昨年10月に発売された小田急1000形(ワイドドア車)キットを組み立てます。今回は6両固定編成として落成された1751Fで、新宿駅まで乗り入れてた2011年頃の仕様とします。キットの内容のレビューについては下記の記事をご参照ください。


今回は製作にあたり、「とれいん (2021年1月号)」に掲載されている製作記事を参考にしました。特に鉄道模型雑誌では細かい製作過程が割愛されていることが多いのですが、こちらはランナー切り出しから細かく記載されているので、キット初心者の参考書としてもお勧めです。



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小田急1000形ワイドドア車には2タイプあります。1つ目は6両固定編成として落成されたタイプ。もう一つは4両固定編成として落成され、後に一部先頭車を改造の上、編成組み換えをして6両固定編成にしたタイプです。もしも編成組み換え版を作りたい場合は基本セットが2つ必要になるのでご注意ください。

◆コアレス動力ユニット取り付けの下加工
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このキット自体が2000年頃に発売されたものなので、バリなどもほとんどなく下処理もそれほど必要ではありません。ただしコアレス動力ユニットを取り付ける場合は、裏面のリブをすべて削り落とす必要があるので先に処理ます。

◆車体組み立て
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いきなり帯塗装後の姿でごめんなさい。あまりにもサクサクと進んでしまうので、写真を撮るのを忘れてどんどん進めていました。
組み立ては説明書通りで、まず側面と妻板を合わせて「口」の字に組んでから屋根を装着します。ステンレス車は車体の継ぎ目が目立つので、鋼製車みたいに合わせ目を処理する必要がないのが楽ですが、組み立ての際に接着剤がはみ出ると見た目が悪くなります。
私の場合は難易度が高いのですが、妻板と側板をマスキングテープなどで仮止めしたあと、タミヤセメント(流し込みタイプ 速乾)を継ぎ目にさっと塗ります。塗る際は面相筆を使うと塗りすぎて表面が荒れたりするのを防げるのでオススメです。最後に裏面から瞬間接着剤の低粘度タイプを流し込んで補強・固定をしています。
※接着剤がはみ出た場合は、1000番台くらいの紙ヤスリを垂直にして、はみ出た部分を削ると案外うまくいきます。

◆先頭車(屋根パーツ部分)の隙間埋め
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「とれいん (2021年1月号)」でも指摘されている通り、このキットは先頭車のみ、屋根と側板、前面に隙間ができてしまいます。最初は無視して進めていたのですが、塗装したら思った以上に目立ってしまったので、隙間を瞬間カラーパテで埋めてから紙ヤスリで整形しました。
この工程は塗装前に済ませるのがお勧めです。

◆おまけ
このキットは合いも良く、ストレートに組み立てたこともあって、たったの2時間で箱になってしまいました…。そしてワイドドア車6両だけだと寂しいので、相方としてこんなものも組み立て中です。
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こちらは次回更新します。


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