383系特急「しなの11号」のパノラマ型グリーン車の前面展望が続きます。
383系はデビューしてから既に25年以上が経過しているのに乗車したのはこのときが初めて…。
どうせ乗るならと、指定席券売機で空席状況を確認すると、先頭車両のクロ383の1番C・D席が空いていたので指定席券を即購入したわけです。50代も終盤にさしかかったオヤジが童心に返って購入したわけです。
トンネルをくぐって姨捨駅が近づいてきました。
長野県の塩尻駅と篠ノ井駅を結ぶ篠ノ井線の姨捨駅といえばスイッチバックが残る駅としても貴重です。そして日本三大車窓にも数えられ、長野へ向かう下り列車であれば進行方向右側の眼下に広がる善光寺平や「田毎の月」で有名な棚田が広がる車窓が楽しめることでも知られています。
もちろん特急列車である「しなの」はスイッチバックすることもなく、姨捨駅には目もくれず通過するわけですが、豪華列車「四季島」は篠ノ井線を走るときにはわざわざスイッチバックして立ち寄るコース設定がされています。乗ったことないけど…。
右手にスイッチバックする引き込み線を見て、姨捨駅構内を快調に通過します。
進行方向左側の上の方に姨捨駅が見えます。
警笛を鳴らして姨さここを通過します。
もし、母ちゃんと一緒に乗っていたら
「昔ばなしの『うばすて山』は殿様の命令で山に捨てられる年老いた母親の知恵で息子が助けられて殿様の目も覚めて年寄りを大切にするようになるわけだけど、父ちゃんはそのまま捨てられてしまいそうだねぇ」
などと嘯くことでしょう。
信越本線に合流する篠ノ井駅に到着します。
右手には北陸新幹線の高架も近づいてきます。
篠ノ井から長野までは新幹線と並行します。
篠ノ井駅を発車して信越本線に入って犀川を渡るとまもなく終点の長野となります。
次回に続きます。