前回の記事の続きです。
前回の記事:JR北海道フリーパスの旅(2018.3.28)3日目 その20〜津軽鉄道芦野公園駅にて(フリーパス番外編)
はい、新年初の更新となります。
あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。
ひとまずは恒例の新年のごあいさつ記事は後日としまして、旅行記の続きを書かせていただきます。
2両編成の列車がやってきまして・・・
1両目が一般気動車で、2両目が旧型客車の編成となっています。
そう、この列車が津軽鉄道名物のストーブ列車であります。
本来ならば、機関車牽引による客車での運行となりますが、こちらは気動車牽引による客車の運行となっています。
ストーブ列車である旧型客車に乗るさいは、乗車券の他に「ストーブ列車券」という追加料金が必要となります。
なので、地元の方々のために追加料金を払わずに乗れる一般気動車も連結されているというわけでございます。
その一般気動車を機関車代わりに客車を牽引して運用の効率化を図っているようであります。
もちろん僕は追加料金を払って2両目の旧型客車に乗り込みました。
車番はオハ46 2で、Wikipedia先生によると昭和58年に国鉄から譲渡された客車のようです。
車内で乗車券とストーブ列車券を購入いたしました。
いわゆる手書きの補充券となっています。
こちらがストーブ列車の車内です。
一見すると、座席が並ぶ旧型客車ですが、
列車内にストーブが設置されているのが最大の特徴となっています!
もちろんレプリカではありません。昔から使われている石炭を燃料としたストーブです。
ストーブ前の座席をよく見ると、
継ぎや焦げ跡が見られます。
短いですが、動画でストーブ列車の様子を撮ってみました。
芦野公園から津軽中里まではご覧のようにほぼ貸切状態でした。
おそらくは団体さんが金木駅で大量下車した後であるためと思われます。
あと、写真中央に煙突が見えます。
ストーブの煙は屋根上に出されます。
再び終点の津軽中里に着きました。
一旦下車しまして、再び窓口できっぷを購入し、折返し便で五所川原まで行きます。
機関車代わりとなった気動車が切り離され、動力を持たない客車はそのままホームで待機となります。
一方の切り離された気動車は機回しが行われ、機回し線を通って五所川原方面に付け替えられます。
「機回しってなーに?」とお思いの方々のために再びWikipedia先生による文章を引用いたします。
具体的な例はこちらをご覧いただければおわかりになるかと思います。
現在において、いわゆる一般運用の客車列車がほぼ無くなったのは、起終点時における機関車の付替えの手間と、機回し線の用地確保の必要性があり、運用時の人員も増えて効率低下を招いたのも関係しているでしょう。
それらの作業を必要としない電車や気動車に取って代わられたのは時代の流れとはいえ、少々寂しい限りであります。
そのような中で、観光資源としての価値を見いだして40年近くも客車列車を維持して定期的に運行し続けてくれている津軽鉄道には、いち鉄道ファンとして心から拍手をおくりたい気持ちであります。
機関車代わりとなる気動車が五所川原方面に付け替えられました。
再びストーブ列車に乗車いたします。
津軽中里駅の窓口で入場券とともにきっぷを購入しました。
昔ながらの硬券が使われているのも鉄道ファンにとっては最高であります。
ストーブ列車では車内販売が行われています。
それでは、出発進行ー!
さっそくお酒とスルメを買いました。
購入したスルメはストーブの上で焼いてもらえます。
走行中の列車でのむお酒は格別ですなぁ
ただし、列車内にはトイレはついてないので、「のみすぎちゅうい」ですぞ
津軽の車窓を見ながらほろ酔い加減でストーブ列車の旅を堪能いたします。
金木駅で対向列車との交換です。
ここで団体さんが乗ってこられましたが、人数は10人くらいで混雑はありませんでした。
金木駅の構内にはなんと、現役の腕木式信号機が2018年現在も稼働中です!
腕木式信号機はJRでは全て役目を終え、地方鉄道においてもほとんどが姿を消しましたが、2018年現在でも腕木式信号機が現存しているのがこの津軽鉄道が唯一となりました。
硬券・旧型客車・腕木式信号機と昔ながらの鉄道アイテムが揃う津軽鉄道はまさに、ローカル線界における横綱といっても過言ではないでしょう!
嘉瀬駅では静態保存されているキハ22が保存されています。
こちらの車体色はかなり独創的なデザインがされていますが、実は香取慎吾さん自らデザインされたものです。
確か1990年代後半のテレビの企画でデザインされた記憶があります。
あれから20年以上経っていれば、かなり劣化しているはずなのに、ものすごくキレイになっています。
調べたところなんと、2017年に香取慎吾さんが再び津軽の地を訪れて新たに塗り替えてくれたそうな、すばらしい!
この一文にグッと来ました。
僕はテレビの芸能関係にはあまり興味はありませんが、こういった20年前の活動も忘れず大切に思ってくれていることは本当に尊敬いたします。
列車は木造の五農校前駅舎を通り、
構内に留置されている古い車両が見えれば終点の津軽五所川原です。
芦野公園〜津軽中里〜津軽五所川原と、0.7往復のストーブ列車の旅をを終え、津軽五所川原駅に着きました。
つづく。
次の記事へ続きます。
次の記事:JR北海道フリーパスの旅(2018.3.28)3日目 その22〜津軽五所川原駅のボットントイレの写真(フリーパス番外編)
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前回の記事:JR北海道フリーパスの旅(2018.3.28)3日目 その20〜津軽鉄道芦野公園駅にて(フリーパス番外編)
はい、新年初の更新となります。
あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。
ひとまずは恒例の新年のごあいさつ記事は後日としまして、旅行記の続きを書かせていただきます。
2両編成の列車がやってきまして・・・
1両目が一般気動車で、2両目が旧型客車の編成となっています。
そう、この列車が津軽鉄道名物のストーブ列車であります。
本来ならば、機関車牽引による客車での運行となりますが、こちらは気動車牽引による客車の運行となっています。
ストーブ列車である旧型客車に乗るさいは、乗車券の他に「ストーブ列車券」という追加料金が必要となります。
なので、地元の方々のために追加料金を払わずに乗れる一般気動車も連結されているというわけでございます。
その一般気動車を機関車代わりに客車を牽引して運用の効率化を図っているようであります。
もちろん僕は追加料金を払って2両目の旧型客車に乗り込みました。
車番はオハ46 2で、Wikipedia先生によると昭和58年に国鉄から譲渡された客車のようです。
車内で乗車券とストーブ列車券を購入いたしました。
いわゆる手書きの補充券となっています。
こちらがストーブ列車の車内です。
一見すると、座席が並ぶ旧型客車ですが、
列車内にストーブが設置されているのが最大の特徴となっています!
もちろんレプリカではありません。昔から使われている石炭を燃料としたストーブです。
ストーブ前の座席をよく見ると、
継ぎや焦げ跡が見られます。
短いですが、動画でストーブ列車の様子を撮ってみました。
芦野公園から津軽中里まではご覧のようにほぼ貸切状態でした。
おそらくは団体さんが金木駅で大量下車した後であるためと思われます。
あと、写真中央に煙突が見えます。
ストーブの煙は屋根上に出されます。
再び終点の津軽中里に着きました。
一旦下車しまして、再び窓口できっぷを購入し、折返し便で五所川原まで行きます。
機関車代わりとなった気動車が切り離され、動力を持たない客車はそのままホームで待機となります。
一方の切り離された気動車は機回しが行われ、機回し線を通って五所川原方面に付け替えられます。
「機回しってなーに?」とお思いの方々のために再びWikipedia先生による文章を引用いたします。
機回し(きまわし)とは、機関車を列車編成の先頭部から最後部へ、切り離して転線することにより付け替える(前方から後方へ移動させる)作業のことである。機関車回し作業とも呼ばれる。
具体的な例はこちらをご覧いただければおわかりになるかと思います。
現在において、いわゆる一般運用の客車列車がほぼ無くなったのは、起終点時における機関車の付替えの手間と、機回し線の用地確保の必要性があり、運用時の人員も増えて効率低下を招いたのも関係しているでしょう。
それらの作業を必要としない電車や気動車に取って代わられたのは時代の流れとはいえ、少々寂しい限りであります。
そのような中で、観光資源としての価値を見いだして40年近くも客車列車を維持して定期的に運行し続けてくれている津軽鉄道には、いち鉄道ファンとして心から拍手をおくりたい気持ちであります。
機関車代わりとなる気動車が五所川原方面に付け替えられました。
再びストーブ列車に乗車いたします。
津軽中里駅の窓口で入場券とともにきっぷを購入しました。
昔ながらの硬券が使われているのも鉄道ファンにとっては最高であります。
ストーブ列車では車内販売が行われています。
それでは、出発進行ー!
さっそくお酒とスルメを買いました。
購入したスルメはストーブの上で焼いてもらえます。
走行中の列車でのむお酒は格別ですなぁ
ただし、列車内にはトイレはついてないので、「のみすぎちゅうい」ですぞ
津軽の車窓を見ながらほろ酔い加減でストーブ列車の旅を堪能いたします。
金木駅で対向列車との交換です。
ここで団体さんが乗ってこられましたが、人数は10人くらいで混雑はありませんでした。
金木駅の構内にはなんと、現役の腕木式信号機が2018年現在も稼働中です!
腕木式信号機はJRでは全て役目を終え、地方鉄道においてもほとんどが姿を消しましたが、2018年現在でも腕木式信号機が現存しているのがこの津軽鉄道が唯一となりました。
硬券・旧型客車・腕木式信号機と昔ながらの鉄道アイテムが揃う津軽鉄道はまさに、ローカル線界における横綱といっても過言ではないでしょう!
嘉瀬駅では静態保存されているキハ22が保存されています。
こちらの車体色はかなり独創的なデザインがされていますが、実は香取慎吾さん自らデザインされたものです。
確か1990年代後半のテレビの企画でデザインされた記憶があります。
あれから20年以上経っていれば、かなり劣化しているはずなのに、ものすごくキレイになっています。
調べたところなんと、2017年に香取慎吾さんが再び津軽の地を訪れて新たに塗り替えてくれたそうな、すばらしい!
「アテンダントとして走行中の車内から『20年前に香取さんが描いた車両』と案内し続けてきたが、これからは『20年の時を経て、香取さんが再び描いてくれた車両』と案内できる」と笑顔を見せる。
この一文にグッと来ました。
僕はテレビの芸能関係にはあまり興味はありませんが、こういった20年前の活動も忘れず大切に思ってくれていることは本当に尊敬いたします。
列車は木造の五農校前駅舎を通り、
構内に留置されている古い車両が見えれば終点の津軽五所川原です。
芦野公園〜津軽中里〜津軽五所川原と、0.7往復のストーブ列車の旅をを終え、津軽五所川原駅に着きました。
つづく。
次の記事へ続きます。
次の記事:JR北海道フリーパスの旅(2018.3.28)3日目 その22〜津軽五所川原駅のボットントイレの写真(フリーパス番外編)
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