昨年(2020年)の河津桜と185系踊り子号をふりかえる

河津駅に到着する185系踊り子114号東京行き(2020/2/22)

河津駅に到着する185系踊り子114号東京行き(2020/2/22)
河津駅前の桜並木を通る185系も今年で見納めとなるが、情勢的に訪問できるだろうか…

毎年2月10日〜3月10日頃にかけて、伊豆半島南部にある河津町では河津桜まつりが開催される。シーズン中には美しい河津桜が満開となり、たくさんの観光客が訪れる。

今年は伊豆急行線にE261系(サフィール踊り子号)、E257系という新しい車両が仲間入りし、また3月のダイヤ改正を前に185系も引退ということで、鉄道写真撮影的にも注目度の高い状況ではあった。しかしご存知の通りの時勢となっており、仮に現在の方針通り2月上旬に緊急事態宣言が明けたとしても例年通りの列車混雑(期間中の特に朝の下り・夕方の上り普通列車は通勤ラッシュに引けを取らない満員電車であった)や道路渋滞は好まれない状況にあるだろう。

…というような事情もあり、現状必ずしも安心して河津桜を観に行けるとは限らないため、せめて昨年(まだ感染症が流行し始める前に)撮影した河津桜や踊り子号の写真を振り返ることで、今年観に行けるようになることの祈願としたい。

本記事では、2枚ほどではあるが河津駅周辺で撮影した185系河津桜の組み合わせをもう2枚ほど。

河津駅に到着する185系踊り子110号東京行き(2020/2/22)

河津駅に到着する185系踊り子110号東京行き(2020/2/22)

冒頭の写真と同じ箇所になるが、河津駅から河津川へと向かう線路沿いの通り(河津桜まつり中は歩行者天国)は、河津桜に加えて菜の花も咲いており、その組み合わせが非常に綺麗である。空が青く晴れていれば、さらにコントラストが最高なものとなる。

駅から非常に近いこともあり、撮影客・それ以外の観光客ともに多い場所ではあるが、手軽ながらも非常に写真映えするスポットである。

河津川河口付近の浜橋から撮影した、185系踊り子107号伊豆急下田行き(2020/2/11)

河津川河口付近の浜橋から撮影した、185系踊り子107号伊豆急下田行き(2020/2/11)

河津川に沿うように桜が咲いていることもあり、鉄橋を渡る列車と河津桜の組み合わせは定番でもある。

この写真の場合は線路からかなり離れた位置とはなるが、川を渡る列車と川の両側の桜を遠景で納めることができる位置の一つである。

185系車両側面の緑ストライプは、このようなアングルだと特に映えるものだと改めて感じる。

 


昨年より河津桜と鉄道の組み合わせを本格的に撮影し始めたが、昨年はどちらかというと当時引退間際の251系スーパービュー踊り子号をメインで追いかけており、185系は乗車機会こそ多かったものの各スポットでのメインでの狙いとはしていなかった。それもあり今年リベンジしたかったのだが、果たして1ヶ月で状況は上向きになるであろうか…

 

なお、昨年の河津桜シーズンに撮影したスーパービュー踊り子号等の写真は、下記のシリーズ記事にまとめている。拙い写真ではあるが、河津桜と列車の組み合わせを何種類か撮影したので、河津や伊豆急行線沿線で安心して撮影できるような状況になった際の参考になれば幸いである。