鉄道コレクションの第3弾で好評を博した小田急の2200形と、新たに2320形を加えて、2021年5月に発売予定とトミーテックから発表されました。

 

こちらは、2006年9月に鉄コレ第3弾として発売された、非貫通2枚窓の小田急2200形のデハ2213・2214と、貫通扉のある新潟交通2200形(元、小田急の2220形)のデハ2229・2230です。

何れも、N化パーツを使用して走行可能にしてあります。

 

5月に発売予定の製品はこちらです。

 newitem_20210114_03.pdf (tomytec.co.jp)

2200形2両セットAは、非貫通の正面2枚窓をした小田急の通勤形車両です。実車は、小田急で初めてカルダン駆動方式を採用した高性能車です。製品資料からは詳細が判りませんが、第3弾と同等品で車番のみ変更(2209/2210)になるのではないでしょうか。2200形を貫通扉のある小田急顔にした改良型が2220形で、今回は発売を見送られています。

 

2320形2両セットBは、今回初登場の製品です。実車は、3000形SE車の登場後に準特急として2300形と共に運用された両開き2扉の2320形を、3扉の通勤車に格下げ改造された後の姿で再現(2321/2322)された製品です。

 

ウィキペディアの「小田急2320形電車」に、格下げ改造時のイメージ図がありましたので転載させて頂きました。

 

元から通勤形車の2200形・2220形と、通勤形車に格下げ改造された2300形・2320形は、何れも2両編成で2400形HE車の増結用に使用された他、後年はこの4形式(全てABFM車)だけを混結した4両編成・6両編成で運用されており、模型的にも様々な編成が組める楽しい車種です。

 

 

 

 

第3弾の製品である1枚目の写真と今回の資料を見比べた際に、うっかり付け忘れているものがあることに気が付きました。添付パーツにあった筈の列車無線アンテナを付け忘れていました。また、正面貫通型の2220形は、塗装こそ小田急色ですが、新潟交通に移籍後の姿ですので側面の社章が小田急時代(OER標記)とは異なっており、小田急車として運用していながら社章を変更するのも忘れていました。これを機会に再整備することにします。

 

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