東横堀川に架かる高麗橋通の橋です。
御堂筋のイルミネーション点灯期間ということでもありますし、御堂筋から高麗橋通を東に歩いてみます。
高麗橋通と御堂筋との交差点には三菱UFJ銀行大阪ビルがあります。昔の三和銀行本店だったところですね。ビルは伏見町通と高麗橋通に挟まれた1ブロックをまるまる使っていて、ビルの所在地は伏見町三丁目となっています。確かに正面玄関は伏見町側に寄っています。
正面には大阪朝日生命館(上の写真、右端)。いかにも「高度経済成長期に建てました」というデザインのビルです。窓枠が横に長く、角が丸くなっていて特急電車の窓っぽいんです。
なんかキラキラした写真が摂れるなと思ったら、レンズが汚れていたのでした(笑)。ちなみに、いつもガラホで写真を撮っています。
少し歩くと昆布・佃煮の神宗があります。ビルの1階ロビーに閉じ込められた町家、という感じのお店です。
三休橋筋との交差点角(上の写真、左側)にはオペラ・ドメーヌ高麗橋があります。辰野金吾が設計したこのビルのことは別の機会に書こうと思います。右隣(南隣)は日本基督教団浪花教会です。
三休橋筋の街灯はガス灯でオシャレなんですよね~。
ガス灯の下に掲揚されているバナーは医療従事者のみなさんへの感謝の意でしょうか。
もしかして"Thank You"と三休をかけてる?まさか…
ダジャレには厳しいワタクシ、やや急ぎ足で堺筋まで来ました。
交差点の北東角は三井住友銀行大阪中央支店(上の写真)。昔の三井銀行大阪支店です。
北西角は高麗橋野村ビルディング(下の写真)。どちらも堺筋を代表するようなレトロビルです。
江戸時代の高麗橋通には三井呉服店、三井両替店をはじめ、豪商の店舗が立ち並んでいたそうです。その三井両替店がいまの三井住友銀行大阪中央支店に相当します。
堺筋から東へ200メートル進むと高麗橋です。
西詰には日経新聞社があります。
高麗橋は大阪に12箇所あった公儀橋のひとつで、東横堀川の開削と同時に設置されたといわれています。
高麗橋は各街道の起点として重要な場所だったようです。徳川幕府が江戸を起点に設定した五街道は、「京師(京都)までの五十三次」、「大坂(大阪)までの五十七次(中世までの東海道に京街道と連結)」という二つの解釈があり、五十七次の終点はここ高麗橋です。
東詰には阪神高速の高麗橋入口があります。ここは高麗橋通と自動車専用道路(高速道路の入路)とが交差しています。
上の写真は交差点から北の方を見たところ。今橋東詰から高速への入路で、自動車専用となっています。この道を高速道路だと解釈すると、高麗橋東詰は一般道と高速道路との交差点ということになりますね。
橋の下は東横堀川の水門(閘門)になっていて、川を航行する船はここで門の開閉を待ちます(航行には事前申請が要るらしい)。高速の料金所の横に閘門があるという景観はなかなか面白いと思うのですが、いかがでしょうか。
(訪問日2020/12/8)