2020年も押し迫った12月19日のこと、首から重たいデジイチを抱えて紀伊浦神駅まで283系と289系の離合シーンを撮りに行ってきました

なぜ、この2車種が並ぶシーンを撮りたかったのかというと、理由は以下の通りです

 

ちょうどこの前日に、JRグループ各社から毎年恒例となっているダイヤ改正についてのプレスリリースが発表されました

12月の第三金曜日に発表が行われるのはいつものことですが、ご周知のようにコロナ禍ということもあって何かと暗い話題が目立つ内容となっています

 

そんななか、紀勢西線を走る「くろしお」についても、一部の列車で平日の運行を取り止める措置を講じることになりました

新宮を始終着とする6往復の「くろしお」のうち、5・30号が平日運休の対象に含まれており、しばらくは土休日を中心に運行される予定になっています

 

まだ詳しいことは、改正後のダイヤが掲載された時刻表を確認しないと分かりませんが、5・30号は白浜以南へ乗り入れる唯一の289系です

また、283系で運行されている1号は、ダイヤ改正を機にパンダくろしおに変更されることが既に発表されています

 

朧気ながら見えてくるこれらの情報を総合すると、21年春のダイヤ改正で283・289系の運用が変更されることは間違いありません

もしかしたら、2018年から始まった289系の新宮乗り入れが無くなってしまう可能性もゼロではありません

 

 

ということで、前置きが長くなりましたが、紀伊浦神駅へとやって来ました

近くには著名な撮影スポットである”浦神俯瞰”がありますが、駅そのものはあまり有名ではない印象を受けます

 

まずは、和歌山の方から289系「くろしお」5号が到着しました

毎度のことながら、米原駅でよく見かけていた「しらさぎ」用の683系が、まさか「くろしお」になって和歌山の地を走ることになろうとは、想像だにしませんでした

この端正なスタイルの流線形先頭車が地元で見れるのは嬉しいですが、活躍場所が北陸地方だっただけに、何となく”場違い”な感じがしますね

 

 

 

 

 

やがて、新宮からの283系「くろしお」22号が通過し、流線形の先頭車両同士が一瞬だけ顔を揃えるシーンが展開されました

どうしても、午後に新宮方面行きの列車を狙うと、逆光になってしまうのがネックですが、この日はほどよく曇っていたので助かりました

 

 

 

程なくして、出発信号機が進行現示に変わり、「くろしお」5号が発車していきました

せっかく、「くろしお」として第二の人生(車生?)を歩むことになったのですから、もう少しオーシャングリーンが目立つ塗装にして欲しかったですね