堺トラム青らん。
堺トラム1001形には3色あって、
初号機が千利休の侘茶と百舌鳥古市古墳群の緑、
茶ちゃ。
弐号機が与謝野晶子と市花ハナショウブの紫、
紫おん。
参号機が浜寺海岸と市旗の藍、
青らん。
前回、平面ダイヤモンドクロスについて書きましたが、
同時に無くなったかつての上町線の南側の終端駅だった住吉公園駅。
時代を感じさせる右から左への漢字表記
近畿の駅百選にも選定されたのですが、残念ながらその選定駅中唯一廃駅となったのがここ。
盲腸線だったのと、途中分岐して浜寺公園方面に行く電停があまりに近いこともあり、老朽化による改修の目途が立たなくなったためだと言われています。
現在ここからは発着していないので最寄りの住吉鳥居前停留所方向への案内板に付け換えられています。
2016年1月の廃止前はこうでした。
百選に選ばれただけに駅舎だけは解体されずに保存されていますが、
ホームの方はというと、
自動車のパーキングになっています。
かつての姿はこうでした。
これを撮ったのは今から10年前くらい。
そしてこちらが廃止寸前の2016年、
発車時刻の案内板の表記を見るとわかりますが、
既に1日上下5~4本づつに整理されており末期であることが確認できます。
これを撮った日は初詣で臨時便がピストン運転されていて、昔の賑わいのままでしたが。
南海線の駅側から見下ろした様子、
レールのあった位置にクルマ、ホームのあった箇所が進入路と駅の名残がそのまま見て取れます。
反対側の駐車場の入口から、
かつてはこうなっていました。
現在は併用軌道(道路)上に統一されたひとつ手前の住吉駅が丁度この位置にありました。
架線柱も残っていて名残を感じます。
最後に帰りの堺駅で、
運行開始のニュースを目にした時からずっと見たかったんですよね。
ラルク(L'Arc~en~Ciel)のHYDOと阪和特急サザンとのコラボ特急列車。
車内のどこかに本人乗車時のサインもあるとのこと。
HYDOといえばアニオタのみなさんにはダブルオーかダリフラでしょうか。
自分もダブルオーの影響で“DAYBREAK'S BELL”今でもよく聴きます。
当時模型作ってるときのBGMにもしてましたからね、あのおかげでガンダムの形のトロフィーいただいたようなものなのでよい思い出です。
同氏の地元和歌山市のふるさと観光大使就任にともなうコラボ企画で、
車両のデザインは同市内で開催されたライブイメージのゴシック調と
廃墟萌えで名高い観光名所でもある友ヶ島の旧要塞のレンガ模様で構成。
当初昨年の10月で運行終了の予定だったので、
その頃巣籠り真っ只中、
焦っていた矢先に今年秋まで延長との情報が入り一安心。
そのうち見に行こうと思っていたところ堺駅でご対面となりました。
なんて素敵な和歌山なんでしょう…
停車中の僅かな時間だったのですが見ることができてよかった。
運行期間中に乗車もしてみたいですね。