皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

Tomix製キハ26首都圏色は発売前に10両予約購入しておりこれで十分と思っていましたが、製品発売にちなんで色々資料を見直したりしていると首都圏色のキハ55が欲しくなってきてしまいました。年始に量販店に行くとまだ売れ残っていましたので思わず救いの手を差し伸べてしまいました。

 

↑近くのヨドバシカメラで売れ残っていたものを思わず買ってしまいました。

 

今回発売された首都圏色シリーズはキハ26のみでした。キハ26は「バス窓」の車まで首都圏色が発売されましたが実車では10と12の2両しか存在せず、それが2両セットで発売されているという不可解な状況です。その割に数十両が存在したキハ55の首都圏色は発売されませんでした。またキユニの首都圏色も期待したのですがこれもありません。ちょっと微妙な製品化でしたね。なので今回は購入した2両をキハ55首都圏色に仕様変更したいと思います。

 

↑このために確保してあったキハ55を2両用意します。

 

↑ドナーとなるキハ55です。中古で入手しましたが急行色で1段窓のグループは高値になっており、また出品も少ないので入手が大変です。

 

↑では種車となるキハ55急行色2両と、キハ26首都圏色2両を並べてみました。

 

↑キハ55急行色とキハ26首都圏色です。キハ55とキハ26には(私が見る限り)車体関係に差異はありません。そもそもキハ26が当初登場した際は需給の関係で将来キハ26をキハ55に改造できるように台枠を同一にしているという文献記載があります。車体関係は恐らく同一なのでしょう。屋根上の排気管もキハ26・55ともに2つあります。水タンクは両形式とも床上装備なので屋根上にも差異はありません。ということで、このキハ55とキハ26の床下を入れ替えるだけで首都圏色のキハ55が出来上がります。

 

↑キハ55首都圏色の出来上がりです。なんとも簡単というか…。

 

↑急行色の2両はキハ26になりました。

 

これがキハ58系ですと側面の機関冷却水給水口の数、給油口の位置が異なり、更に2エンジン車では屋根上に水タンクが搭載されており1エンジン車と2エンジン車の入れ替えは相当困難になります。キハ55系は楽で良かったです。

 

買ったばかりの首都圏色は何も手を付けていなかったので整備します。列車無線アンテナが無いので、信号炎管・台車排障器、便所流し管くらいなのであまり手は掛かりません。

 

↑整備点は、ぱっと見は信号炎管くらいしか見えませんね。

 

↑これで無事に首都圏色のキハ55の完成です。しかし問題なのは車番インレタがありません。。。 その前にキハ55で首都圏色になっていた車の探索から始めないといけないですね。

 

私の印象では富山にいたキハ55が最晩年首都圏色になっていました。そしてキハ52と組んで大糸線で活躍していました。

 

↑このようにキハ55+キハ52とか、

 

↑逆にしてキハ52+キハ55とか。いやはやバリエーションが増えて良いですね。

 

ただし大糸線は1982年以降キハ58の大量流入が始まりまして、キハ55は比較的早く淘汰されてしまいました。このような編成は比較的レアな部類に入るでしょう。

 

その他、九州や東北でも首都圏色のキハ55がいましたが全容は掴みきれていません。

 

↑キハ55とキハ52を並べてみました。本当に顔立ちは似ており、首都圏色になってしまうとオデコのタイフォンくらいでしか見分けがつきません。

 

なおキハ20系ではタイフォンが選択式になっているのに対し、キハ55系はスリット式カバーがモールドされており交換できません。キハ55系もバリエーションが多かったので、選択式だったら良かったのですが…。

 

私は幼少の頃キハ55系の存在なんて知らず、いきなり首都圏色のキハ55系を見た時には「何だこれは!?、キハ22の片運車!?」などと度肝を抜かれたものです。しかしこの製品どれくらい売れたのでしょうかね。私が模型休止中に発売されたキハ55系の初期急行色は相当余っているようで中古市場では良く出てきます。それより基本の急行色を再販して欲しいという気もするのですが。

 

ということで今回は「キハ55首都圏色を作る」でした。まぁ床下を入れ替えるだけで非常に楽でしたね。

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!