旧山陰本線の電化及び複線化のため廃止された嵯峨駅と馬堀駅間を活かして作られた嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線こと嵯峨野トロッコ列車。風光明媚な景観を走るトロッコ列車として有名ですね。開業は1991年でこの手の観光列車のパイオニアだとか。確かに保津狭渓谷の河川脇を走るトロッコ列車の姿は絵になるポイントでもあるようです。

 

 そんな嵯峨野トロッコ列車、復活した路線は駅名のトロッコ嵯峨野駅からトロッコ亀岡駅の7.3キロを結ぶトロッコは全国的にも数を減らすDE10が牽引する仕様も貴重なのかもしれません。DE10自体もポップなカラーリングを施されトロッコに負けずの観光列車の一翼の存在感を演出。されどこの嵯峨野トロッコ列車は冬季は冬眠期間があるようです。

 

 トロッコ嵯峨野駅に閉ざされた門にある案内板によると運転期間は3月1日から12月30日までと記載されていました。ただし駅構内にはDE10とトロッコ列車が春を待つ姿が。梅小路にもう1機のDE10もお昼寝のようです。余談ですが、トロッコ嵯峨野駅の屋外に展示されていたD51型蒸気機関車。所狭しでその巨体を展示していましたが、先の案内版から消されたような。撤去のニュースがありましたが、今は本当に無きになったようです。そんな春を待つ嵯峨野トロッコ列車から。

 

 ラストは梅小路のDE10。   ※撮影は全てナカジさんです。