う間に4654Mとして佐伯駅を発たないといけませんでした。そのために、既に到着前の時点では折り返しのホームである1番ホームに多くの乗客が待っている姿があっておりました。
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 こうして、慌しく亀川行きとなりました4654Mは佐伯駅を発ちまして亀川駅へ向けて発車して行きまして、亀川駅が19時01分着となりますので再び約2時間かけまして運行する事になります。正直、日出駅から2時間もかけてやって来ていただけに、わずか6分でこの佐伯駅を離れまして、2時間かけましてまた亀川駅へと上らないと行けない訳ですので、この415系電車にとりましても正直過酷さは否めないような印象ではありました。
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 そんな折り返しわずか6分の列車に、今回の訪問で佐伯→大分間を乗車しておりました。先程までご紹介しましたのは4649M~4654Mでありましたが、現在は4649M~4656Mとなっております。
 
 それでも、佐伯駅での折り返し停車時刻は、引き続き4649M16時54分着~4656M17時発となっておりまして、後述のように引き続き415系電車による運行となっております。
 
 (佐伯駅時刻表)~運休列車も見られます
 
 
 今回の運行列車はFo111編成でありましたが、私がホームに入った時には、既に4649Mとして佐伯駅に入線した後でありまして、既に方向幕も「亀川」に変わっておりましたし、ホームにいました乗客も乗車されておりました。本当にこの姿からも慌ただしさも伺わせる所ではありましたが、それだけ折り返し時間が短いからこそと言った所もありましたでしょうか。
 
 
 この撮影後、私も大慌てでこの電車に乗車しまして、大分駅へと戻ります。この4656Mは、狩生駅で3分、臼杵駅で2分、大在駅で4分、高城駅で2分、大分駅で4分、そして別府駅で6分停車しながら運行されておりまして、折り返し時間が短かったとは言えども途中の運行区間で単線の区間もある事から行き合い列車もある事が伺わせております。
 
 所で、上の画像・以下画像は、3分停車します狩生駅で撮影したものでありますが、この駅に関しましてはホームの高さが違う部分も見られておりまして(815系電車が停車する部分はかさ上げしています)、1両目となりますと台車の姿も明らかになるほどホームの高さも低い事がお分かりいただけるのではないかと思います。
 
 
 今回は過去に収めておりました、わずか6分しか折り返し時間がない佐伯駅でのシーン、そして今回訪問時での姿も併せてご紹介しましたが、このように415系電車も大分地区でも必要な存在である事がわかるような姿でもあるように思います。確かに、所属先が大分車両センターですので、大分地区でも運用がある事もわからなくもありませんが・・・。ご紹介しましたように、「分オイ」の車両も運行区間が拡大されておりますが、普段運行されております815系電車以上に乗客を乗せる事ができます4両固定編成と言う強みを生かしましてこれからも運行していただきたいものであります。
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