今年も3月にダイヤ改正が行われます。
今年はコロナ禍で深夜帯の需要が減ったことを受けて、
終電の繰り上げが実施されます。
これに関しては後て・・・
一方、千葉県のJR線では新車投入による大幅な運行形態の変化が行われます。
今年の千葉地区は例年以上に話題が多い改正になります。
今回の改正の最大の話題といえば、
新型車両のE131系のデビューです。
通勤電車の房総地区への新車投入は、113系以来無く(総武快速のE217系を除く)
特急型を含めても、E257系500番台以来の新型電車となります。
内房線の木更津~安房鴨川間
外房線の上総一ノ宮~安房鴨川間
鹿島線の佐原~鹿島神宮間
これら3区間で投入されるほか、
成田線の成田~佐原間(鹿島線直通列車のみか?)でも運用されることが決まりました。
またこれに合わせて、ワンマン運転が開始になり、成田・鹿島線では2両、
内房線・外房線では4両での運用が予定されています。
※成田~佐原間は車掌も乗務のツーマン運転になります。
また、鹿島線へ1往復運転される総武快速は改正後も存続され、
こちらは鹿島線でもツーマン運転になります。
そして内房線・外房線ではワンマン運転とともに、
安房鴨川駅での乗り換えを無くし、木更津から安房鴨川を経由し上総一ノ宮まで
南房総を半周する直通列車で運転されます。
これにより、外房線でも日中、上総一ノ宮を境に系統分裂が起きることになります
(特急わかしお号は除く)
E131系はこれぐらいにして、内房線と外房線を見てみます。
内房線では夜間帯の千葉~館山間の電車を上総湊駅で折り返し、
木更津始発のE131系の館山方面直通電車へ乗り換える形になります。
千葉からの館山方面直通電車は早朝と夜間に数本が残るだけとなります。
また千倉~安房鴨川間は全ての列車がE131系の運転に統一されます。
209系の内房線運用は千葉~千倉間に限定され、
千葉からの安房鴨川行きは外房線のみの運転となります。
その他、平日のさざなみ9号に接続する形で千葉22:04発の千倉行きが設定されます。
現行の千倉行き終電が21:37発で現行より30分遅くなります。
因みに、22:04発は現行は京葉線車両による木更津行きですが、
改正後は今の千倉行きが走る21:37発ごろに
京葉線車両の木更津行きが設定される見込みです。
外房線では早朝の勝浦発京葉線経由の東京行き(平日通快・土休日快速)
勝浦の発車時刻が現在の06:08発から06:25発になります。
勝浦06:07発には新たに千葉行きが設定され、上総一ノ宮発の総武快速と連絡します。
日中は安房鴨川発着の普通が上総一ノ宮での折り返しになります。
夜間帯は東京19:38発の京葉線からの上総一ノ宮行き、
平日のみ20:00発のわかしお19号からの接続電車として、
上総一ノ宮始発21:11発、勝浦行きが設定されます。
なお利用客の状況から、内房線の千葉~木更津間と総武快速で本数の見直しが行われます。
最後に終電の繰り上げについて。
中央総武線各駅停車と京葉線で終電の繰り上げが行われます。
総武快速線と房総各線は現行通りとなりますが、
接続等で、多少の時刻の変更が行われる場合があります。
中央総武線各駅停車
千葉発津田沼行き・・・現行00:59発→改正00:31発
(千葉発中野行きの終電は現行通り23:42発)
千葉行き・津田沼行きの終電
千葉行き・・・西船橋00:59発→00:36発
津田沼行き・・・西船橋01:10発→00:54発
また、津田沼発千葉行きのみ初電の繰り下げが行われます。
京葉線
東京発蘇我行き
現行00:35発→改正00:05発
蘇我行き終電の後に、新習志野行き終電00:24発を設定。
※西船橋からの京葉線は00:24発の新習志野行きが蘇我行き終電と接続。
後続の00:37発の終電は乗り換え不可となる。
蘇我発東京行き
現行24:00発→改正23:50発
※西船橋からの東京行き終電接続は23:49発の新習志野行きで南船橋乗り換えとなる
00:02発では東京行きへの乗り換えが不可となる。
蘇我発新習志野行き
現行24:40発→改正24:20発
都心から千葉市への終電は20~30分ほど早くなります。
特に最終ののぞみ号(東京23:46着)から蘇我行きの終電はギリギリで、
遅延すると乗り換えができなくなる可能性があるので注意です。
今回はボリュームがたっぷりなダイヤ改正となります。
その他の地区は次回紹介します。