社会情勢変化に伴う新しい試みとして、東急線沿線の新通勤サービスとして約3か月間試験的に投入が決まった“DENTO”
LINEと連携してテレワーク環境など様々なサービスを提供してくれるのですが、その中に
通勤定期券保有者限定の東急線ワンデーパスというものがございまして…
こちらのお値段、通常の東急線ワンデーパスが1日680円のところ、なんと100円という破格で乗ることが出来るなかなか凄いもの
このご時世ですので兎も角乗って欲しいというのを正直ひしひしと感じるものであります。
こちらの東急線ワンデーパス
最初に乗る時だけスマホ画面で決済済みであることを確認して、あとは券を渡して…という方式かと思いきや、全てスマホで完結するシステムという形に
自動改札機通過不可なので、少々不便ではありますが新しいサービスとしての実証という点や、スマホと紐づけることであまりにも破格過ぎる切符の転売対策という側面も兼ねているものと思われます。
電池切れ等で画面が確認出来ない場合は正規運賃を徴収…とのこと、システム的に致し方ない部分ですし、使う時はモバイルバッテリーの準備は必須と言えますでしょうね
それ以上に100円で乗れるにも関わらず振り替え輸送の対象にはなるというのがなかなか…他社線に行くと少々まごつきそうな予感はしますがw
ということで、早速購入してみましょう
流石にあまりにも破格なので、期間中でも使用回数が東急バス一日乗車券と合わせて10回までに制限されています。
実際に購入
本当に100円で購入出来てしまったのも驚きでありますが、クレジットカード決済で購入出来るというのも非常に新鮮
購入をするとこういった画面に
説明文を読む限り駅まではこのまま行き、駅員さんの前で使用開始する感じのようなのでそのまま駅へ
見切れていて申し訳ないですが、下のバーをタップすると使用中に切り替わり利用日が表示される形に
使用開始と共に上部の竈門炭治郎みたいなデザインの部分が実際にはアニメーションで動く形になっており、偽造などの不正利用対策になっているようです。
アニメーションさえ確認出来れば利用していることになるので、日付は見なくても問題ないデザイン…にはなっていますが、駅によっては日付の確認を求められるケースもあったので、その場合にはスクロールしてあげましょう
※ここまでDENTO公式サイトよりスクリーンショットで引用
ということで、早速100円の東急線ワンデーパスを活用してお出掛け
やってきたのはこどもの国線の恩田駅
意地悪だなぁ…と思われた方は東急好きの方(笑)
ここ恩田駅は東急の鉄道路線では数少ない無人駅でありまして…
スマホタイプの乗車券じゃどうするの?って話になるのですが、インターホンで問い合わせてからインターホンに内蔵されているカメラにスマホの画面を向けることで確認しているようでありました。
正直まごつくかな…とは思っていたのですが、乗り降り共にスムーズに通過することが出来ました。
折角ここまで来たなら…ということで、保存されている8500系8606Fの先頭車2両を見てから次の目的地へ
やってきましたのは池上線の久が原駅
こちらは上下線で改札が別れている駅でして、降り立った下り線ホーム側には駅員さんが居ないのでこちらも対応してもらう形に
恩田駅同様にインターホンがあるのでそちらで対応する形になりますが、こちらにはカメラの装備が無いので、記事的にはモザイクを掛けた部分に表示されている数字を読み上げて通過する形に
こちらもとてもスムーズに通過することが出来ました。
1017F @御嶽山~久が原
良い感じに運用に出ていた1017Fを撮ってこの日のお出掛けはお仕舞に
一部定期券と重複区間があるものの、この日だけでどれだけ得をしたのか計算してみたところ…
市が尾→恩田:正規運賃320円
恩田→久が原:正規運賃470円
久が原→市が尾:正規運賃280円
320+470+280=合計1070円
所定運賃では1070円掛かるところを、なんと100円で移動…東急線ワンデーパスを使ったとしても所定の金額が680円ゆえに580円は得をしているというかなりお得な結果に
それ故に発売条件に制約はありますが、東急各線の定期券保有者であれば絶対に使わないと損だと思いますので、是非とも登録だけでもしておくと役に立つことが出るでしょうし、一日乗車券以外にも東京都心方面への通勤される方やテレワークされる方なら活用出来るサービスも多いですのでお勧めであります。