「110番の日」や「明太子の日」、「かんぴょうの日」、「さんま寿司の日」などに制定されている今日は、全線開通21年目を迎えた多摩モノレール、6年前にさよなら運転を行った銚子電鉄1000形デハ1002、関東ローカルな磁気乗車カード「パスネット」についてご紹介させていただきます。
110番の日は、警察庁が1985年12月に制定し、翌1986年1月10日から実施されています。
全国の警察で、ダイヤル110番の有効・適切な利用を呼びかけるキャンペーンが行われます。
明太子の日は、福岡の食品会社「ふくや」が1949年の1月10日に販売を開始したのを記念に制定しました。
さんま寿司の日は、三重県熊野市の産田神社でこの日に行われる例祭の後の直会で、熊野灘沿岸の郷土食「さんま寿司」の原形とされる寿司が出されることから三重県熊野市のさんま寿司保存会が2004年に制定しました。
【多摩モノレール全線開通】
多摩モノレールの跨座式モノレール車両1000系は4両編成16本が活躍している
多摩モノレール1000系は、走行機器はIGBT素子によるVVVFインバータ制御と回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキで、ATOを備え、ワンマン運転を実施しています。
建設工事に遅れが生じたことなどから全面開業が2000年1月にずれ込み、総工費も当初予定の2倍ほどに膨れあがり、2000年3月末時点で既に100億円近い累積赤字を抱える状態からのスタートでしたが、利用者数が開業から順調に伸び、営業損益は開業6年目の2005年に黒字に転換しました。
将来的に上北台駅から東京都西多摩郡瑞穂町にある箱根ヶ崎駅、多摩センター駅から東京都町田市の町田駅などに延伸する計画があり、今後の動向が注目される路線です。
【銚子電鉄1000形デハ1002】
2015年1月10日に、銚子電鉄1000形デハ1002が、さよなら運転「ありがとうデハ1002号」を最後に営業運転を終了しました。
銚子電鉄1000形は、日立電鉄に譲渡される予定だった営団地下鉄2000形のうち、2046, 2040の車体に2033, 2039の運転台を組み合わせて両運転台化し、営団地下鉄1500形電車(2代)と営団地下鉄3000系の機器・パンタグラフ・富士急行モハ5700形(元小田急2200形)の台車を取り付けたデハ1001とデハ1002の2両が活躍してました。
電装品など営団地下鉄3000系の機器類が流用された(写真は長野電鉄に譲渡された3000系)
台車は富士急行5700形のものだった
デハ1002は、2011年11月26日から赤い車体に白帯の丸ノ内線カラーに塗装変更され、2015年1月10日のさよなら運転「ありがとうデハ1002号」を最後に営業運転を終了、現在は仲ノ町車庫で保存されています。
相方の銀座線塗装だったデハ1001は、2016年2月28日のさよなら運転「〜昭和の名車 ありがとう〜おつかれさま デハ1001 イベント」をもって営業運転を終了、現在は松戸市にある私設博物館「昭和の杜博物館」で保存されています。
【パスネット販売終了】
2000年10月14日に導入されましたが、2007年から導入されたICカード乗車券「PASMO」によって、2008年1月10日の終電をもって販売を終了、2008年3月14日(一部事業者は2009年3月13日)の終電をもって自動改札機での取り扱いを終了、2015年3月31日の終電をもって完全に終了となりました。
1月10日は、こんな出来事があった日でした。
今日も皆様にとって良い1日となりますように(駅名標の両隣の駅名にご注目)
今回も最後までご覧下さり、ありがとうございました!