全3回でお伝えしている「TOHOKU EMOTION」 (東北エモーション)の乗車記です。
その①では車両外観や2号車オープンキッチンをご紹介しました。
 
その②では、往路のランチコースからご紹介します。
 
■3号車テーブル席
往路は3号車テーブル席を選択(本当はコンパートメント個室希望でしたが満席でした💦)
海側に4名×3組、山側に2名×4組という配置。
 

 
海側の4名用テーブルはL字の2名用席を組み合わせたような形。
それでも、窓のサイズにぴったりあうようになっているのは嬉しいですね✨
 
 
山側の2名用テーブルは三角形。
景色は期待できないので、「伊豆クレイル」のように、向かい合わせでもよかった気がします。
 
 
絨毯は、青森県津軽地方の伝統工芸「こぎん刺し」をモチーフにしたデザイン。
 
 
照明は岩手県久慈市の名産「琥珀」をモチーフにしています。
 
 
そんな車内でいただくランチコースはどんな感じなのでしょうか。
 
■ドリンクと前菜
まずは、ノンアルコールのシードルで乾杯🍸️✨
 
TOHOKU EMOTION 」のお料理は半年ごとにシェフが変わり、3か月ごとにメニューが変わるので、何度乗っても楽しめそうで!
 
 
ドリンクは、うれしいフリードリンク制😋
アルコールは、あおもりシードル、高畠ワイン赤白、アサヒスーパードライ、ノンアルコールビール。
ソフトドリンクはオレンジジュース、青森りんごジュース、コーヒー(温冷)、紅茶(温冷)、烏龍茶(温冷)、岩手「龍泉洞の水」などとなっています。
 
お料理1品目は、前菜のアソートです。
ホタテのチップス(左上)、馬肉のタルタル(右上)は、おかわりが欲しくなるほど。
オイルサーディン山椒風味(左下)、東北根菜のバリグール(右下)というラインナップ。
 
 
ワインも頂き、すっかり気持ちよくなってきたところで、車窓の見どころへ。
 
鮫駅を過ぎて減速。
ウミネコの繫殖地として天然記念物に指定されている蕪島(かぶしま)です。
 
でもウミネコの姿が見えません。
それもそのはず、ウミネコが子育てを行うのは3~8月の間だそうです。
 
中央に見える建物は蕪嶋神社とのこと。
 
 
続いて、次の見どころ「葦毛崎展望台」では一時停止🚃
こんなに雄大な太平洋の景観を一望することができます。
 
 
 
■サラダ~メイン
そんな景色に見とれているうちに、次のお料理が出てきました。
秋田県の伝統工芸品「曲げわっぱ」に入っているのはサラダです。
 
中央に乗っているのはお肉ではなく、、メカジキの瞬間燻製。
りんごドレッシングがかかっています。
 
 
次いではスープ、「鴨とフォアグラせり鍋風」
せり鍋は宮城県仙台市の名物ですね。
 
くせがありそうに見えますが、口にするとかなり食べやすくアレンジされています。
 
 
メインは「鶏のサーモンオゼイユはらこ飯風」。
はらこ飯は駅弁でも見かけますが、鮭を煮込んだ煮汁で炊き込んだご飯の上に、鮭の身とイクラをのせる、混ぜご飯のこと。
 
 
 
■デザート
いつの間にか列車は青森県から岩手県に入りますが、太平洋の絶景は続きます🌊
 
 
デザートは会津塗の器に2人分一緒に入っていました。
蓋を開けると、4種のプティフールが登場。
 
料理監修をしている中目黒のCRAFTALEにちなんだ、クラフタルの月、南部せんべい、ずんだ餅、りんごパイです。
 
 
コーヒーなども頂き、くつろいでいると、乗車記念品が引き出しに入っているとの案内。
引き出しを開けてみると、TOHOKU EMOTION のバッジが入っていました。
 
今回はバッジでしたが、コンパートメント個室や、復路のレストラン席でも別の品物になるとのことで、次の乗車の際も楽しみです。
 
 
ただ、記念乗車証やスタンプの用意はないとのことでした😧
 
お味も雰囲気も満足し、ほろ酔い気分で久慈駅に到着🍷
「お帰りもお待ちしております」とのアテンダントさんの見送りのちょっぴり感動し、しばらく久慈駅周辺を散歩することにします。
 
次回は、復路のデザートブッフェコースの様子をお伝えします👋