名鉄には、100km/hしか出せないのに特急運用に就く車両があります。
ダラダラ喋ってもしょうがないのでさっさと写真出しますが、これです。
名鉄6000系。1976年から製造された通勤車です。
もう1カット。
同系列の6500/6800系は最高110km/hですが、上の2写真の6000系は100km/hしか出ません。

本題はここで終わり、以下余談。お忙しい方はブラウザバックをお勧めします。

名鉄の特急には基本的に特急車が充当されるのですが、特急のうち河和・内海〜名古屋の系統(いわゆる河和特急)は平日昼間のみ通勤車が運用に入るんですね。

その平日昼間の河和特急は、かつては5700系/5300系(New Super Romancecar、略してNSRと呼ばれる車両群)という、通勤車ながら特急車並みの車内をもって使われていた車両が運用されていました。
早朝に中部空港へ向かう5305F。この運用は朝ラッシュのピークを中部空港で迎えることにより、混雑を回避します。
しかしながら、この車両群は2扉で乗降に時間がかかる上経年も進んだこともあって2019年に廃車されてしまいました。

でも、平日昼間の河和特急に特急車を使うほどの需要はありませんし…かといって廃止にすると利便性が極端に低下するので、代わりに普通の通勤車を入れて走らせているというわけです。
で、その通勤車には…今は大きく分けて3つのグループがあります。他のグループとの併結は原則不可能です。

1つ目は、いわゆる6R。6000番台の形式を付与された車両群で、先ほどの6000系や6500系、6800系がこれにあたります。VVVF車は存在しなく、割と古い車両ばかりです。最高速度は100〜110km/hです。


2つ目は、いわゆる3R。3000番台(、9000番台)の形式を付与された車両群で、3100/3150/3300/3500/3700系がこれにあたります。最近製造された9100/9500系もこのグループにあたるはず…です(怪しい)。最高速度は120km/hです。


3つ目は、それ以外。地下鉄直通用100/200/300系、瀬戸線用4000系、機器流用車5000系などがあります。色んな車両があるため最高速度はまちまちです。

現在の河和特急には、特急車のほかに6Rと3Rが使用されています。だから120km/h対応の車両も100km/hしか出ない車両も使われます。NSRの最高速度は110km/hでしたから、せめて110km/h以上対応専用運用にすればいいと思う(=6000系出禁)のですが、特にそんなことをしないあたりこれで問題ないのでしょう。

今日はこんなところで!ご覧いただきありがとうございました〜