上の画像が、「佐臼ライナー」の始終着地でもありますが、画像1の大分空港から画像2の佐伯駅まで、途中大分市内のパークプレイス大分、ジャパンセミコンダクター入口(旧・東芝大分工場)、臼杵インター、佐伯コスモタウン、そして前回ご紹介しましたように新しいバスセンターに変わりました大手前が途中停車地となっております。
前回NO.2422にてご紹介しました、大分バスの使用車両は、熊本~大分線「やまびこ号」から転用されました西日本車体(西工)02MCC-I架装の日野セレガR(12784・KL-RU4FSEA)、そして佐土原バスからの移籍車でありますいすゞガーラ(32111・PKG-RU1ESAJ)、そして京王バスからの移籍車で一時は福岡~大分線「とよのくに号」にも使用されておりました三菱エアロバス(42182・KL-MS86MP)が大分バスの専用車となっておりまして、特に32111は昨年導入された車でもあります。
(12784)
(32111)
さて、今回ご紹介しますのは、共同運行会社の大分交通の専用車に関しまして、これまで私が収めておりました専用車のラインナップに関しまして皆様にご紹介してまいります。
大分交通の「佐臼ライナー」に使用されております車は、これまでの車では画像の西工S型架装車、あるいは西工C-Iボディが主に使用されておりまして、「佐臼ライナー(←県南高速リムジンバス)」運行開始当初は画像にありますように福岡~玖珠線に使用されておりました短尺の西工S型(大分22か20-20、三菱KC-MS829M)が運行されておりました。
(平成22年撮影)
その後は、以下画像の車(大分22か21-02、三菱KC-MS829P)も同様「とよのくに号」からの転用車でありますが運用に入るようになりまして、この姿からも転用されている車両を中心に運行されていた事がお分かりいただけるのではないかと思います。
(平成26年撮影)
ちなみに、この大分22か21-02の前面は、この撮影時には「佐伯・臼杵←→大分空港」となっておりまして、おそらく前面の行先は故障した状態となっているようでした。それでも、この路線専用車として運行されている事を思いますと、このような表示である事もおかしくはないのではないかとも思う所でもありました。
その後の専用車となりましたのが西工C-I架装車によります車両(大分200か・・73、三菱KL-MS86MP)でありました。この車に関しましても「とよのくに号」、その前には大分・別府~長崎線「サンライト号」にも使用されていた車でありますが、これまで西工S型ばかりでは?と思っていた中でのC-I架装車によります運行シーンでもありましたのでこう言った車も使用されている事が実感しておりました。
(平成26年撮影)~以降も
この時の行先の表示は「大分交通」と表示されておりまして、「佐臼ライナー」に関しました行先がこの時は入っておりませんでした。したがって、団体挿しでは「大分空港~臼杵・佐伯」と表示されておりますのでお分かりいただけるのではないかと思います。尚、現在は「佐臼ライナー」に関しました行先も入っておりまして、このような姿は見られなくなっております。
そして、再び西工S型架装車(大分200か・・47、三菱KL-MS86MP)になっておりまして、佐伯~大分空港間を運行する姿が見られておりました。
(平成30年撮影)
この車は、これまでもご紹介しておりましたが、導入当初は「とよのくに号」各停便、その後は現在廃止されました大分・別府~広島線「別府ゆけむり号」でも使用されておりました。そして、令和2年に廃車されるまでの間、「佐臼ライナー」の他、4列シート車である事が功を奏しまして、「とよのくに号(スーパーノンストップ便)」でも使用される事もあったほどでした。
この時は、遠路大分営業所から回送してきた時であったようでありまして、一旦佐伯駅で時間調整を行いまして、この後大分バス佐伯営業所へ回送して行く所でありました。そして、ここで折り返しまして「佐臼ライナー」としてこの後大分空港へと向かう事になっていたようでありました。
また、この車とともに「とよのくに号」から転用されておりました画像の車(大分200か・189、三菱KL-MS86MP)も「佐臼ライナー」に使用されておりました。この車に関しましては、別府・大分~宮崎線「パシフィックライナー」とともに運行されておりまして、末期時にはいずれかの路線でも運行する姿が見られていたほどでもありました。
(「とよのくに号」、平成24年撮影)~大分観光ラッピング
(「パシフィックライナー」、平成28年撮影)
以上の車が、現在まで廃車となりました使用車両であります。特にこれらはいずれも西工架装車でもありましたので、他路線から転用された車がその後この路線に使用するにも至っておりましたので、そう言った事からも大分県内を南北に運行する姿が見られていた事がお分かりいただけるのではないかと思います。
以下の2台が、現時点で「佐臼ライナー」として運行されている事が確認されております車であります。これら車も、いずれも他路線からの転用(兼用)となっておりまして、純正の車両が運行されるに至っております。しかも、大分200か・422(三菱BKG-MS96JP)は3列シート車、大分200か・554(いすゞLKG-RU1ESBJ)は4列シート車となっておりまして、座席の違いがある事がお分かりいただけるのではないかと思います。
(大分200か・422)~平成27年撮影、「ゆのくに号」時
(大分200か・554)~令和元年撮影、「とよのくに号」時(とり天せんぺいラッピング)
今回は、私がこれまで撮影しておりました大分交通「佐臼ライナー」専用車ラインナップに関しましてご紹介しましたが、このように様々な車が運行されていた事がお分かりいただけるのではないかと思います。特に西工架装車に関しましては存在すらしていない訳でもありますので、過去の姿となってしまっている事が正直残念かなとも思いますが、かつてはそう言った車も見られていた事がわかるような姿でもありましたので逆に懐かしい所ではなかったかと思います。そんな「佐臼ライナー」は、「新型コロナウイルス」によります影響で1月18日から再び運休期間に入りますが、運行再開されましたら大分バスの車とともに利用してみては?と思っております。